日本造船業、人手不足が深刻化。異業種競合、円安も逆風。受注拡大の重しに
日本造船業の人手不足が深刻さを増している。国内造船各社は、受注低迷で操業を落とした2010年代後半の造船不況下で人材が流出。人手が戻らない中で造船所の再稼働が最近あった北部九州や瀬戸内では、造船会社…
【インタビュー 自動車船・RORO船社の舵取り】ホーグオートライナーズ日本法人代表取締役 フランソワ・ディヴィリアーズ氏。次世代船、来夏から投入
ノルウェーの自動車船・RORO船大手ホーグオートライナーズの日本法人のフランソワ・ディヴィリアーズ代表取締役が日本海事新聞の取材に応じ、「環境に優しい船舶を先進的に投入し、顧客の輸送需要と環境ニーズ…
IHI、アンモニアターミナル開発へ。蘭ボパックと共同で検討
IHIと、タンクターミナル運営などを手掛ける蘭ロイヤル・ボパックは21日、日本での効率的で付加価値の高いアンモニアターミナルの開発・運営を共同で検討する覚書を締結したと発表した。火力発電の炭素排出を…
RORO船「すおう」座礁。春山海運保有。商船三井さんふらわあ用船
21日午前1時10分ごろ、春山海運(愛媛県今治市)が保有し、商船三井さんふらわあが用船するRORO船「すおう」(1万1675総トン、全長179・9メートル)が松山市沖の怒和島水道南側の岩礁に乗り上げ…
栗林商船、「ゲートラダー」35%省燃費。特許保有、既存船にも効果。欧州会議で報告
栗林商船などが特許を保有する新型舵「ゲートラダー」を既存船にレトロフィット(据え付け工事)したトルコの内航貨物船で約35%の燃費性能向上を確認したことが明らかになった。イスタンブール工科大学で先月開…
【インタビュー フィリピンでの船員供給事業】ドーレ・シーフロント・クルーイング(マニラ)社長 アイリス・バギラット氏、ドーレ・グループオーナー代表 トーレ・ヘンリクセン氏。保有船415隻の強み生かす
独ドーレ・グループはコンテナ船や不定期船など合計約415隻の世界最大級の船隊を誇る。同グループは船舶管理、用船、船舶金融、保険、乗組員管理、ロジスティクスなど包括的なサービスを提供する世界有数の海事…
ノーザンライツ、ヤラとCO2輸送契約。年80万トン。世界初、越境CCS
CO2(二酸化炭素)の回収・貯留(CCS)事業を手掛けるノルウェーのノーザンライツは20日、同国の肥料大手ヤラ・インターナショナルと年間80万トンのCO2の輸送・貯蔵契約を結んだと発表した。契約期間…
改正海上運送法、一部施行令 閣議決定。船長要件強化など、知床旅客船事故受け
国土交通省は20日、昨年4月に知床半島沖(北海道)で発生した観光船沈没事故を受け、旅客船の安全対策として、運航管理者の試験制度創設や行政処分・罰則の強化などを盛り込んだ「海上運送法等の一部を改正する…
商船三井・三浦工業、MP回収装置「HQ」、NK認証
商船三井と三浦工業が共同開発したマイクロプラスチック(MP)回収装置「HQ」=施工イメージ=が、日本海事協会(NK)からイノベーション・エンドースメント認証を取得した。NKと両社が21日発表した。…
【10月航空混載】JAFAまとめ、輸出重量17%減。マイナス幅縮小、自動車が回復傾向
航空貨物運送協会(JAFA)がまとめた10月の日本発の輸出航空混載重量は、前年同月比17%減の6万5970トンだった。前年実績を下回るのは22カ月連続。引き続き荷動きの低調が続いているが、マイナス幅…
ONEジャパン、輸入トラック、回送予定検索ツール導入
オーシャンネットワークエクスプレス(ONE)ジャパンは20日から、輸入トラックの回送スケジュールを検索できるツールを導入した。輸入貨物の揚げ地のコンテナヤード(CY)から荷渡し地のCY間のドレージ(…
【港湾セミナー】YKIP・横浜港埠頭、横浜港活用呼び掛け。仙台で、井本商運・CMA―CGMも講演
横浜川崎国際港湾会社(YKIP)と横浜港埠頭会社は20日、仙台市で横浜港物流セミナーを開催した。同セミナーは横浜市との共催。横浜港は基幹航路の維持拡大に向けて東日本の港と連携協定を締結し、国際フィー…
郵船ロジ、SCのGHG排出量管理。輸送レーン別などで分析
郵船ロジスティクスは20日、サプライチェーン(SC)の可視化・データ管理、分析が可能なデジタルソリューション「Yusen Vantage Performance(YVP)」の機能を拡充し、GHG(温…
日新、デジタルFW拡充、FCL見積もりも。費用・スケジュールを一覧で
日新は21日、国際輸送に必要な業務がオンラインで一貫して行えるデジタルフォワーディング(FW)サービス「Forward ONE(フォワード・ワン)」で見積もり検索サービスの範囲を拡大し、船便FCL(…
キヤリア、リーファーコンテナ2000本。陽明海運に納入
冷凍装置大手キヤリアトランジコールドは20日、台湾コンテナ船社の陽明海運にリーファーコンテナ「PrimeLINE(プライムライン)」2000本を納入したと発表した。陽明海運は冷蔵貨物フリートの拡大に…
NIPPON EXPRESSホールディングス、会社人事
NIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD) (12月1日)NXHD事業戦略部専任部長(人財戦略部勤務MeeTruck出向副社長兼COO兼営業統括部長兼営業統括部営業推進部長)町田秀…
【いばらきの港特集】常陸那珂に新規航路開設へ。2024年問題解決の切り札に
物流の「2024年問題」が世間で注目を集める中、首都圏の海の玄関口として茨城県内港湾の存在感がこれまでにないほど高まっている。24年4月からトラックドライバーの時間外労働の上限が960時間に制限され…
【いばらきの港特集】常陸那珂港区中央ふ頭、D岸壁延伸で全面供用。水深14メートルE岸壁の早期事業化も
茨城県は港湾機能のさらなる強化に向けて、ハード面の整備にも力を注いでいる。茨城港の外内貿物流の中核を担う常陸那珂港区では、主に完成車の取り扱い拠点として機能している中央ふ頭D岸壁(水深12メートル)…
【いばらきの港特集】針谷雅幸・茨城県港湾振興監に聞く。北海道と西日本を結ぶハブ港に。コンテナ取扱量、過去最高更新ペース
物流の「2024年問題」をきっかけに海上輸送への注目度が高まる中、茨城県の港湾に熱い視線が注がれている。茨城県土木部の針谷雅幸港湾振興監に、港の概況と利便性向上のための施策などについて聞いた。…