海外船主、市況連動型を検討。貸船契約、短期収益モデル
一部の海外船主が自社保有船の貸し出しで、インデックス・リンク(市況連動型)と呼ばれる契約を検討している。邦船オペレーター(運航船社)や海外オペでも中長期の定期用船案件が少なく、数カ月間やスポットなど…
WSC調査、コンテナ流失増加。過去2年で事故多発
コンテナ船社の国際団体であるWSC(世界海運評議会)は22日、海上コンテナ流出に関する報告書の2022年版を取りまとめた。報告書では、洋上で流失したコンテナの本数の年間平均(08―21年の平均値)は…
川崎汽船株主総会、自営事業 利益倍増へ。明珍社長、新たな経営ステージに
川崎汽船は23日、東京都内で定時株主総会を開催し、明珍幸一社長=写真=が「当社は新たな経営ステージに入った。財務体質の抜本的な改善を果たしたことで、資本の有効活用と成長戦略が重要課題になる」と中長期…
NBP、経常最高益195億円。前期、市況上昇を享受
日本郵船のドライバルク子会社NYKバルク・プロジェクト(NBP)が23日付官報で公示した2022年3月期決算は経常損益が195億円の黒字に転換し、13年10月の同社発足以来の最高益を達成した。前の期…
【インタビュー 船舶管理大手の事業戦略】コロンビア・シップマネジメント アジア地域担当マネジングダイレクター、ビジネス開発担当グループダイレクター デミトリス・クリソストモウ氏。船管会社の枠を超えて
船舶管理大手のコロンビア・シップマネジメント(CSM、本社・キプロス)は、コンテナ船やタンカーを中心に400隻を超える船舶管理を手掛ける。同社は従来型の船舶管理業務を超えた付加価値サービスを提供し、…
新時代造船、メガコン20隻受注。MSC向け LNG焚き
中国民営造船大手の新時代造船は、スイス船社MSCからLNG(液化天然ガス)燃料焚(だ)きの大型コンテナ船計20隻を受注した。内訳は1万1400TEU型と8100TEU型を10隻ずつ。中国船舶工業行業…
パワーエックス、岡山・玉野に蓄電池工場。日本最大級、24年春出荷
世界初の電気運搬船実現に取り組むスタートアップ、パワーエックス(PowerX、伊藤正裕社長)は23日、岡山県玉野市に日本最大級の蓄電池組立工場「Power Base」を建設すると発表した。2023年…
KNOT、シャトル船1隻発注。舟山中遠海運重工に
日本郵船とノルウェー船社クヌッツェングループが共同出資するクヌッツェンNYKオフショア・タンカーズ(KNOT)がシャトルタンカー1隻を発注した。受注した中国の舟山中遠海運重工が20日に公表した。…
【総会】舶用機関整備協会、新会長に冠氏
日本舶用機関整備協会は22日、東京都内で第11回定時総会、臨時理事会を開き、新会長に冠康秀副会長(今治ヤンマー社長)を選出した。荒井誠二会長(テック両羽会長)は顧問に就任した。同協会は舶用機関整備技…
飯野海運、VLCC1隻売却。特別利益29億円計上
飯野海運は23日、連結子会社が保有するVLCC(大型原油タンカー)1隻を売却すると発表した。これに伴い、2023年3月期の連結決算で固定資産売却益として約29億円の特別利益を計上する。売船する…
【22年3月期】三菱鉱石輸送、経常黒字に転換。ドライ市況上昇寄与
三菱鉱石輸送(本社・東京都千代田区)が21日官報に告示した2022年3月期決算は、経常損益が21億円の黒字に転換した。前の期は900万円の赤字だった。ドライバルク船市況の上昇が収益改善要因になったと…
北星海運、新社長に加藤氏。内航総連・前理事長
RORO船など内航船6隻を保有・管理している北星海運(本社・東京都中央区)は23日、同日開いた定時株主総会後の役員会で加藤由起夫専務執行役員=写真=が社長に昇格する人事を決めた。加藤氏は国土交通省出…
国土交通省、人事異動
国土交通省 (6月24日)海事局海洋・環境政策課付(日本貿易振興機構ジェトロ・ロンドン事務所所員)髙橋信行▽海事局検査測度課付(外務省在英国日本国大使館一等書記官)中尾和也…
【匠かんさい】(79)八馬汽船、安全運航・環境保全に尽力
ルーツは160年余り前の1861(文久元)年にまでさかのぼる。後に八馬財閥の礎を築くことになる初代八馬兼介が、米穀商の八馬屋を起こしたのが始まりだった。兵庫・灘で仕込んだ清酒などを船で運んでいたこと…
内外トランスライン、名古屋→深圳 直行混載。業界初、越境車両停滞に対応
内外トランスライン(NTL)は7月から、名古屋港積み深圳(蛇口)向け直行海上混載(LCL)サービスを始める。香港―深圳間では中国政府のゼロコロナ政策でクロスボーダー(越境)トラックの輸送機能が低下し…
澁澤倉庫、BYDジャパンと提携。EVバッテリーの循環利用で
澁澤倉庫(大隅毅社長)は23日、中国の電気自動車(EV)大手、比亜迪(BYD)の日本法人ビーワイディージャパン(BYDジャパン、劉学亮社長)と、EVバッテリーの循環利用などで業務提携契約を締結したと…
アルペン、愛知にアパレル用倉庫。最新マテハンで6割省人化
スポーツ用品販売のアルペンは22日、福玉と協業し、愛知県大口町に大型倉庫「大口ディストリビューションセンター」(4万3000平方メートル)を2024年初頭に稼働させると発表した。村田機械の国内最大規…
BPA、釜山新港、移動式の陸電接続ケーブル2基導入。環境負荷軽減へ
韓国・釜山港湾公社(BPA)は22日、釜山新港に移動型陸上電源供給設備(オルタナティブ・マリタイム・パワー、AMP)接続ケーブル2基を国内で初めて導入したと発表した。同ケーブルは長さ60メートルで、…