コンテナ航路、日本発北米向け需要後退。上海ロックダウン響く。割り当て埋まらず
日本発北米向けコンテナ航路では今、急激に需要後退が発生している。上海ロックダウン(都市封鎖)の影響で部品供給が止まり、国内製造企業の生産に支障が出ているためだ。大手荷主の出荷減に加え、フォワーダーに…
インドネシア―欧州、ドライ貨物4―5割増。露制裁で石炭代替か
インドネシア積み―欧州揚げのドライ貨物荷動きが増加している。英国の船価鑑定大手ベッセルズ・バリュー(VV)の集計によると、3月は前年同月比5割増、4月は4割増に拡大。ウクライナ侵攻に伴う対ロシア制裁…
伊藤忠、バイオバンカーで協業、蘭グッドフューエルズと
伊藤忠商事は18日、バイオ資源由来の船舶用燃料(バンカー)サプライヤーである蘭グッドフューエルズと協業契約を締結したと発表した。世界最大のバンカリング(燃料供給)拠点であるシンガポールや日本を含むア…
欧州議会、外航排出量取引へ前進。環境委で可決
EU(欧州連合)欧州議会の環境委員会は17日、外航海運へのEU排出量取引制度(EU―ETS)導入を含めたGHG(温室効果ガス)削減パッケージ「Fit for 55」を賛成多数で可決した。6月上旬…
【検証 知床観光船沈没】(1)戸田総合法律事務所弁護士・海事補佐人 山本剛也氏・青木理生氏に聞く。海事弁護士から見た事故の背景と論点。安全管理規程の順守が焦点
北海道・知床半島沖で4月23日、観光船「KAZU I(カズワン)」(乗客乗員26人)が沈没した。18日時点で死者14人、行方不明者12人となっており、事故原因について特定できていない。日本海事新聞で…
ユーロシーズ、2800TEU型2隻発注。現代尾浦で24年納期
ギリシャ船主ユーロシーズは16日、韓国・現代重工業グループの現代尾浦造船に2800TEU型コンテナ船2隻を発注したと発表した。契約総額は約8600万ドル(約111億円)で、船価は1隻当たり4300万…
三菱鉱石輸送、座礁・分断・油濁を想定。危機広報訓練、模擬会見も
三菱鉱石輸送は17日、同社が保有・管理する石炭積載のケープサイズ型バルカーが北海道室蘭沖で座礁して船体が折損・分断し、油濁も起きたとの想定で危機広報訓練を実施した。小笠原和夫社長をトップとする危機対…
【22年3月期】オーケーエム、経常益29%減7.2億円。販売単価下落などで
船舶用などバルブ製造を手掛けるオーケーエムの2022年3月期連結決算は、経常利益が前の期比29%減の7億2400万円だった。販売費や一般管理費は圧縮したものの、船舶排ガス用バルブでの競合他社の台頭に…
ILO、海上労働条約改正案を採択。PPE着用など
国際労働機関(ILO)は16日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の教訓を踏まえ、海上労働条約(MLC2006)の改正案を採択したと発表した。改正内容は、個人用防護具(PPE)の確実な…
関東旅客船協会・山﨑会長、安全運航「最重要使命」。積極的対策へ
関東旅客船協会(会長=山﨑潤一・東海汽船社長)は17日、横浜市内で2022年度通常総会を開いた。総会で再任された山﨑会長はあいさつで、4月に北海道・知床半島沖で発生した遊覧船事故を踏まえ、「安全運航…
補正予算案、燃油高騰対策1.2兆円
政府は17日、コロナ禍での「原油価格・物価高騰等総合緊急対策」の関係経費などを盛り込んだ2022年度補正予算案を閣議決定した。内航船で使う重油や軽油を含む燃料油価格激変緩和事業のための予算は1兆16…
サムスン重工、LNG船3隻受注。1隻2・23億ドル
韓国造船大手のサムスン重工業は17日、LNG(液化天然ガス)船3隻を受注したと韓国取引所に告示した。発注者はアフリカ船主としている。契約総額は8623億ウォン(約6億7053万ドル、1ドル=1286…
大宇、LNG船1隻解約。期限内の代金未払いで
韓国造船大手の大宇造船海洋は17日、LNG(液化天然ガス)船1隻の建造契約の解約を韓国取引所に告示した。船主が履行しなければならない条件付きで、2020年10月に受注を発表した3隻のうちの1隻。船主…
UHL、重量物船2隻発注。滬東中華に23・24年納期
独重量物船社ユナイテッド・ヘビーリフト(UHL)は16日、吊り上げ能力900トンの重量物船2隻を中国船舶集団(CSSC)傘下の滬東中華造船に発注したと発表した。2023年と24年の竣工を予定する。こ…
【Newsクリップ】飯野海運、飯野ビルで太陽光発電。CO2年30トン削減
飯野海運は17日、同社が所有する飯野ビルディング(東京都千代田区)の屋上に太陽光発電設備を設置し、運用を開始したと発表した。太陽光発電設備の能力は58・92キロワットで、CO2(二酸化炭素)排出量を…
日舶工、第2回交流会開催。次世代海洋エンジニア会
日本舶用工業会は11―13日、「次世代海洋エンジニア会(NGMEA)」の第2回交流会を開催した。会員企業28社36人が参加した。新型コロナウイルス感染症の状況を考慮しつつ、参加者に事前のPCR検査を…
ゼンポート、貿易書類管理を効率化。画像・データを関連付け
貿易管理プラットフォーム(PF)を開発・運営するZenport(ゼンポート、太田文行代表取締役)はこのほど、PDFなどの貿易書類をPF上で効率的に管理するための専用アプリ「ZenBox」をリリースし…
物流倉庫議連総会、原油高・コスト上昇に対応を。緊急決議を採択
自民党の物流倉庫振興推進議員連盟(会長=浜田靖一衆院議員)は18日、東京・永田町の同党本部で総会を開いた。日本倉庫協会(日倉協)と日本冷蔵倉庫協会が最近の原油高への対応や2023年度予算編成・税制改…
鴻池運輸、オンラインで国際物流手配。KBX、海上先行・8月に航空も
鴻池運輸は17日、輸出入業務の手配依頼から進捗(しんちょく)確認、手配完了までの一連の機能をオンラインで行えるサービス「KBX」を開始したと発表した。4月から先行して見積もりを除く海上輸出業務でのサ…