パシフィック・ベイスン、NSY・三井物産と覚書。中小型バルカー、環境対応で連携
香港のドライバルク船大手パシフィック・ベイスン(PB)のマーティン・フルアガードCEO(最高経営責任者)は11日に日本海事新聞社などの取材に応じ、日本シップヤード(NSY)、三井物産との間で、中小型…
NX中国、中国→欧州 新ルート。ロシア経由回避、BCP輸送拡充
NIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)は11日、グループ会社のNX国際物流(中国)が中国発欧州向けで、カスピ海を経由する複合輸送サービスを開始したと発表した。中国―欧州間で従来の…
日港協・久保会長、女性が働きやすい港づくり必要
日本港運協会の久保昌三会長=写真=は11日、東京都内で会見し、海上輸送を中心とした世界的なサプライチェーン混乱が続く現状について「いずれは港湾混雑も改善し、通常に戻っていくのではないか」と述べた。一…
【水平線】長期パートナ―シップ構築を
空前のコンテナ運賃の高騰が、海運大手の業績を押し上げている。長年低運賃にあえいできた船社にとって千載一遇のチャンス。一方で、荷主からは「運賃が高過ぎる」「スペースが取れない」などの悲鳴が上がる。…
【インタビュー 倉庫会社の戦略】東陽倉庫社長・武藤正春氏、多領域で同時成長へ
名古屋市に本社を置く東陽倉庫は、国内外で展開する倉庫ネットワークをベースに、総合物流企業として多角的な事業を展開している。2023年に創業130周年を迎える同社の経営方針や今後の事業展開などを武藤正…
【市況2022】ケープ、今年最高値。太平洋でタイト化。航路平均2.8万ドル
18万重量トン級ケープサイズバルカー市況は10日付の主要航路平均レートが前日比2291ドル高の2万8703ドルに上昇し、今年最高値を更新した。6営業日続伸となり、過去1週間で1万ドル強上昇。豪州の資…
海外船管、長期乗船0.3%に改善。5月の船員交代指標
世界の海上貿易の発展に取り組む国際的NPO「グローバルマリタイムフォーラム」(GMF、本部・デンマーク)はこのほど、アジア・欧州の主要な船舶管理会社の船員9万人を対象にした5月の「ネプチューン宣言船…
【MariTech 海事未来図】DBシェンカー、自律運航ゼロエミ船導入へ。家具大手向け、欧域内で
独大手フォワーダーのDBシェンカーは、欧州域内で自律運航可能なゼロエミッションフィーダーコンテナ船を導入する計画を明らかにした。このほど、家具販売大手エコーネス、船舶設計会社ナバルダイナミクスのノル…
【22年3月期】内海造船、最終黒字に転換。新造船10隻受注
内海造船が11日発表した2022年3月期連結決算は、最終損益が1億4300万円の黒字に転換した。前の期は9億7100万円の赤字で、通期の最終赤字は14年3月期以来7年ぶりだった。資機材価格の上昇で既…
【22年3月期】日立造船、営業益1%増。機械部門など固定費削減
日立造船が11日発表した2022年3月期連結決算は、営業利益が前の期比1%増の155億円だった。舶用原動機などを含む機械・インフラ部門と環境部門は工事コストや固定費の削減が進んだものの若干の減益にと…
【22年3月期】中国塗料、経常益84%減。原材料高でコスト増
中国塗料が11日発表した2022年3月期連結決算は、経常利益が10億円と前の期比84%減だった。世界的な資源高の影響で主要原材料価格が軒並み高騰。調達コストが大幅に増加したことが響いた。販売価格の見…
【Newsクリップ】MOLプラス、ESGファンドに出資。革新技術で社会課題解決
商船三井が100%出資するコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)MOL PLUS(MOLプラス)は11日、ESG(環境・社会・企業統治)領域に特化した米国・カナダの投資ファンド「パンゲア・ベンチ…
MODEC、22年1―3月期、税引き前損失24億円
三井海洋開発(MODEC)の2022年1―3月期連結決算(国際会計基準IFRS適用)は、税引き前損益が24億円の赤字(前年同期は55億円の黒字)だった。ブラジルレアルの急騰による為替差損の発生などが…
鉄道・運輸機構、共有船使用料金利改定。固定型一部、見直し型全て
鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構、河内隆理事長)は1日付で、船舶共有建造制度の共有船の使用料金利(年率)を改定した。固定型では11年超12年以内、14年超15年以内、17年超18年以内…
国土交通省海事局、船員労働災害防止へ、22年度優良事業者募集
国土交通省海事局は、2022年度の船員労働災害防止優良事業者の募集を開始した。同制度は船員の労働災害防止に向けた船舶所有者らの自主的取り組みを促すため、労働災害の防止に優れた成果を上げている船舶所有…
ナビオスMP、1―3月期、調整後純利益7倍の110億円。ドライ・コンテナ高騰
ギリシャ海運大手ナビオス・グループのバルカー・タンカー・コンテナ船事業会社ナビオス・マリタイム・パートナーズ(ナビオスMP)が10日発表した2022年1―3月期決算は、調整後の純利益が前年同期比7・…
アルプス物流・新中計、売上高1400億円。東欧・北米・インド拡充。過去最高益へ
アルプス物流は2023年3月期(今期)―25年3月期の中期経営計画で、最終年度の数値目標を売上高1400億円(前期実績1138億円)、営業利益率5・3%以上(同5・3%)とし、売り上げ・営業利益とも…
ニチレイ、低温物流に435億円投資。新中計、海外売上高も拡大
ニチレイは10日、2025年3月期を最終年度とする新中期経営計画「Compass Rose2024」を発表した。3年間で成長投資615億円を予定するが、うち7割強の435億円を低温物流事業に投じる。…
ヤマトHD、前期経常益10%減。ネットワーク再構築
ヤマトホールディングス(HD)の2022年3月期業績は、売上高が前の期比6%増の1兆7936億円、営業利益が16%減の771億円、経常利益が10%減の843億円、純利益が1%減の559億円だった。E…
ONE、リーファーの冷媒 再利用。PSAと共同で
オーシャンネットワークエクスプレス(ONE)は10日、シンガポールの港湾運営大手PSAインターナショナルと共同で、リーファーコンテナで使用する冷媒の再利用に成功したと発表した。使用する冷媒ハイドロフ…