北米西岸港湾労使交渉、楽観論も予断許さず。前倒しで10日から、「自動化」争点
米国西岸港湾の混雑はグローバルSCの混乱に大きな影響を与えており、同労使協約更改交渉の行方はコンテナ物流関係者にとって今年最大の関心事となっている。直近の2014年更改交渉は越年交渉となり、荷主は航…
邦船大手、自己資本比率50%前後に。好業績で財務強化
邦船大手3社(日本郵船、商船三井、川崎汽船)の財務体質が急速に改善している。コンテナ船事業の歴史的な高収益を受け、2022年3月期決算で3社そろって過去最高益を確保したことが寄与する。財務の健全性を…
飯野海運、経常益4割増94億円。前期、ケミカル船市況高を享受
飯野海運が10日発表した2022年3月期連結決算は、経常利益が前の期比39%増の94億円だった。ケミカル船市況が想定より高い水準で推移したことや、事業投資先からの配当金増加、1―3月期の円安などが寄…
船協、海賊対処で自衛隊・海保庁に謝意。ジブチ拠点開設10周年式典
日本船主協会の友田圭司副会長らがこのほどジブチを訪問し、5日に現地で自衛隊拠点開設10周年記念式典に参加した。式典に併せて一行は同拠点を訪問。友田副会長は日々海賊対処行動に従事し、日本関係船舶とその…
【22年3月期】川重船舶関連部門、営業益89%減11億円。新造受注はVLGC5隻
川崎重工業が10日発表した2022年3月期連結決算は、船舶海洋事業を含むエネルギーソリューション&マリンセグメントの営業利益が11億円と前の期比89%減だった。船舶海洋事業での防衛省向け潜水艦工事量…
【22年3月期】住重船舶関連部門、営業益9%増182億円。新造船受注3隻
住友重機械工業が10日発表した2022年3月期連結決算は、船舶部門を含む「エネルギー&ライフライン」部門の営業利益が前の期比9%増の182億円だった。新造船の受注実績は未公表だが、期間中に前の期と同…
国交省、小型旅客船安全対策、運航基準順守など確認
国土交通省は10日、4月23日に北海道・知床半島沖で発生した遊覧船海難事故を踏まえた緊急安全対策を実施すると公表した。運航基準の順守指導のほか、携帯電話が陸上との通信手段として常時つながるかなどを調…
商船三井、排ガス処理装置開発へ。自動車船、25年に米で導入
商船三井は10日、米カリフォルニア州で港に着桟中の自動車船から排出される大気汚染物質を軽減できる新処理システムの開発・導入を決定したと発表した。2025年から運用を開始する予定だ。商船三井はカ…
国交省、小型船安全対策検討委、事故受けきょう初会合
斉藤鉄夫国土交通相は10日の記者会見で、北海道・知床半島沖で発生した遊覧船事故を踏まえ、小型旅客船での安全対策を検討する委員会の初会合を11日に開くと明らかにした。委員には海事法制や舶用工学、船員養…
IoS―OPコンソーシアム、シンク・ネイチャーが参加。海洋生態系データと連携
日本海事協会(NK)子会社のシップデータセンター(ShipDC)は10日、IoS(船のインターネット)オープンプラットフォーム(IoS―OP)コンソーシアムにシンク・ネイチャーが参加したと発表した。…
ノルデン、1―3月期純利益1.1億ドル。ドライ市況回復・売船益
デンマークの不定期船大手ノルデンの2022年1―3月期決算は、純損益が1億1710万ドル(約150億円)の黒字に転換した。前年同期は1490万ドルの赤字。ドライ市況上昇に加え、船舶売却益2800万ド…
【竣工】三菱重工長崎、護衛艦「もがみ」
■三菱重工長崎 護衛艦「もがみ」 三菱重工業はこのほど、長崎造船所長崎工場(長崎市)で防衛省向け3900トン型護衛艦「もがみ」=写真=を引き渡した。同艦は「もがみ」型護衛艦のネームシップで、同シ…
赤阪鉄工所 通期予想、最終黒字1億8500万円に。配当は年30円を継続
赤阪鉄工所は6日、2022年3月期単独業績予想の利益項目を上方修正し、最終損益が1億8500万円の黒字(昨年5月の前回予想は2200万円の黒字)になりそうだと発表した。前の期は2億3400万円の赤字…
MODEC、FPSOが生産開始。ブラジル沖合鉱区向け
三井海洋開発(MODEC)は6日、ブラジル国営石油会社ペトロブラス率いるリブラコンソーシアムから受注・建造していたFPSO(浮体式石油生産・貯蔵・積み出し設備)が、同国沖合で生産を開始したと発表した…
サムスン重工、1―3月期 赤字幅縮小
韓国造船大手サムスン重工業の2022年1―3月期連結決算(速報値)は、営業損失が949億ウォン(約95億円、1ウォン=0・1円)と、赤字幅が前年同期の5068億ウォンから縮小した。売上高は、海…
NK、船体設計支援システム刷新。構造規則の改正に対応
日本海事協会(NK)は9日、船体構造規則の全面改正に対応した船体構造設計支援システム「PrimeShip HULL2022」を公開したと発表した。新システムでは新たな規則要件に基づく評価機能、設計作…
ABS、CO2回収の展望、25日にウェビナー
米船級協会ABSは25日、「二酸化炭素(CO2)回収の展望」をテーマにウェビナー(日本語)を開催する。CCUS(CO2回収・有効利用・貯留)の工程などについて概要を説明する。ウェビナーは、5月…
山九、物流事業の業績拡大。荷動き高水準、今期営業益23%増
山九は今期(2023年3月期)、物流事業の業績として売上高は前期比4%増の2988億円、営業利益は23%増の135億円を計画する。国内物流が堅調なのに加え、コンテナや国際貨物、輸出入の取扱量が引き続…
山九、ケミカルセンター、大阪・高石に新設。危険物倉庫8棟
山九は9日、大阪府高石市に危険物倉庫8棟からなる「関西ケミカルセンター」(仮称)を新設すると発表した。1棟当たりの倉庫面積は約1000平方メートル。自社施設の建設により、危険物倉庫の需要拡大に対応す…
三井倉庫HD、5年で1300億円投資。グループ理念と新中計公表
三井倉庫ホールディングスは10日、新たにグループ理念を制定するとともに、2023年3月期を初年度とする新5カ年計画「中期経営計画2022 Be the First-Call Company~深化によ…