BBC案件「劣化」懸念。船主の余剰マネー、償却財源確保で
日本船主に持ち込まれているBBC(裸用船=ワード参照)案件に「劣化」の懸念が出ている。円安で船主の手元には余剰マネーが滞留、船主が償却財源の確保を急いでいることが背景にある。BBCは貸出先の用船者が…
商船三井、サステナブル計画策定。人権・調達方針も公表
商船三井は18日、持続可能な社会の実現と企業価値向上を目指す「MOL サステナビリティープラン」を策定したと発表した。事業を通じて優先的に取り組むべきサステナビリティー課題(マテリアリティー)を一部…
日本郵船、LPG焚きVLGC3隻目。アンモニア輸送兼用。川重に発注
日本郵船は18日、LPG(液化石油ガス)も燃料として使用できる2元燃料エンジンを搭載した大型LPG・アンモニア運搬船シリーズ3隻目のVLGC(大型LPG運搬船)を川崎重工業に発注したと発表した。川崎…
【MariTech 海事未来図】Gen2エナジー、水素運搬コンテナ船開発。世界初、500FEU型AIPへ
ノルウェーの水素関連企業Gen2エナジーは同国の船舶設計会社シリウス・デザイン&インテグレーションと提携し、世界初となる水素運搬コンテナ船を開発する。両社がこのほど、圧縮水素を充填(じゅうてん)した…
【水平線】災害対策の強化
福島県沖地震で一部不通となっていた東北新幹線が先週14日、全線で運転を再開した。脱線事故で復旧まで約1カ月もかかり、人流面の被害は甚大だった。地震による東北新幹線の運休は昨年2月に続き2年連続。大雨…
PB、ハンディサイズ4隻売船。環境対応加速、73隻に速度制限装置
香港の不定期船大手パシフィック・ベイスン(PB)は13日、2022年1―3月期の営業実績を発表し、ハンディサイズバルカー4隻を売却したことを公表した。燃費効率が劣る小型で高齢の船を手放し、コア船隊を…
内航荷主連携強化懇談会、働き方改革・取引環境、両者「協力し課題対応」
国土交通省海事局はこのほど、3月29日に同省内で開催した内航海運と荷主の連携強化に関する懇談会の結果概要をまとめた。各荷主団体は船員の働き方改革や、内航海運の取引環境改善を図るために改正された船員法…
現代重G、受注堅調 足元8隻。コンテナ船など
韓国造船最大手の現代重工業グループは、堅調に受注を続けている。足元でコンテナ船6隻、自動車船(PCTC)2隻の計8隻を確保した。自動車船はLNG(液化天然ガス)燃料型となる。グループの造船持ち…
日立造船、アプリサービス開始。運航データを可視化
日立造船は18日、クラウド型ウェブアプリケーションサービス「HiZAS VDA(Vessel Data Analysis)」の販売を開始すると発表した。各種運航データを陸上に送信するプラットフォーム…
日本政府、アンモニア焚き指針策定を。MSC105に提案
国土交通省海事局は18日、第105回海上安全委員会(MSC105)に日本政府がアンモニア燃料船の安全ガイドライン(指針)策定に向けた検討開始の提案を実施すると発表した。同指針の策定を通じ、アンモニア…
日舶工、技術・研究成果を発信。「Sea Japan」で
日本舶用工業会は、東京都江東区の東京ビッグサイトで20―22日に開かれる国際海事展「Sea Japan 2022」に参加する。従来と同様、国土交通省などの官庁や関連団体・企業などで構成する「S…
【新型コロナ】一部の邦船社、配乗船員のワクチン接種。8割が3回目終了
邦船社の中で配乗船員への新型コロナウイルスのワクチン接種が進んでいる。一部の船社では自社で配乗可能な船員のうち8割超が3回目の接種を終えた。同社関係者は「昨年以降、寄港時や船員国で接種できる環境整備…
【新型コロナ】日本郵船、海外出張の制限緩和へ
日本郵船は15日、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた勤務体制を発表した。18日以降も出社率50%程度以下を維持する。対象は日本郵船本店と支店勤務者。期間は18日から当面の間。最大週4日の在…
ツネイシHD、TCFDに賛同表明。4つの視点で情報開示
ツネイシホールディングス(HD)は18日、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言に今月賛同し、環境対応を加速するとともに適切な情報開示を推進すると発表した。「ガバナンス」「戦略」「リスク…
三菱重工マリンマシナリ、バルチラと協業深化。軸発電装置販売で
三菱重工マリンマシナリは18日、欧州舶用メーカーのバルチラとの間で、バッテリーとのハイブリッドシステムを含む同社の軸発電装置に関して、日本国内市場向けに協業を深化させると発表した。三菱重工マリンマシ…
ホンダ、海上輸送を改革。事業基盤強化。輸送方法多様化など
ホンダは二輪事業で、国際海上コンテナ輸送の改革に取り組んでいる。輸送ルートの再構築、輸送方法の多様化、データ管理の強化、脱炭素・CO2(二酸化炭素)削減を進め、製品供給の安定化を図る。「アフターコロ…
陽明海運、LNG焚きコンテナ船整備。台湾船社初、1.5万TEU5隻発注
台湾船社の陽明海運は15日、環境負荷の少ないLNG(液化天然ガス)燃料を使用する1万5000TEU型コンテナ船5隻を発注したと発表した。同社は1月14日、台湾証券取引所の公告で、1万5000TEU型…
トレードワルツ、日本の貿易3割カバーへ。製品版説明会を開催
貿易情報連携プラットフォーム(PF)「TradeWaltz」を運営するトレードワルツは18日、PFの輸出入機能の製品版の説明会をオンラインで開いた。製品版の現機能と今後の機能・サービス拡充、料金体系…
PIL、バイオ燃料。コンテナ船に試験利用
シンガポール船社パシフィック・インターナショナル・ラインズ(PIL)はこのほど、コンテナ船のエンジンにバイオ燃料を使用する実証実験を行ったと発表した。同実験では、バイオ燃料が実用可能かどうかを検証。…
欧州当局、客室の貨物搭載終了へ。7月31日まで
欧州航空安全機関(EASA)はこのほど、現在承認している旅客機の客室内を利用した貨物輸送について、7月31日に終了することを決めた。旅客便の復便に伴うベリー(貨物室)の利用増加などが背景にあるとみら…