日本郵船、通期経常9300億円。コンテナけん引、利益剰余金1兆円強。海運大手3社、過去最高益
海運大手3社が2022年3月期の通期業績予想を一段と引き上げている。3日出そろった経常利益予想は日本郵船9300億円(前期比4・3倍)、商船三井6500億円(4・9倍)、川崎汽船5400億円(6倍)…
川崎汽船、経常益5400億円へ。中計策定、配当は据え置き
川崎汽船は3日、2022年3月期の通期連結経常利益が前期比6倍の5400億円になりそうだと発表した。21年11月の前回予想から39%上方修正した。持ち分法適用対象のコンテナ船事業会社オーシャンネット…
商船三井・三菱造船、コンセプト研究完了。アンモニアFSRU
商船三井と三菱造船は3日、浮体式アンモニア貯蔵再ガス化設備(アンモニアFSRU)に関するコンセプトスタディーを完了したと発表した。脱炭素エネルギーとしてのアンモニア利活用を促進し、世界各国でのアンモ…
川崎汽船、役員新体制。昇格3人・新任1人
川崎汽船は3日、4月1日付の役員新体制を決めたと発表した。浅野裕史、岩下方誠、田口雅俊の3執行役員が常務執行役員に昇格するほか、佐藤文芳氏が新任執行役員となる。取締役の異動はなく、担当業務についても…
【海運トップに聞く 下期の舵取り】(6)乾汽船社長・乾康之氏、ゼロエミ船4000万ドル強
――通期の連結経常利益で過去最高の103億円を見込む。「特別な思いはない。われわれが頑張った成果というよりも、あくまでマーケット上昇の結果であり、全社員が冷静に受け止めている」 「ただ、過…
三井物産・マースクT・カーギル、船舶GHG削減を展開。5船主と契約。省エネ機器と融資提供
三井物産、デンマーク船社マースク・タンカース、米穀物大手カーギルは2日、船舶のGHG(温室効果ガス)排出削減サービス「Njord」を公表した。専門チームによる船舶最適化の可能性評価を基に、省エネ装置…
液化水素船、豪を出港。「すいそ ふろんてぃあ」、中旬 神戸へ
川崎重工業が建造した世界初の液化水素運搬船「すいそ ふろんてぃあ」(タンク容量1250立方メートル)が1月28日、豪ヘイスティングス港の液化水素積み荷基地から日本の液化水素荷役実証ターミナル「Hy …
近海郵船、敦賀―博多RORO船航路、3―6月 土曜便運休
近海郵船は敦賀(福井県)―博多RORO船航路について、3月5日から6月25日までの土曜出港便の運航を休止する。2019年4月から「働き方改革関連法」が施行されたのを受け、土曜日稼働が減少している状況…
大宇、8隻 計15億ドル超 成約。コンテナ船・LNG船
韓国造船大手の大宇造船海洋は今年に入り、受注を積み上げている。足元でコンテナ船6隻、LNG(液化天然ガス)船2隻の計8隻を成約。受注総額は15億ドル超に達した。大宇は3日、8隻の受注を韓国取引…
エネティ、米国造船と協議打ち切り。WTIV建造巡り
モナコ船社エネティ(旧スコルピオ・バルカーズ)は1日、米国の自国籍船限定制度ジョーンズ・アクトに準拠した風力発電設備設置船(WTIV)の建造に向けて進めてきた、同国造船所との協議を打ち切ったと発表し…
【Newsクリップ】川崎汽船、CCSの研究機関加盟。CO2回収貯留事業推進
川崎汽船は2日、カーボンニュートラル社会の実現に不可欠な技術であるCCS(CO2〈二酸化炭素〉回収貯留技術)の世界展開を進める国際シンクタンク「グローバルCCSインスティテュート」(GCCSI)に加…
川重、中国合弁造船業績が悪化。鋼材高など響く
川崎重工グループ全体の2021年4―12月期連結決算は、経常損益が213億円の黒字だった。前年同期は5600万円の赤字。黒字化も営業外損益では前年同期の36億円の黒字から、177億円の赤字に転落。こ…
オランダ沖、バルカーが事故で漂流。ケミカル船と衝突
オランダの沿岸警備隊は1日、1月31日に同国沖でマルタ船籍のハンディサイズバルカー「Julietta D」とケミカル船「Pechora Star」の衝突事故が発生したと発表した。2隻はエイマイ…
鉄道・運輸機構、共有船金利を改定。固定型は8期間で
鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構、河内隆理事長)は1日付で、船舶共有建造制度の共有船の使用料金利(年率)を改定した。固定型のうち、9年超10年以内、17年超18年以内など8つの共有期間…
川崎汽船、組織変更、会社人事
川崎汽船 【組織変更】 (2月1日)1、AI・デジタライゼーション戦略グループと情報システムグループを統合し「デジタライゼーション戦略グループ」とする。同グループは「DX推進チーム」と「情報…
NCA、経常益2.3倍の564億円。4―12月期、需給逼迫 運賃高寄与
日本郵船が3日発表した2021年4―12月期連結決算によると、日本貨物航空(NCA)の経常利益は前年同期比約2・3倍の564億円だった。国際旅客便の運休・減便による貨物スペースの減少が継続する中、航…
ジャパントラスト、在来船で緊急輸送。北米西岸向け、3月に名古屋積み
【中部】ジャパントラスト(本社・名古屋市、菅哲賢社長)は3月末、名古屋港からロサンゼルス(LA)港向けに在来船による緊急輸送を予定している。北米航路でコンテナ船のスペースが逼迫(ひっぱく)し、LA港…