郵船調査、世界のコンテナ輸送と就航状況。21年荷動き8%増。過去10年で最多。船腹23年6.6%増
日本郵船は15日、調査リポート「世界のコンテナ輸送と就航状況」2021年版を発表した。21年の新造船竣工量(推定値)は139隻119万2000TEUで、解撤量を差し引いた全体の船腹量の伸び率は前年比…
【市況2021】ケープ軟化3.3万ドル。6200ドル安、調整局面入りか
18万重量トン級の鉄鋼原料船ケープサイズバルカーのスポット用船市況が急落している。ロンドン市場の14日付主要5航路平均レートは前日比6289ドル安の3万2838ドルと4営業日続落。先週前半まで豪州の…
名門大洋フェリー、「フェリーきょうと」就航。大阪南港でお披露目
【関西】名門大洋フェリーが大阪南港―新門司(北九州市)航路に就航させる1万5025総トン型新造船「フェリーきょうと」の就航記念式典が15日、大阪市の大阪南港フェリーターミナルであった。同日の会見では…
【商社に聞く 船舶事業の新潮流】(3)三菱商事船舶部長・岡隆文氏、価値創造へ各事業を融合
――船舶部の事業方針は。「船舶部のミッションはさまざまな業界関係者を『つなぐ』ことだと思っている。トレーディング事業や船舶保有事業を通じて船主、用船者、造船所、舶用機器メーカー、金融機関らをつ…
クラークソン集計、代替燃料船 発注残643隻。LNG焚き6割
英クラークソン統計によると、12月初め時点で世界の代替燃料船の新造発注残が643隻(LNG〈液化天然ガス〉輸送船を除く、100総トン超が対象)に達した。このうちLNG燃料焚(だ)きが393隻(LNG…
韓国造船大手2社、1―11月受注約3倍に。大宇は商船以外も成約
韓国造船大手の大宇造船海洋とサムスン重工業の1―11月の受注高は、それぞれ前年同期の約3倍となった。商船ではコンテナ船、ガス船、タンカーなどが好調なほか、大宇は海洋プラント、潜水艦、風力発電設備設置…
名門大洋フェリー会見、環境・物流・船旅にこだわり。旅客サービスでコロナ禍脱却へ
【関西】名門大洋フェリーは15日、大阪南港―新門司航路で16日から就航させる新造船「フェリーきょうと」船内で会見した。新造船は大型化によりモーダルシフトに対応、環境面では新技術を採用した。旅客面もサ…
室蘭の洋上風発拠点化、市と大成建設が連携。関連する産業誘致も
北海道室蘭市は洋上風力発電拠点化への取り組みを進めている。11月には室蘭市と大成建設が室蘭港などでの浮体式洋上風力発電関係の技術開発などで包括連携協定を締結した。来年1月下旬には関係官民で組織する協…
三菱重工マリンマシナリ、累計受注100基。換装用プロペラで
三菱重工マリンマシナリは15日、2013年から納入を開始したレトロフィット(換装)用プロペラの累計受注台数が100基に達したと発表した。同プロペラは、船舶が減速運航する際の主機エンジンの負荷制限に合…
【進水】三菱重工長崎、護衛艦「みくま」
■三菱重工長崎 護衛艦「みくま」 三菱重工業は10日、長崎造船所本工場(長崎市)で防衛省向け3900トン型護衛艦(FFM)=写真=の命名・進水式を実施したと発表した。同艦は三菱重工が2019年…
中国塗料、CMPセラゼウス出荷開始。薄膜型ショッププライマー
中国塗料は12月上旬から、住友重機械マリンエンジニアリングに、国内初の薄膜型ショッププライマー「CMPセラゼウス」の販売、出荷を開始した。日本の造船所の一次防さび用プライマーとして、1998年から標…
滬東中華造船、LNG船3隻受注。ペトロチャイナ向け
中国船舶集団(CSSC)傘下の滬東中華造船はこのほど、中国エネルギー大手の中国石油天然気(CNPC=ペトロチャイナ)グループと中国海運最大手のCOSCOグループ向けに17万4000立方メートル型LN…
アバンスガス、LPG焚き新造VLGC、トタルへ2年貸船
ノルウェー船社アバンスガスは14日、LPG(液化石油ガス)燃料に対応した2元燃料VLGC(大型LPG船)「Avance Polaris」を、エネルギー大手の仏トタルエナジーズに2年間貸船すると発表し…
交政審船員部会、派遣事業許可17日に審議
国土交通省海事局は17日午後、交通政策審議会(国交相の諮問機関)の海事分科会船員部会をウェブ会議形式で開く。船員派遣事業の許可について非公開で諮問し、審議する。…
向島ドック、交通関係環境保全、優良事業者で表彰
船舶修繕や内航船主業などを手掛ける向島ドック(本社・広島県尾道市、杉原毅社長)は13日、「2021年交通関係環境保全優良事業者等大臣表彰」を受賞したと発表した。同社は内航海運事業者として、日本初とな…
舶用機関整備協会、210人が合格。2・3級整備士
日本舶用機関整備協会が実施した2021年度の2級・3級舶用機関整備士資格検定試験で、2級76人、3級134人の計210人が合格した。試験は11月19日に全国10カ所で行い、2級94人、3級145人の…
【MariTech 海事未来図】印ソルバーマインズ、AIで定航のリスク軽減。DG申告漏れなど予測
印ソルバーマインズは、AI(人工知能)やML(機械学習)などを活用したソリューション提供により、危険品(DG)の誤申告に起因するトラブルの防止など、コンテナ船業界のリスク軽減に取り組む。同社は7日、…
上組、大阪「南港R倉庫」建て替え。24年2月稼働予定。食品など需要増に対応
【関西】上組は14日、食品や穀物などの取り扱い増加に対応するため、大阪南港にある定温倉庫「南港R倉庫」を建て替えると発表した。屋上一面に太陽光パネルを敷設し、施設内の使用電力の一部を賄う環境に配慮し…
福山通運、福岡市に新センター。流通・保管と整備機能も
福山通運はこのほど、福岡市博多区に「福岡空港流通センター」(延べ床面積約1万3000平方メートル)を新設し、営業を開始した。同センターは、流通加工や保管業務を行う倉庫機能に加えて、整備工場も兼ね備え…
日通、中国事務所設立40周年祝う
日本通運は15日、中国事務所設立40周年を記念して11月8日に上海市で記念式典を開催したと発表した。式典には東アジアブロック地域総括、杉山龍雄常務執行役員のほか、上海の日本国総領事館や上海日本…