日本造船所、小型BC受注再開。船価一段高、20隻規模。新40型3000万ドル超も
日本造船所が小型バルカーの受注を再開した。複数の造船所が9月以降、春先に比べて2割以上高い船価で成約しており、合計隻数は少なくとも20隻規模に上る。4万重量トン型(40型)の新船型では一部、3000…
日陸、越で危険品倉庫開業。ハノイ近郊、初の省政府公認
化学品物流大手の日陸は12月、ベトナム北部ハノイ近郊のフンイエン省で、危険品倉庫を開業させる。ベトナムでは危険品に関する規定が明確でない部分があるが、日陸は、現地規定を大幅に上回る「日本品質」での倉…
【市況2021】LNG船、10万ドル台に急騰。欧州向け需要増
LNG(液化天然ガス)船のスポット用船市況が急上昇している。天然ガスの在庫が払底している欧州向けの輸送需要が高まっていることが主因だ。新鋭船のスポット用船料が日建て10万ドルを超えたのに続き、旧式の…
マースク、ドレージ輸送で脱炭素化。日本国内で新サービス
マースクは8日、グループで進めている脱炭素化の一環として、日本国内で環境に配慮した新サービス「マースクドレージエコデリバリー」を開始すると発表した。これはコンテナドレージ輸送の際、再生可能資源由来の…
商船三井、波力発電の可能性調査。経産省採択、モーリシャス貢献
商船三井は8日、同社提案のモーリシャスでの波力発電の実現可能性調査事業が、経済産業省の公的補助事業に採択されたと発表した。昨年7月にモーリシャス沖で発生した同社用船のケープサイズバルカーの座礁事故を…
原油船解撤、9月は3年ぶり高水準、190万重量トン。用船市況回復なるか
停滞していたVLCC(大型原油タンカー)をはじめとする原油船の解撤(スクラップ)が進み始めたようだ。BIMCO(ボルチック国際海運協議会)のリポートによると、9月の原油船の解撤量は190万重量トンで…
名門大洋フェリー、「ふくおか」命名・進水。三菱下関で。来春就航
名門大洋フェリーは8日、1万5400総トン型新造船「フェリーふくおか」の命名・進水式を三菱重工業下関造船所(山口県下関市)で行ったと発表した。同船は大阪南港―新門司(北九州市)航路に今年から来年にか…
FMG、アンモニア燃料へ転換 検討。既存鉱石船 対象に
豪州の鉄鉱石サプライヤーであるフォーテスキュー・メタルズ・グループ(FMG)は、既存の大型鉱石専用船で使用する燃料をアンモニアに転換することを検討している。アンモニアは使用時にCO2(二酸化炭素)を…
【Newsクリップ】大柿海運、「SDGs宣言」策定。広島銀がサポート
広島銀行は4日、同社のSDGs(持続可能な開発目標)取り組み支援サービスを通じて、内航海運企業の大柿海運(本社・広島市)がSDGs宣言を策定したと発表した。大柿海運は1924年に創業。主にLP…
ダイアナ、ケープ1隻貸船。90日・日建て5.6万ドルで
ギリシャのバルカー船主ダイアナ・シッピングはこのほど、ケープサイズ1隻を約90日間・日建て5万6000ドルで貸船すると明らかにした。2005年竣工の17万7243重量トン型「Baltimore…
【八戸沖座礁事故】美須賀海運、船尾部撤去を依頼。日本サルヴェージに
八戸市(青森県)沖で8月中旬に発生したチップ船「Crimson Polaris」の座礁・燃料油流出事故で、船舶管理会社の美須賀海運は8日、現場海域に残る船尾部の撤去を、船体の燃料油抜き取り作業など…
国交副大臣に中山・渡辺氏。政務官に加藤氏ら
政府は6日、各省庁の副大臣と政務官の人事を発表した。国土交通副大臣には中山展宏衆院議員と渡辺猛之参院議員が就任した。渡辺氏は内閣府副大臣と復興副大臣も兼務する。国交政務官には加藤鮎子、木村次郎…
ABS、20日にウェビナー、推進軸調整テーマ
米船級協会ABSは20日午前10時から45分間、推進軸調整をテーマとしたウェビナー「オペレーション改善のための方策としてのシャフトアライメントについて」(日本語)を開催する。▽問い合わせ先=A…
【国内船主の今】(284)「三極化」する日本船主。日本型モデル行き詰まりも
「世間では海運好況ともてはやされているが、大半の日本船主は身動きが取れない状況にある」 5日午後、電話取材に応じた地方船主は声を落として語った。■打ち手なし 足元のドライ船のスポット用…
豪州航路、日本発運賃 高騰続く。港湾ストでSC混乱
クリスマス商戦に向け荷動きがピーク期にある日本―豪州航路では、海上コンテナ運賃の高騰が続いている。同航路ではピークが始まる8月からスペースが逼迫(ひっぱく)し、運賃は毎月上昇。現在は例年の3倍以上に…
ドイツポストDHL、7―9月期EBIT予想、28%増・18億ユーロ。貿易増加とEC拡大追い風
ドイツポストDHLは7日、7―9月期EBIT(金利・税引き前利益)が前年同期比28%増の約17億6500万ユーロ(約2280億円)になりそうだと発表した。1―9月期EBITは約57億6500万ユーロ…
全国港湾知事協議会、整備・振興事業促進を要望。オンラインで意見交換
港湾が所在する全国40都道府県の知事でつくる「全国港湾知事協議会」(会長=仁坂吉伸・和歌山県知事)の意見交換会が8日開かれた。全国の知事室とオンラインでつながる形式で開催。19府県の知事・副知事が地…
横須賀港フェリー問題、短中期対応で合意。段差解消工事の前倒しなど
神奈川県横須賀市は7日、横須賀港の新港埠頭と北九州港・新門司を結ぶフェリー航路就航を巡る問題について、横須賀港運協会と短期中期に関する対応策について合意したと発表した。7月の基本合意を受けて、具体的…
【9月航空混載】郵船ロジ、輸出重量45%増。10カ月連続プラス
郵船ロジスティクスの9月の日本発輸出航空混載重量は、前年同月比45%増の1万2627トンと10カ月連続のプラスだった。荷動きは堅調に推移した。ただ、8月に比べ中国の伸び率が鈍化。上海浦東空港での防疫…
横浜・川崎港、CNPセミナー開催。郵船など5社、取り組み紹介
国土交通省関東地方整備局と横浜市、川崎市は7日、横浜市内で「横浜港・川崎港カーボンニュートラルポート(CNP)セミナー」を開いた。オンライン方式で実施し、76社の企業・団体、約170人が参加した。会…