常石造船、新技術適用船建造へ。三井E&Sと関係強化、新事業創出も視野
ツネイシホールディングスグループ(常石グループ)の常石造船は、新技術を適用した船舶を相次いで建造する。先月、水素混焼エンジン搭載型タグボートと、天然ガス専焼エンジンなどを利用したハイブリッド推進シス…
【プラッツ主催APPEC】トラフィグラ、IMO炭素課金「カリフォルニア基準導入を」。燃料価格差を解消
シンガポールで先週開催された「アジア太平洋石油会議」(APPEC)で欧州トレーダー大手トラフィグラのラスムス・バッハ・ニールセン燃料脱炭素化グローバルヘッドが講演し、「規制によりゼロカーボン燃料と従…
コンテナ船売買減少、船価は高止まり。7―9月
コンテナ船の2021年7―9月期の売買実績は、前四半期に比べて大きく減少した。仏調査会社アルファライナーのまとめによると、21年7―9月期に売却されたコンテナ船は103隻38万TEUとなり、21年4…
NBP、七尾港に風力設備を輸送。新造重量物船
日本郵船は7日、ドライバルク子会社NYKバルク・プロジェクト(NBP)の新造重量物船「Katori」が中国で積載した陸上風力機器を輸送し、6日に石川県七尾港に初入港したと発表した。同船は今後、液化天…
第一中央汽船、エンビバと長期COA。38型バルカー投入
第一中央汽船は、米国の木質バイオマスエネルギー大手エンビバと長期COA(数量輸送契約)を結んだ。第一中央は同契約にハンディサイズバルカーを投入し、バイオマス発電所向け木質ペレットの安定輸送の一翼を担…
豪GEV、圧縮水素船実現へ。世界初、ABSから基本承認
豪グローバル・エナジー・ベンチャーズ(GEV)は6日、同社が開発した世界初となる圧縮水素船に、米国船級協会(ABS)が基本承認(AIP)を付与したと発表した。同船は積載容量430トン型で、水素の本格…
旅客船・フェリー、国が「Go To 」再開検討へ。需要復調に期待感
旅客船、フェリー関係者から政府の観光支援事業「Go To トラベル」の再開を望む声が高まっている。斉藤鉄夫国土交通相が5日の就任会見で、「(新型コロナウイルスの)感染状況を勘案しながら、同事業を再開…
商船三井・田中専務、TCFDサミット登壇。情報開示など課題で議論
商船三井は7日、経済産業省が主催した「TCFDサミット2021」に参加し、パネリストとして同社の田中利明取締役専務執行役員が登壇したと発表した。TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)開示とト…
ABS、韓国・大宇のシステムに認証付与
米国船級協会(ABS)は5日、韓国造船大手の大宇造船海洋が開発したシステム「DS4スマートプラットフォーム」がサイバーセキュリティーの基準を満たしているとして認証を付与した。同製品は船舶に搭載された…
燃料アンモニア、官民連携し供給網構築。国際会議、郵船・中村氏も登壇
経済産業省は6日、燃焼しても二酸化炭素(CO2)を排出しない燃料用アンモニアの利用拡大に向けて官民で話し合う「燃料アンモニア国際会議」を初めて開いた。日本はアンモニア専焼の火力発電所を2040年代に…
オーケーエム、LRから自主検査制度認定。国内バルブ2社目
船舶用などバルブ製造を手掛けるオーケーエムは英ロイド船級協会(LR)から、国内バルブメーカーとして2社目となる船舶用バタフライバルブの自主検査制度認定を取得し、9月から本格運用を開始した。今回の認定…
洋上風発、「再エネの切り札」。経産省講演、主力電源へ
7日に北九州国際会議場(福岡県)で開幕した「グローバル・オフショア・ウインドサミット・ジャパン2021」で、経済産業省関係者がプレゼンテーションに立ち、洋上風力発電事業について、「再生可能エネルギー…
IBF、ローカル労使交渉。日本版協約の賃金改定へ
日本商船隊の便宜置籍船(FOC)に乗船するフィリピン人船員に2022年1月1日から2年間適用するIBF(国際団体交渉協議会)日本版協約の賃金改定に向けたローカル労使交渉が5日、ウェブ形式で開催された…
【新型コロナ】飯野海運、出社率30―50%に
飯野海運は6日、新型コロナウイルス感染拡大を受けた緊急事態宣言が全面解除されたことを受け、出社率30―50%程度の勤務体制に移行すると発表した。これまでは原則在宅勤務だった。対象は飯野海運本社…
国土交通省、人事異動
国土交通省 (10月6日)総合政策局物流政策課物流効率化推進室長(大臣官房付兼国土交通副大臣秘書官事務取扱)中村武史▽大臣官房付兼国土交通副大臣秘書官事務取扱(総合政策局物流政策課物流効率化推進…
米グレイオレンジ・コーリCEO、三菱商事とRaaS拡大。ロボット拡充、「MFC」も提案
インド発の物流ロボットシステム会社GreyOrange(グレイオレンジ、本社・米国アトランタ)は、日本事業を強化している。先月末に棚搬送ロボットの新モデルを日本市場に投入したのに加え、ロボットをサー…
サイバーポート、導入企業数52社に拡大
今年4月に第1次運用を開始した港湾関連データ連携基盤「Cyber Port(サイバーポート)」の導入企業数が1日、52社に拡大した。ポータルサイトで明らかにした。国土交通省港湾局は、2025年度まで…
DHLエクスプレス、パリに国際ハブ新設。処理能力15倍に、投資額1.7億ユーロ
DHLエクスプレスは5日、仏パリ近郊のシャルル・ド・ゴール国際空港に国際物流ハブ(施設面積3万2000平方メートル)を新設したと発表した。投資額は1億7000万ユーロ(約219億円)。処理能力は従来…
【9月航空混載】近鉄エクス、輸出重量42%増。TC1―3、4―5割増
近鉄エクスプレスの9月の日本発輸出航空混載重量は、前年同月比42%増の1万4642トンと10カ月連続で増加した。TC1―3が4―5割増で推移。海上からの航空シフトが継続したほか、クリスマス商戦に向け…