商船三井、2035年ゼロエミ船110隻。総額1.6兆円、LNG焚き30年90隻。環境ビジョン2.1公表
商船三井は18日、2050年のネットゼロエミッション達成に向けた「環境ビジョン2.1」を発表した。クリーン燃料としてLNG(液化天然ガス)燃料船を30年までに約90隻(LNG輸送船除く)導入。さらに…
IMO、GHG短期対策を採択。23年から規制開始
IMO(国際海事機関)の第76回海洋環境保護委員会(MEPC76)で17日未明、既存船を対象にしたGHG(温室効果ガス)短期対策「現存船燃費性能規制(EEXI)」と「実燃費格付け制度(CII)」が採…
三菱HCキャピタル、1220億円でCAI買収。コンテナリース、世界2位グループ浮上
三菱HCキャピタル(柳井隆博社長)は18日、コンテナリース世界5位の米CAIインターナショナル(CAI)の全株式を取得し、買収することで合意したと発表した。株式取得価額は約11億800万ドル(約12…
NSY、VLCC1隻受注。有明で建造、アルベルタ向け初
情報筋によると、今治造船とジャパンマリンユナイテッド(JMU)の営業・設計合弁会社、日本シップヤード(NSY)はギリシャ船主アルベルタ・シップマネジメントから、VLCC(大型原油タンカー)1隻を受注…
日本郵船・長澤社長、環境型輸送で差別化。株主総会、企業価値向上へ
日本郵船は18日に東京都内のホテルで定時株主総会を開催した。長澤仁志社長は新型コロナウイルスが世界にまん延する中で、2020年度決算は経常利益、純利益ともに史上最高益を確保したことを報告。株主や顧客…
【スエズ座礁事故】船主責任制限、近く公聴会。UK P&I「前向きに解決を」
スエズ運河で3月に発生したコンテナ船「Ever Given」座礁事故を巡り、同船の船主責任保険を引き受けている英UK P&Iは16日、スエズ運河庁(SCA)からの損害賠償請求について、「いま建設的な…
日舶工、会長に木下副会長
日本舶用工業会は18日に東京都内で定時総会を開き、山田信三会長(大洋電機社長)の後任に、木下茂樹副会長(ダイハツディーゼル会長)を選任した。…
内航総連総会、節目の年、新組織づくりへ。栗林会長再任で2期目
日本内航海運組合総連合会は18日、東京都内で通常総会と理事会を開き、役員改選では栗林宏吉会長(栗林商船社長)の再任を決めた。今回で2期目。同日記者会見した栗林会長は2021年度を「暫定措置事業が終了…
【市況2021】ケープサイズ、3.5万ドル手前まで上昇。1年物・期間用船も
鉄鋼原料を輸送する18万重量トン級ケープサイズバルカー市況が続伸している。足元の主要航路平均値は3万5000ドル手前にまで上昇。強固なファンダメンタルズ(基礎的条件)に加え、中小型船型も好調で、ケー…
船整協総会、栗林会長を再任。副会長7人も
船舶整備共有船主協会(船整協)は17日、東京都内で開いた定時総会と臨時理事会で任期満了に伴う役員改選を行い、栗林宏吉会長(栗林商船社長)を再任した。総会で決定した2021年度の事業計画では鉄道建設・…
バルチラとRINA、新推進機構を開発。4ストロークDF機関を使用
欧州舶用メーカーのバルチラはこのほど、イタリア船級協会RINAと共同で燃料にLNG(液化天然ガス)を使用する船舶の新しい推進機構を開発したと発表した。4ストロークの2元燃料(DF)エンジン2台を使用…
コスタマーレ、中小型BC16隻一括買船。ドライ船に新規参入
米ニューヨーク市場に上場するモナコ船主コスタマーレは14日、中古の中小型バルカー16隻を一括買船すると発表した。同社は大手のコンテナ船主で、コンテナ船81隻を保有しオペレーター(運航会社)に貸し出し…
ノルウェー船主トロイム氏、LNG焚きケープ発注。新会社設立
海外報道によると、ノルウェー船主のトール・オラフ・トロイム氏がバルカー会社「ヒマラヤ・シッピング」を設立した。同社は中国の新時代造船にLNG(液化天然ガス)焚(だ)きのニューキャッスルマックスを最大…
日本造船工業会、新役員体制
日本造船工業会 【新役員体制】 (6月17日)会長=宮永俊一(三菱重工業)▽副会長=中村吉伸(住友重機械工業)▽副会長=金花芳則(川崎重工業)▽副会長=斎藤保(IHI)▽副会長=千葉光太郎(…
【国内船主の今】(271)用船を付けず売り抜く。伝統モデル逸脱、市況激変捉える
「これまでの伝統的なビジネスモデルから逸脱する国内船主が出てきた。マーケットの流れを見ながら新造発注し、船価が上昇した段階でリセール(竣工時売船)してキャピタルゲイン(売船益)を狙う動きだ」 1…
【航空混載】JAFAまとめ、5月輸出重量86%増。自動車・船落ち 荷動き一服
航空貨物運送協会(JAFA)がまとめた5月の日本発航空貨物の輸出混載重量は、前年同月比86%増の8万8292トンと6カ月連続で増加した。新型コロナウイルス禍による反動増で大幅プラスとなったが、前月に…
西日本鉄道、福岡に22年 新倉庫。国際貨物、九州発着取り扱い増へ
西日本鉄道は17日、九州とアジアを結ぶ物流の中枢拠点として、2022年9月に福岡市博多区で「福岡ロジスティクスセンター」(延べ床面積1万1558平方メートル)を開設すると発表した。福岡地区に複数ある…
インターリンク・東京海上日動ウェビナー、カーゴクレーム基礎を解説。仁井弁護士「強い証拠、効果的に収集を」
国際輸送に関するリスクヘッジを専門とする保険代理店インターリンク(東京都港区)と東京海上日動火災保険は16日、荷主と運送人の責任範囲とカーゴクレーム(損害賠償請求)の基礎を解説するウェブセミナーを開…
HMM、全8隻月内に投入完了。1.6万TEU型。運航船隊85万TEUへ拡大
韓国船社大手HMMは16日、現代重工業蔚山造船所で1万6000TEU型8隻シリーズの第7船「HMM DAON」の命名式を行った。20日、釜山港起こしで「ザ・アライアンス」の欧州航路に投入される。同社…
境港、近郵が試験寄港。RORO船、定航化探る
鳥取県の境港管理組合は日本海側海上輸送ルートの構築によるモーダルシフトの取り組みとして、近海郵船が運航する敦賀(福井県)―博多間の内航RORO船定期航路で、境港に途中寄港する試験輸送を行う。同組合に…