フォワーダー、FAK船積みできず。コンテナ日本発運賃、スペース確保苦慮
フォワーダーが日本発コンテナ船のスペース確保に苦慮している。船社がフォワーダー向けに提供するFAK(品目無差別)レートが事実上、使えない状況で、欧米諸国向けの長距離航路、特に北米向けでその傾向が強い…
造工・宮永会長、技術・DX人材強化。就任会見、国際競争力維持へ
日本造船工業会の宮永俊一会長(三菱重工業会長、写真)は17日、オンラインで就任後初の会見を開き、造船業が国際的な競争力を保つためにも自動運航船や次世代燃料機関といった分野で「技術力を早期に強くして、…
モザンビークLNG、17隻の契約期限延期。9月末で造船所と合意
モザンビークのLNG(液化天然ガス)プロジェクトのオペレーターを務める仏トタルエナジーズは、同プロジェクト向けLNG船17隻の造船契約について、正式契約の締結期限を9月末まで延期することで韓国造船所…
【新型コロナ】郵船ロジ・全日空、越にワクチン輸送。英アストラゼネカ製
日本がベトナムに提供する新型コロナウイルスワクチンが16日、成田空港からベトナム・ハノイへ輸送された。日本からベトナムまでの国際輸送業務は郵船ロジスティクス、空港間の実輸送は全日本空輸が手掛けた。複…
パナマ運河、通航可能全長延ばす。喫水制限も解除
パナマ運河庁(ACP)は14日、5月21日から新パナマックス型対応の新閘門(こうもん)を通過できる船舶の最大全長を367・28メートルから370・33メートルに延ばしたと発表した。これにより、世界の…
【インタビュー 2兆円基金―水素・アンモニア燃料船】国土交通省海事局海洋・環境政策課長 田村顕洋氏、25度にも実船実証
日本政府が総額2兆円を投じる「グリーンイノベーション基金」(GI基金)で、水素とアンモニアの舶用燃料化プロジェクトが始動しようとしている。国土交通省海事局の田村顕洋海洋・環境政策課長にゼロエミッショ…
常石造船、業務の自動化を促進。来年度7000時間削減へ
常石造船は17日、ブループリズムの自動化ソリューション「デジタルワーカー」を本格導入したと発表した。自動化は設計部門から開始し、管理、営業部門などに拡大して、約30の業務プロセスで適用。さらに対象を…
【市況2021】VLCC、積載能力の半量輸送。中東―印、スエズ型より割安で
VLCC(大型原油タンカー)のスポット用船市場で、本来であれば14万―15万重量トン級のスエズマックスで輸送する量の原油について、27万―28万重量トン級のVLCCを起用する動きが浮上した。インドの…
揚子江船業グループ、新造船3隻受注。YAMICがレイカー成約
中国民営造船大手の揚子江船業グループは新造船3隻を受注した。三井E&S造船と三井物産の中国合弁造船所YAMIC(江蘇揚子三井造船)が、カナダ船社アルゴマ・セントラルから2万9800重量トン型レイカー…
【総会】全海運、藏本会長を再任。暫定事業終了後 組合組織検討へ
全国海運組合連合会(全海運)は16日、東京都内で通常総会を開き、任期満了に伴う役員改選を行った。その後の臨時理事会で藏本由紀夫会長(吉祥海運代表取締役)の再任を決定。藏本氏は2期目に入る。総会では2…
【総会】旅客船協会、21年度事業計画、コロナ対応盛り込む
日本旅客船協会(会長・山崎潤一東海汽船社長)は16日、東京都内で定時総会を開催した。旅客船の安全運航・安定輸送の確保や、新型コロナウイルス感染症への対応を積極的に推進することなどを盛り込んだ2021…
【Newsクリップ】商船三井、FSRUがセネガル到着。LNG発電船の第1号案件
商船三井は17日、セネガルのLNG(液化天然ガス)発電事業に投入するFSRU(浮体式LNG貯蔵・再ガス化設備)「KARMOL LNGT POWERSHIP AFRICA」=写真=が5月31日にダカー…
ナビオス。タンカー会社「継続に疑義」。11月に社債6億ドル満期
ギリシャ系海運大手ナビオス・グループのタンカー事業会社ナビオス・マリタイム・アクイジション(ナビオスMA)は14日、「継続企業の前提」に疑義が生じたと米証券取引委員会(SEC)に届け出た。原油タンカ…
日本船主責任相互保険組合、人事異動
日本船主責任相互保険組合 (7月21日)理事企画部長兼企画部広報チームリーダー(理事企画部長兼企画部広報チームリーダー兼内部監査室長)内藤稔▽理事契約副本部長兼契約部長(理事契約副本部長兼契約部…
【匠かんさい】(58)兵庫ベンダ工業、モノづくりからの挑戦
ビルや橋脚などの支柱となる補強リングをはじめ、トンネルの支保工など、鉄・非鉄金属の曲げ技術を得意とする兵庫ベンダ工業。インフラ整備の需要拡大とともに業容を拡大してきたが、リーマン・ショックなどの影響…
SGHグローバル、アリババ傘下菜鳥と連携。日本発越境ECの物流受託
SGホールディングス(HD)グループで国際貨物事業、物流倉庫事業を担うSGHグローバル・ジャパン(SGJ)は17日、アリババ集団のロジスティクス部門、菜鳥網絡と物流に関するパートナーシップ契約を結ん…
物流標準化、官民で検討。第1回懇談会。機運逃さず強力に推進
物流の生産性向上に向け、関係者の連携・協働による物流標準化を議論・検討する「官民物流標準化懇談会」の第1回会合が17日、オンラインで開催された。物流のデジタルトランスフォーメーション(DX)やサプラ…