コンテナ運賃交渉、北米向け完売続出。フォワーダー苦戦も
コンテナ船社と日系企業の2021年度輸送契約更改交渉(運賃交渉)は、大手実荷主(BCO)向けがほぼ終了したようだ。昨年からの需給逼迫(ひっぱく)に伴うスペース不足は今も続いており、運賃水準は昨年に比…
ドライ船、環境型PF新設。BWグループ、GHG排出量で評価
シンガポールの海運大手BWグループなどが、ドライバルク船の新たな商業・運航プラットフォーム(PF)を運営する「コペンハーゲン・コマーシャル・プラットフォーム」(CCP)を1日付で立ち上げた。温室効果…
輸組まとめ、20年度受注6%増。下期回復鮮明、3月2.3倍
日本船舶輸出組合が8日発表した2020年度(20年4月―21年3月)の輸出船契約(受注)実績は、895万総トンと前年度比6%増だった。受注量はコロナ禍を受けた新造商談の停滞により、4―6月に前年同月…
国交省港湾局、NACCS自動連携 22年度以降実現へ。サイバーポート推進WG
国土交通省港湾局は7日、書面開催した「第2回サイバーポート推進ワーキンググループ〈WG〉(港湾物流)」の議事要旨を公表した。会合では、今月1日からの「Cyber Port(サイバーポート)」の第1次…
伊藤忠商事、中古バルカー収益貢献。買船戦略が奏功、15隻強。スポット市況高を享受
伊藤忠商事が2019年春から2年間で購入した中古バルカーがスポット用船市況上昇の追い風を受け収益に貢献し始めている。中古船相場の低迷期に購入を進めたことで、コスト競争力に優れた船舶を確保。マーケット…
サムスン重工、低炭素風車設置船 開発。CO2排出 最大50%減
韓国造船大手のサムスン重工業は8日、温室効果ガス(GHG)排出量が少ない低炭素型の洋上風車設置船(WTIV)を開発し、欧米の3船級協会から概念設計の基本認証(AIP)を取得したと発表した。同船は、L…
バルチラ、バイオLNG 実船試験。フィンランド巡視船で
欧州舶用メーカーのバルチラは7日、フィンランド国境警備隊と協力し、巡視船の燃料にバイオLNG(液化天然ガス)を使用する試験を実施していると発表した。バイオLNGは液化バイオメタンとも呼ばれる100%…
放置外国籍船 港の憂鬱。油濁? 座礁? 係留? 改正油賠法で改善も自治体の負担重く
日本経済を支える海上輸送。日本には毎年、約10万隻の外航貨物船が入港し、荷役作業を終えれば出港して次の目的地に向かう。ところが、何らかの事情で出港できなくなり、そのまま滞留して港湾管理者を悩ませるこ…
国交省、内航海運 脱炭素へ。12日に検討会 初会合
国土交通省海事局は8日、内航海運分野のカーボンニュートラル(温室効果ガス〈GHG〉排出量の実質ゼロ)推進に向けた検討会を設置し、12日に初会合を開くと発表した。会合には内航、旅客船業界団体のトップや…
ストルト、バイオ燃料 試験航海。欧米間、ケミカル船で
ノルウェーのケミカル船大手ストルトニールセンは6日、同社が運航するケミカル船で、バイオ燃料のトライアルを欧州―北米航路で実施すると発表した。バイオ燃料の導入効果などを検証し、温室効果ガス(GHG)排…
【市況2021】ケープ続伸 2.2万ドル超。西豪―中国 活発
18万重量トン級ケープサイズバルカー市況が回復基調を強めている。足元の主要航路平均値は2万2000ドル超を付け、新鋭船の損益分岐点2万ドル台半ばに迫っている。市場関係者によると、西豪州発中国向け(C…
イランの多目的船、紅海で爆発事故、配船リスク懸念
海外報道によると、イラン船主保有の多目的船が紅海で爆発事故に遭ったようだ。船舶は軽微の損傷を受けたが、乗組員に負傷者は出なかったという。イラン関係船舶は3月にもコンテナ船が爆発事故に遭っている。背景…
【竣工】NACKS、81型バルカー「HAMPTON SKY」
■NACKS 81型バルカー「HAMPTON SKY」 川崎重工業は8日、中国遠洋海運集団(COSCOシッピング)と共同運営する南通中遠海運川崎船舶工程(NACKS、中国南通市)で、バタナガル・…
東北運輸局管内、船員最賃引き上げ。5月6日付
東北運輸局は5月6日付で、管内の船員最低賃金(月額)を改正する。内航船は700円、旅客船で550円それぞれ上昇する。同運輸局は東北地方交通審議会から内航、旅客、沖合底引き網漁業、大中型まき網漁…
NSユナイテッド海運、会社人事
NSユナイテッド海運 (5月1日)総務グループ付次長(資源エネルギーグループ燃料チームリーダー次長)森実▽経理グループリーダー兼財務チームリーダー部長(経理グループリーダー部長)小林勝利▽総務グ…
四日市港、荷主向け補助を強化。特定地域・国・特殊コンテナに加算
【中部】四日市港管理組合は2021年度から荷主企業向け補助制度を強化した。新たに四日市港を利用する荷主(新規事業)に対して、1TEUから補助対象とした上、特定地域でのバンニング(コンテナ仕立て)・デ…
三井不動産、タイに初の海外物流施設。第1期部分に着工
三井不動産は7日、同社グループ初の海外物流施設事業として、タイ・バンコク東部で「バンパコン物流施設計画(仮称)」の第1期部分に着工したと発表した。第1期竣工は2021年11月を予定する。同社グループ…
HMM、北米西岸航路に臨時船3隻。昨年8月から、計20隻に
韓国船社HMMは8日、北米西岸航路に臨時船3隻を追加で投入すると発表した。同社は昨年8月からこれまで、毎月1隻以上の臨時船を配船。今回の3隻を合わせるとその合計は20隻にも上るという。世界的なコンテ…
「実質的な洋上通関」普及へ取り組み本格化。国交省―制度周知、港湾運営会社―支援開始
国際コンテナ戦略港湾への集貨促進に向け、国際フィーダー貨物の輸出入申告手続きを内航船の航行中や外航船の母船到着前に始める「実質的な洋上通関」を後押しする取り組みが本格化している。日本港運協会(日港協…