【明日へつなぐ 東日本大震災10年】(上)港湾編、復興 次の一手は。復旧完了
2011年3月11日に発生した東日本大震災から、まもなく10年を迎える。地震と直後の津波によって東北地方太平洋側の港湾を中心に甚大な被害が発生し、サプライチェーンが寸断されるなど海運・物流業界にとっ…
日本製鉄、SCの脱炭素化 課題。中計「ゼロカーボン挑戦」
日本製鉄グループは5日、中期経営計画を発表した。同計画の中では「ゼロカーボン・スチールへの挑戦」とし、粗鋼生産プロセスのCO2(二酸化炭素)排出削減を標榜(ひょうぼう)。海運会社が担う鉄鋼原料調達へ…
【市況2021】38型BC、初の2万ドル台。需給タイト感強まる
5日付の英ロンドン市場で、3万8000重量トン級ハンディサイズバルカーのスポット市況(主要航路平均)が前日比567ドル高の日建て2万357ドルに続伸した。穀物などの旺盛な荷動きを背景に、パナマックス…
【インタビュー 「商船三井ドライバルク」発足】商船三井執行役員・菊地和彦氏、脱炭素・電化が成長の鍵
商船三井はドライバルク船事業をグループ内で再編する。ハンディマックスやハンディサイズなど中小型バルカーを対象とする不定期船事業、木材チップ船事業、鉄鋼・国内電力向けを除くパナマックス事業を、100%…
揚子江船業、メガコンなど31隻受注。バルカーはYAMIC建造
中国民営造船大手の揚子江船業は5日、2月以降に計31隻の新造船を受注したと発表した。これで年初来の新造船受注高は総額30億4000万ドル(約3300億円)に上り、今年の金額ベースの年間受注目標を前倒…
韓国造船大手、解約などリスク続く。既受注の海洋案件で
韓国造船大手のサムスン重工業は8日、仲裁を申し立てていたセミサブマーシブル・リグ(半潜水型掘削設備)の発注者による解約案件に関して、英仲裁機関が解約を適法と判断し、サムスン重工に前受け金を返還させる…
現代重工G、水素海上輸送 確立へ。次世代技術で市場リード
韓国・造船大手の現代重工業グループが水素を海上輸送する技術の確立に積極的に取り組んでいる。同社はサウジアラビア国営石油会社サウジアラムコと共同で「水素プロジェクト」を推進しているほか、韓国紙によると…
【MariTech 海事未来図】商船三井、AR航海情報機能を強化。安全水深、自動表示
商船三井は8日、古野電気と共同開発した「AR航海情報表示システム」をアップグレードしたと発表した。安全に航行できる水深と、リスクのある水深の境界線を自動で色分けして表示できるようになり、操船者が注意…
IHI、旧愛知事業所、ドックなど譲渡へ
IHIは8日、旧愛知事業所(愛知県知多市)の一部をオオノ開発(本店・松山市)へ譲渡する交渉を進めていると発表した。譲渡するのはドックなどの建物・設備類を含む敷地約40万平方メートル。2021年度上半…
独IPEX銀、ROPAXに融資。1.8億ドル、ステナ向け新造2隻
ドイツ復興金融公庫IPEX銀行はこのほど、スウェーデンのフェリー大手ステナグループと、同船社が新造整備する次世代型ROPAX(高級貨客フェリー)2隻向けに1億8000万ドルを融資する契約を締結した。…
鉄道・運輸機構、共有船使用料金利改定
鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)は1日付で、共有船の使用料金利(年率)のうち、固定型で一部共有期間を除き利率を引き上げた。利率を引き上げたのは15年超16年以内、16年超17年以内を…
ABS、メタノール燃料船ガイダンスを発行
米船級協会ABSはこのほど、メタノール燃料船の設計と運用の課題を評価したガイダンスを発行した。船主、船社、造船所、舶用機器メーカーなどにメタノールの利用に関する十分な情報を提供し、脱炭素化に向けた取…
NK、GHG削減の民間動向、ウェビナーで紹介
日本海事協会(NK)は8日、国際海運からのGHG(温室効果ガス)排出削減に関する民間の動向をウェビナー形式で紹介すると発表した。金融機関、荷主それぞれの立場から国際海運の脱炭素化を促進する枠組み「ポ…
IMO、ワクチン接種ハブ港を検討。船員交代改善へ
IMO(国際海事機関)はこのほど、船員交代の改善に向け、船員のワクチン接種などを実施するハブ港について、2月25日の円卓会議(ラウンドテーブル)で検討したと明らかにした。会議では豪ブリスベンや、フィ…
【竣工】三井E&S玉野、防衛省向け音響測定艦「あき」
■三井E&S玉野 防衛省向け音響測定艦「あき」 三井E&S造船は4日、玉野艦船工場(岡山県玉野市)で建造していた音響測定艦「あき」(第2000番船、写真)を防衛省に引き渡したと発表した。同艦は「…
【新型コロナ】飯野海運、出社3割めざす勤務体制を継続
飯野海運は5日、首都圏の1都3県に出されている新型コロナウイルス感染拡大を受けた緊急事態宣言の延長方針を踏まえ、出社率30%を目指す勤務体制を継続すると発表した。対象は本社と国内グループ会社の…
第一中央汽船、会社人事
第一中央汽船 (4月1日)不定期船事業本部近海不定期船部長、第一中央近海出向部長(不定期船事業本部鋼材部長)内海元宏▽不定期船事業本部鋼材部長(不定期船事業本部長付部長)高瀬洋史▽ニューヨーク事…
IATAまとめ、航空貨物輸送、コロナ禍前 超える。1月需要1%増
IATA(国際航空運送協会)が公表した2021年1月の航空貨物輸送実績によると、航空貨物需要を表す貨物トンキロ(CTK)は国際・国内市場合計で前年同月比1・1%増と、新型コロナウイルス感染拡大が始ま…
ワンハイ、中古買船 相次ぐ。3カ月余りで12隻購入、船隊規模拡大へ
台湾船社ワンハイラインズは中古船の買船を加速させている。台湾証券取引所への告示によると、同社は3日、「TOUCAN HUNTER」(4178TEU、2010年建造)を2100万ドルで購入。昨年12月…
阪神港、20年外貿コンテナ取扱個数、コロナ禍の影響響く
【関西】阪神港(神戸港、大阪港)の2020年通年の外貿コンテナ取扱個数は、神戸、大阪共に新型コロナウイルス問題の影響により、前年実績を割り込んだ。空コンテナを含む最速報値では、神戸が6・9%減の20…