シップリサイクル×SDGs
国連のSDGsを経営に組み込むことが時代の要請となる中、その達成に向けた「持続可能な開発のための国連海洋科学の10年」が今年からスタートした(本紙1月1日付既報)。これを機に、SDGsに沿う海事分野…
シップリサイクル×SDGs、船の墓場から再生工場へ
防護具も付けない労働者たちが素手や素足で解体された船舶の鉄を運ぶ。解体場ではアスベストやPCB(ポリ塩化ビフェニル)などの有害物質が垂れ流されている――。これは1990年代のバングラデシュやインドな…
【MariTech 海事未来図】アイディアと東京計器、船主のDXを支援。「Aisea」3年内2000隻導入へ
船舶動静共有システムの開発などを手掛けるアイディア(東京都渋谷区、下川部知洋社長兼CEO〈最高経営責任者〉)は、同社が提供する船舶の運航管理をデジタル化する「Aisea Pro(アイシアプロ)」の販…
ミャンマー、日系企業、事業正常化へ。物流インフラほぼ復旧
国軍によるクーデター発生により混乱するミャンマー情勢だが、現地に進出する日系企業は従業員を在宅勤務から事務所出勤に戻すなど、事業活動は徐々に正常化に向かっているようだ。最大都市ヤンゴンの物流・貿易イ…
【インタビュー SDGsと海運経営】ゴールドマン・サックス証券グローバル・マーケッツ部門株式営業本部業務推進部長 清水大吾氏、ESGは必然 迫る淘汰
SDGs(持続可能な開発目標)とESG(環境・社会・企業統治)が世界の共通言語として広がり、海運経営でも重要要素として急速にクローズアップされている。ゴールドマン・サックス証券でSDGsやESG関連…
海事産業強化法案、閣議決定、今国会へ。内航船管業 登録義務化など
政府は5日、「海事産業の基盤強化のための海上運送法等の一部を改正する法律案」(海事産業強化法案)を閣議決定した。同法案には、内航船舶管理会社を内航海運業として登録することを義務付けることや、荷主・オ…
現代重G、LPG船など成約。既受注船で解約も
韓国・現代重工業グループの現代尾浦造船は3日、中型LPG(液化石油ガス)船2隻を成約したことを明らかにした。現地報道によると、同時に、プロダクト(ケミカル)船も3隻受注した。韓国造船大手では昨年後半…
国交相、造船業の基盤強化図る。内航働き方改革も後押し
赤羽一嘉国土交通相=写真=は5日の閣議後会見で、「海事産業の基盤強化のための海上運送法等の一部を改正する法律案」(海事産業強化法案)を閣議決定したと報告した。同改正案は、事業再編や生産性向上による造…
【市況2021】VLCC、中東―中国、用船料マイナス1000ドル。船主 赤字運航に
VLCC(大型原油タンカー)のスポット用船市場で用船料がマイナスを付ける事態が発生している。市況低迷で石油会社などの用船者から支払われる総運賃が下がり、船主が燃料費や港費といった運航コストを賄えない…
日本郵船、滋賀銀とSLL契約。50億円強。ESG達成で金利優遇
日本郵船は5日、SDGs(持続可能な開発目標)やESG(環境・社会・企業統治)目標の達成度に応じて貸出金利を優遇する「サステナビリティー・リンク・ローン(SLL)」の契約を滋賀銀行と締結したと発表し…
日本郵船、LNG燃料供給船を貸船。タイタンへ2年間
日本郵船はLNG(液化天然ガス)燃料供給船「Green Zeebrugge」を、オランダのLNG燃料供給会社タイタンLNG(本社・ロッテルダム)に2年間貸し出す。郵船はその間に、欧州地域でのLNG燃…
サムスン重工、メガコン2隻受注。1.3万TEU型 23年納期
韓国造船大手のサムスン重工業は4日、コンテナ船2隻を受注したと韓国取引所に告示した。発注者はオセアニア船主で、詳細は明らかにしていない。契約総額は2321億ウォン(約2億786万ドル、1ドル=111…
【国内船主の今】(252)日本船主 売り注文殺到。邦船オペの返船増加で売却損も
「マーケットには数十隻単位で売り物が出ている」 1日午後、東京・銀座界隈の喫茶店で商社マンが興奮気味に話しだした。■買い手も日本人 商社マンの話はこうだ。「日本船主の手元には、た…
関東地整、CONPAS 本格運用へ。3月中開始。横浜・南本牧CTで
国土交通省の関東地方整備局は、今月2日に横浜市内で開催した「ICT(情報通信技術)を活用した横浜港コンテナ輸送効率化検討会」の第9回会合で、CONPAS(新・港湾情報システム)の諸機能のうち搬出入予…
物流連コロナ対応調査、DX推進で生産性向上を
日本物流団体連合会(物流連、渡邉健二会長)は5日、「物流企業における新型コロナウイルス感染症への対応動向調査報告書」を公表した。それによると、物流業の見通しについて、来期以降は国内・海外ともに物流企…
常陸那珂港、リスク管理、SDGsに貢献。マースクの高野・モノタロウの吉野両氏講演
A・P・モラー・マースクの高野賢営業本部長、工業用間接資材の通販最大手MonotaRO(モノタロウ)の吉野宏樹執行役物流部門長は3日、オンラインで開催された「いばらきの港説明会」で講演し、茨城港常陸…
大阪港、20年秋以降の輸入顕著。コロナ禍の巣ごもり反映
【関西】大阪港のコンテナ貨物取り扱いで、2020年秋以降の輸入貨物の底堅い需要に注目が集まっている。同港は20年に入り一時は新型コロナウイルス問題で輸入の荷動きが大きく減少したが、その後は四半期ご…