自動車船、需給逼迫し"綱渡り"。欧米港湾 滞船が拍車。収支改善に冷や水も
完成車などを運ぶ自動車専用船の船腹需給がタイトな状況が続いている。年末年始は自動車メーカーの工場の稼働率も落ちるため、1月は出荷が減り船腹需給が緩むことが多い。だが北米や欧州の港湾での滞船も相まって…
マースク・スコウCEO、カーボンニュートラル船、3年内に発注へ
デンマーク海運最大手のマースクは、3年以内にカーボンニュートラルのコンテナ船を発注する方針だ。マースクのソーレン・スコウCEO(最高経営責任者)が先週、ポッドキャストのインタビューで明らかにした。ま…
PIL、債務再編「最後の手段」。満期なし「永久債」発行へ
経営難に苦しむシンガポール船社パシフィック・インターナショナル・ライン(PIL)は15日、主要債権者を対象とした非公式会合を開催し、債務再編などについて協議した。シンガポール証券取引所に提出した文書…
【インタビュー 環境変化に挑む ドライバルク部門】(下)日本郵船常務執行役員・浦上宏一氏、貨物と船 バランス回復めざす
――今期に540億円超の構造改革を断行する。「昨年9月のケープサイズ6隻の返船による176億円の特損処理に加え、同12月には長期用船計20隻の返船などで特別損失約370億円を計上することを発表…
ノルスパワー、RORO船に円筒帆。角度調整型、高さ制限回避
フィンランドのエンジニアリング企業ノルスパワーは20日、北海エリアで近海輸送に従事するシーカーゴが運航するRORO船「SC Connector」(1万2251総トン)に、世界初となる角度調整が可能な…
国交省、内航船の省エネ化公募。AI・IoT活用支援
国土交通省は22日、経済産業省と連携し、内航海運の省エネルギー化の推進に向け、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)など先端技術を活用した実証事業を支援する「輸送効率化推進事業費補助金」の…
ライトシップ・インターカーゴ、ドライ品質で新基準。「Dry BMS」
資源メジャーなどが出資する豪州の船舶査定・格付け会社ライトシップとドライ貨物輸送の国際団体インターカーゴ(国際乾貨物船主協会)は21日、ドライバルクの分野で新しい品質基準「Dry BMS」が策定され…
現代重グループ、20年船舶受注2割減。12月に28隻を追加も
韓国造船最大手の現代重工業グループ(現代重工、現代三湖重工業、現代尾浦造船)の2020年の船舶受注高は、約100億ドル(約1兆360億円)で前年比21%減だった。隻数は31隻減の116隻。新型コロナ…
南通象嶼海洋装備、80型BC6隻受注。中国内航の最大船型
中国民営の新興造船所、南通象嶼海洋装備は21日、同国の3船社から7万9900重量トン型(80型)バルカー計3隻プラス・オプション3隻を受注したと発表した。新造船は同国民営船舶設計会社の上海佳豪船舶工…
日本ペイントマリン、船底塗料を新開発。独自技術で防汚性能向上
舶用塗料事業を手掛ける日本ペイントマリンは22日、独自開発のナノドメイン技術で防汚性能を高めた次世代型の船底塗料「FASTAR」の販売を開始したと発表した。ラインアップ4製品のうち2製品に独自のウオ…
UOG、中東船社を買収。ケミカル船主力のUACC
ギリシャの海運有力者ピーター・ジョルジオプロス氏が率いるユナイテッド・オーバーシーズ・グループ(UOG)は、中東船社のユナイテッド・アラブ・ケミカル・キャリアーズ(UACC)を買収する。1月7日にU…
【国内船主の今】(250)船主、航空機を敬遠。商社船舶部、ROE課題に
「商社船舶部の仲介機能が低下すれば、日本船主にとっても相当の痛手になる」 19日午後、東京駅に近い喫茶店で商社関係者が重い口を開いた。4人掛けのテーブルを2人で斜めに使いながらの取材である。…
DBシェンカー、定期チャーター拡大。日本・アジア―欧米間、週700トンを輸送。ワクチン輸送も視野
DBシェンカーは、貨物機をチャーターして行う定期航空輸送サービスを拡大している。中国―欧米や欧米間のサービス拡充に続き、21日、日本を含むアジア、欧州、米州の3大陸を結ぶサービスを2路線で始めると発…
日本航空、九州産鮮魚を空輸。福岡からバンコクへ
日本航空(JAL)は19日、ジェットスター・ジャパンと提携し、九州産鮮魚をタイ・バンコクへ航空輸送するサービスを開始したと発表した。福岡空港から成田空港までの国内輸送区間をジェットスターが担い、バン…
HMM、9隻目の臨時船投入。北米向け、中小輸出企業を支援
韓国船社のHMMは、本船のスペース不足に対応するため、釜山発ロサンゼルス港向けの臨時船の投入を決めた。21日、現地メディアが報じた。4600TEU型の本船「HMM FORWARD」を投入し、国内の中…
サンスターライン、RORO北陸航路のメリット示す。オンラインセミナー
【関西】韓国のパンスターグループの日本法人サンスターライン(大阪市、野瀬和宏社長)は22日、同グループのRORO船が寄港する金沢港(石川県)、敦賀港(福井県)と韓国を結ぶ航路を紹介するオンラインセミ…
四日市港、補助事業拡充をPR。初のオンラインセミナー
【中部】四日市港利用促進協議会(小林長久会長)は20日、初めてのウェブ配信による「四日市港セミナー」を開催した。コスト低減につながる同港の3つの強みや、埠頭再編の進捗(しんちょく)状況などを説明。ま…
DHLGF、ライプチヒの医薬品ハブ拡張。CEIVファーマ認証更新
DHLグローバルフォワーディング(DHLGF)は21日、独フランクフルトに続いて、ライプチヒのライフサイエンス・ヘルスケア・ハブ(LSH)をこれまでの2倍以上に拡張したと発表した。また、同施設とフラ…
TA、大西洋航路4ループに。4月からのサービス体制
オーシャンネットワークエクスプレス(ONE)、ハパックロイド、陽明海運、HMMの4社で構成する「ザ・アライアンス(TA)」は21日、2021年4月からの大西洋航路のサービス体制を発表した。TAでは昨…
赤羽国交相、ワクチン輸送体制構築。物流業者との連携強調
赤羽一嘉国土交通相は22日の閣議後会見で、新型コロナウイルスのワクチン輸送に触れ、「車両や航空機の輸送資材について物流事業者と連携して進めていく」との考えを示した。ワクチン輸送についてはマイナス70…