郵船調査、世界の20年コンテナ船隊、船腹量伸び鈍化 2.6%増。2年連続ハコ生産減も
日本郵船は16日、調査リポート「世界のコンテナ輸送と就航状況」2020年版(日本海運集会所)を発表した。20年の新造船竣工量(推定値)は137隻79万4000TEUで、解撤量を差し引いた全体の船腹量…
中古バルカー、船価相場に先高観。ノルデン、中型2隻買船
バルカーの中古船の船価相場に先高観が出ている。デンマークの不定期船大手ノルデンは16日、中型バルカー2隻を中古買船したと発表した。新型コロナウイルスのワクチンが開発され景気が回復に向かえば、荷動きが…
東京港埠頭、接岸速度計を導入。国内CT初。大型船の安全確保
東京港のコンテナ埠頭群を整備・管理する東京港埠頭会社は、大型コンテナ船の接岸時に水先人(パイロット)の業務を支援する「接岸速度計」を、国内のコンテナターミナル(CT)に初めて導入した。19日から実運…
国交省、21年度予算案、海事関係事業に138億円。海運・造船一体支援
国土交通省は21日に閣議決定される予定の2021年度予算案で、海運や造船を一体的に支援する「海事産業の再構築プラン」や海洋資源エネルギー開発など海事関係予算に138億円を充てる。関連費用として計上し…
政府、40年に最大4500万kW。洋上風力の目標示す
再生可能エネルギーとして期待される洋上風力発電について、政府は15日、2040年までに3000万―4500万キロワットとする目標を定め、国内9地域ごとの導入目安を示した。これに加えて、案件形成を加速…
フェリー・旅客船、GoTo停止で打撃。3割キャンセルも
新型コロナウイルス感染拡大防止策として、政府の観光支援事業「Go Toトラベル」が年末年始に全国的に停止されることが決まったことで、フェリー、旅客船の船社には利用客のキャンセルの連絡が相次いでいる。…
ノルスパワー、新造大型BCに円筒帆。21年設置を予定
フィンランドのエンジニアリング企業ノルスパワーは15日、大型バルカーに角度調整可能な円筒帆(ローターセール)を設置する契約を結んだと発表した。同社のローターセールが新造ばら積み船に採用されるのは初め…
東興海運、日―比に在来定期船。来月末開始、同盟解散で独自
東興海運(本社・神戸市)は来年1月末から、在来貨物船による日本積み―フィリピン揚げ定期サービスを開始する。月1回程度配船し、鋼材や建設機械、トラック、雑貨などを輸送。半世紀以上にわたり同航路を管轄し…
【市況2020】ケープ、期末前駆け込み上昇。主要航路平均1.3万ドル超
主に鉄鋼原料を運ぶ18万重量トン型ケープサイズバルカーのスポット用船市況が回復している。足元の主要航路平均値は1万3000ドル台後半で、1週間で3000ドル以上値を上げた。決算(12月期通期)の期末…
石連会長、減産緩和の合意 原油市場への影響軽微
石油連盟の杉森務会長(ENEOSホールディングス会長)は17日に定例会見を開いた。今月3日にOPEC(石油輸出国機構)プラスが合意した来年からの協調減産緩和について「想定していた現行の減産規模の維持…
英H&W、10億ドル受注内定 再建後初。洋上風発開発船、最大2隻
英エネルギー企業インフラストラータ傘下で再スタートを切った英領北アイルランドの造船所ハーランド&ウルフ(H&W)は、海洋技術開発会社トライアンフ・サブシー・サービシズ向けに洋上ウインドファーム(集合…
商船三井、舶用バイナリー発電 実船試験を開始
商船三井は17日、神戸製鋼所と共同で研究開発を進める舶用バイナリー発電システムを、春山海運が保有し商船三井が用船する新造VLOC(大型鉱石船)に搭載したと発表した。実海域での航行条件で装置の性能や耐…
【匠かんさい】(47)極洋電機、艤装品分野で技術力発揮
1956年に創業した極洋電機は、大阪や神戸に寄港する船舶向けのメンテナンス部品や電機消耗品の販売から事業を始め、業容を拡大していった。いまは監視カメラシステムやテレビ放送受信システム、船内放送システ…
おわび、17日付海運マーケット
おわび 17日付で掲載した海運マーケット(12月15日)欄中、運賃の表が紙面制作上のミスでほぼ空欄となってしまいました。正しい表を再掲載します。…
釜山港湾公社、21年目標2270万TEU。今年の見通し比4%増
韓国の釜山港湾公社(BPA)は14日、釜山港での2021年コンテナ取り扱い目標を2270万TEUに設定したと発表した。20年取り扱い予想数値2177万TEU(19年比1%減)に対して4・3%増となっ…
貿易統計、11月輸出 再び停滞。米国・アジア減少
財務省の貿易統計(速報)によると、11月の輸出額は前年同月比4%減の6兆1136億円と、前月の0・2%から減少幅が拡大した。自動車輸出がマイナスに転じるとともに、地域別では米国向けが3カ月ぶり、アジ…
サイバーポート推進委、来春稼働へ進捗確認。オンライン会合
港湾の電子化(サイバーポート)推進委員会の第5回会合が16日オンライン開催され、民間事業者間の港湾関連諸手続きを電子化する「港湾関連データ連携基盤」の構築に向けた取り組み状況が報告されるとともに、参…
日通、中国・武漢に新拠点。消費財の国内物流強化
日本通運は17日、中国現地法人、日通国際儲運(王寒健社長)が同国湖北省武漢市に倉庫(延べ床面積は2万4000平方メートル)を新設し、アパレルの国内物流拠点として11月から本格稼働したと発表した。日用…