コンテナ船社、フリータイム短縮検討。日本発着、空バン早期返却促す
日本発着航路でサービスを提供しているコンテナ船社が、コンテナのフリータイム(無料保管期間)短縮にむけた検討を進めている。コンテナ輸送の需給逼迫(ひっぱく)で日本市場でも空コンテナ(空バン)の不足が深…
【MariTech 海事未来図】商船三井、CO2回収・貯留に参画。日豪プロジェクト、洋上インフラ構築へ
商船三井は日豪企業が進めるCO2(二酸化炭素)回収・貯留(CCS)に向けた「deepC Storeプロジェクト」に参画する。エネルギー会社や電力・ガス会社と連携し、LNG(液化天然ガス)プラント…
東京港大井4号、大型Gクレーン到着。21列型、年明け順次稼働
東京港埠頭会社が整備する東京港大井コンテナ埠頭4号バース用の大型ガントリークレーン3基が8日、海上輸送で現地に到着した。11日に陸揚げされ、来年1―2月にかけて稼働する予定。同港ではコンテナ船大型化…
【インタビュー P&I保険の最新トレンド】スタンダードクラブチーフ・エグゼクティブ、ジェレミー・グロース氏。高額損害の頻度急増
――次年度のゼネラル・インクリースを決定した背景は。「第1の要因は、マーケットの他のP&Iクラブと同様に、当クラブも高額損害の頻度が急増していることがある。こうした費用はプールメカニズムの下、…
上海外高橋と大連船舶重工、VL最大10隻受注。CSSCで20隻追加も
中国船舶集団(CSSC)傘下の上海外高橋造船と大連船舶重工は、グループの船舶保有会社CSSCシッピングを通じて、同国化学繊維メーカーの栄盛石化からVLCC(大型原油タンカー)合計4隻プラス・オプショ…
シースパン、1.2万TEU型5隻発注。18年契約に投入
独立系コンテナ船主のシースパン(本社・香港)は7日、1万2200TEU型コンテナ船5隻を発注したと発表した。大手コンテナ船社との18年間の長期用船契約に基づき、造船所と建造契約を締結した。建造ヤード…
サムスン重工、巨済造船所、生産を再開
韓国造船大手のサムスン重工業は8日、巨済造船所(慶尚南道)の全事業場での生産を再開したと韓国取引所に告示した。新型コロナウイルス感染者の発生で、濃厚接触者の検査など感染拡大防止のため、6―7日に生産…
大連船舶重工、85型BC2隻受注。中国リースから
中国船舶集団(CSSC)傘下の大連船舶重工は同グループのリース会社、中国船舶(香港)航運租賃から8万5000重量トン型バルカー2隻を受注した。新造船は昨年成約した10隻の同型船だが、一部システムを改…
LNG燃料、22年 供給拠点170港。クラークソン予測
船舶用LNG(液化天然ガス)燃料を供給できる港が増加している。英クラークソンによると、11月時点の世界のLNG燃料供給拠点は、今年1月時点の114港から124港に10港増加。2022年までに170港…
マースクタンカース、プロダクト船14隻売却。中国リースに4.2億ドルで
デンマーク船社マースクタンカースのシンガポール子会社は、プロダクト船14隻を中国のリース会社である国銀金融租賃(CDBリーシング)に売却する。売却額は総額4億2200万ドル。CDBリーシングが…
【市況2020】VL反発 WS30超。船主、反発強める
VLCC(大型原油タンカー)市況が反発している。市場関係者によると、足元の中東―極東航路の運賃相場はWS(ワールドスケール)30超を付けるという。WSは秋口以降、30を割り込む低水準で推移してきた。…
IMO、LLMC条約を議論。適用外の統一解釈 検討
IMO(国際海事機関)の第107回法律委員会(LEG107)が11月27日―12月1日にオンライン形式で開かれ、船主責任制限条約(LLMC条約)の責任制限が適用されない場合に関する統一解釈の策定に向…
経産相、社会実装加速に期待。水素エネ活用団体設立受け
船会社やエネルギー、金融などの民間企業88社で構成する「水素バリューチェーン推進協議会」の設立を受け、梶山弘志経済産業相=写真=は8日の閣議後の会見で「水素の社会実装を加速する担い手として積極的な活…
コロナで延期「海の日」海事功労者大臣表彰式、あす東京で開催
国土交通省は10日、7月23日付で発令した2020年「海の日」海事関係功労者大臣表彰の受賞者の表彰式(東京会場)を開催する。東京での表彰式は例年7月に開いているが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止…
ABS、サステナビリティー表記ガイドを発行。SDGsと整合性実証
米船級協会(ABS)は1日、海洋・オフショア事業者が、国連の「SDGs」(持続可能な開発目標)で概説されている、「ESG」(環境・社会・ガバナンス)の要件を満たすための「サステナビリティー表記ガイド…
福岡造船、田中嘉一副社長、新社長に昇格
福岡造船の新社長に田中嘉一副社長が11月25日付で昇格した。田中敬二社長は代表権のある会長に就いた。たなか・よしかず 09(平成21)年拓殖大政経卒、福岡造船入社。12年取締役、19年代表取締…
常石グループ、会社人事
ツネイシホールディングス 【新役員体制】 (1月1日)取締役会長(造船事業管掌、常石造船取締役会長)=河野健二▽代表取締役社長(海運事業管掌、神原汽船代表取締役社長、常石造船専務取締役)=神…
【Newsクリップ】商船三井、インド船員配乗25周年。MOLMI、オンライン式典
商船三井は8日、インド・ムンバイを拠点とする船員配乗グループ会社MOLマリタイム・インディア(MOLMI)の設立25周年式典=写真=をオンライン上で開催したと発表した。池田潤一郎社長がビデオメッセー…
通関業連合会調査、在宅勤務4割が導入。業務効率低下 浮き彫りに
日本通関業連合会が実施した新通関業法(改正通関業法)と輸出入申告官署の自由化の実施状況などに関するアンケート結果によると、通関士や通関業務従事者の在宅勤務を導入した割合は4割だったことが分かった。在…
阪神港、コンテナ 2港とも不振。1―9月、マイナス基調で推移
【関西】阪神港(神戸港、大阪港)の1―9月累計コンテナ取扱個数(最速報値、空コンテナ含む)が出そろった。輸出入合計では神戸港が前年同期比7・3%減の151万8893TEU、大阪港が3%減の153万7…