旭タンカー、重量物船社に出資。ロッテルダムに拠点開設
旭タンカー(中井和則社長)はオランダ・ロッテルダムに拠点を開設した。同国の重量物船社Cargowに出資参画したことを機に、海事産業が集積する欧州にも人員を配置することを決定。新規事業のマーケティング…
【新型コロナ】船員交代、直接寄港で船管費増。通期で10数億円 影響も
新型コロナウイルスの感染が拡大する中、海運会社の船員関連コストのうち、船員供給国への直接寄港で発生する船舶管理費が一定割合を占めるようになっている。海運会社によっては2021年3月期通期業績で十数億…
「Gas4Sea」終了、LNG燃料供給船、郵船が単独保有に。エンジ―・三菱商と合弁解消
日本郵船は6日、仏電力・ガス大手エンジ―、三菱商事と展開していた舶用LNG(液化天然ガス)燃料供給・販売ブランド「Gas4Sea」を終了すると発表した。郵船はLNGバンカリング船「Engie Zee…
三井E&S船舶事業、4―9月期経常損益わずかに黒字化。中国合弁YAMIC効果で
三井E&Sホールディングスが6日発表した2020年4―9月期連結決算は、船舶事業の営業損失が11億円となった。不採算工事の減少などで、前年同期の18億円から赤字幅が縮小した。経常損益段階では、中国民…
【インタビュー 地銀の船舶ファイナンス】愛媛銀行 船舶ファイナンス部副部長 品部雄二郎氏、山口FGと連携 新たな選択肢
海事産業の発展を長年にわたり金融面からサポートしてきた愛媛銀行。船主の業容が拡大するのに合わせ、船舶関連の融資残高は3000億円を超えた。だが、邦船オペレーター(運航船社)向けの案件の減少、用船契約…
【4―9月期】中堅造船3社。名村・サノヤス赤字縮小。内海は4年ぶり最終赤字
上場する中堅造船3社の2020年4―9月期連結決算は、名村造船所が営業損益段階で赤字幅が縮小、サノヤスホールディングスも造船事業で赤字幅が縮小した一方、内海造船は半期ベースで4年ぶりの最終赤字に転落…
【7―9月期】オドフェル、390万ドル最終黒字に転換。MR型のプール運航も開始
ノルウェーのケミカル船大手オドフェルが5日発表した2020年7―9月期決算は、純損益が390万ドルの黒字となった。ケミカル船の採算改善が寄与し、前年同期の110万ドルの赤字から転換した。MR(ミディ…
【7―9月期】スコルピオ・タンカーズ、純損失2020万ドル。製品船市況軟化
モナコのプロダクト船主スコルピオ・タンカーズが6日発表した2020年7―9月期決算は、純損失が2020万ドルとなった。前年同期は純損失4530万ドル。夏場の需要低迷期入りや、6月以降の世界的な石油製…
共栄タンカー4―9月期、経常益43%減。郵船にバルカー売船
共栄タンカーが6日発表した2020年4―9月期の連結経常利益は、前年同期比43%減の3億6300万円となった。新型コロナウイルスの影響で海運業費用が増加したことが響いた。売上高は船舶が1隻増え…
商船三井、船員交代で表彰。感染防止策、MPAから評価
商船三井は6日、シンガポール海事港湾庁(MPA)主催のオンラインイベントで、新型コロナウイルスの感染防止策を十分に講じた上で船員交代を進めたことを表彰する「クルーチェンジチャンピオンアワード」を受賞…
リスカ、現代重工LNGタンク、デジタルツイン認証取得
リベリア船籍の主管庁業務を手掛けるリスカ(LISCR)は2日、韓国造船最大手の現代重工業が開発したLNG(液化天然ガス)燃料タンクが、英船級協会ロイド・レジスター(LR)からITを活用し舶用機器の状…
海技研、益田グループ長がメンバーに選出。GESAMPのWGで
海上技術安全研究所は10月30日、国連が海洋環境保護のために設立した第三者機関GESAMPのワーキング・グループ(WG)メンバーに、環境・動力系の益田晶子グループ長が選出されたと発表した。船舶で運送…
ABS、機械性能テーマに17日ウェビナー
米船級協会ABSは17日、「船主とオペレーターのための機械性能ヘルス」をテーマとしたウェビナー(日本語)を開催する。船舶機関への健全なデジタル分析戦略と、継続的なパフォーマンスモニタリングとベンチマ…
日舶工、オンラインで英語プレゼン講座開催
日本舶用工業会は10月26―29日、会員企業の海外営業担当者らを対象に「英語プレゼンテーション講座」を開催した。今回は新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、ウェブ会議アプリケーション「Zoom…
【国内船主の今】(241)スコルピオBBCの行方。アセットライトオペの倒産危機
「倒産という認識はありません。ただ、経営が厳しい状況ということは船主経由で聞いています」 10月末、地方銀行の関係者が電話取材に応じた。■「昔の名前で―」 2016年以降、デンマークを…
国交省、次期物流大綱骨子案。DX・標準化加速へ
国土交通、経済産業、農林水産の各省は6日、東京都内で次期総合物流施策大綱を検討する第5回有識者会議を開き、大綱の策定に向けた提言の骨子案を提示した。主に物流のデジタル化(DX)・標準化などを盛り込ん…
国交省、繋離船作業安全検討委を書面開催
国土交通省の港湾局、海事局は5日、安全な港湾利用を実現するため、日本繋離(けいり)船協会とつくる「繋離船作業に係る安全問題検討会」の第9回会合を同日付で書面開催したと発表した。繋離船作業に関する安全…
住友倉庫4―9月期、通期予想上振れ。海運改善へ、保管も高水準
【関西】住友倉庫が6日発表した2020年度上期(4―9月)業績は、売上高と利益3項目(営業利益、経常利益、純利益)が共に減少した一方、物流事業で倉庫保管やEC(電子商取引)関連が堅調に推移した。同日…
日通総研見通し、海上・航空輸出が改善。10―12月国際貨物、荷動き大幅減続く
日通総合研究所はこのほど、9月に実施した「企業物流短期動向調査」の結果をまとめた。2020年10―12月の国際貨物の荷動き指数(荷主の回答割合で「増加」から「減少」を引いた数値)は外貿コンテナ(海上…
【新型コロナ】国交省、クルーズ運航再開へ支援。11港の改修事業を補助
新型コロナウイルスの影響で中断していたクルーズ船の運航再開に向けて、国土交通省は6日、クルーズ旅客の利便性や安全性の向上、物流機能の効率化を図るため、「国際クルーズ旅客受入機能高度化事業等」の公募結…