【北米航路 想定外の好況】(上)減便一転…供給増追い付かず。「GDPのセオリーは完全に崩れた」
アジア―北米航路が今、空前の荷動きに翻弄(ほんろう)されている。新型コロナウイルス感染が世界的に広まった当初、コンテナ船社は荷動き減少に合わせて船腹供給量を調整し、業界を挙げて危機対応に取り組んだ。…
日本郵船、世界初デジタル船認証。LNG焚き自動車船、環境・デジタルで差別化
日本郵船は28日、LNG(液化天然ガス)を主燃料とする自動車専用船「SAKURA LEADER」の引き渡しを受けたと発表した。同船は国内初の大型LNG燃料船で、従来型船舶と比べて輸送単位当たりのCO…
海事局長、GHG50年ゼロ目標。ゼロエミ船導入に注力
国土交通省の大坪新一郎海事局長は28日、定例会見を開き、菅義偉首相が所信表明演説でGHG(温室効果ガス)排出量を2050年までに実質ゼロにする目標を新たに打ち出したことについて「さらに気候変動対策に…
JERA、エクソンと越LNG協業。FSRU導入も
国内発電最大手JERAは28日、オイルメジャーの米エクソンモービルとベトナム北部ハイフォン市でのLNG(液化天然ガス)バリューチェーンプロジェクトでの協業の覚書を締結したと発表した。JERAは計画の…
【社告】MariTech Webinar Japan 2020 supported by TradeWinds~日本から世界へ発信。船舶デジタル革命、11月10日に日英同時配信。無人運航船・電気推進船・MGOエンジン、海事未来図を探る
日本海事新聞社は11月10日、英トレードウインズをメディアパートナーに迎えウェビナー「MariTech Webinar Japan 2020 supported by TradeWinds~日本から…
インテリアン、新型衛星端末を発売。シームレスな接続 保証
衛星通信用アンテナシステムなどを手掛ける韓国のインテリアン・テクノロジーズは27日、米イリジウム・コミュニケーションズの通信サービスの中で最も高いRF(無線周波数)性能を持つ新型Lバンド(0・5―1…
現代重工グループ、VLCCなど計3隻を成約
韓国造船最大手の現代重工業グループが受注を積み上げている。複数の現地報道によると、グループの造船持ち株会社の韓国造船海洋はアフリカ船主と欧州船主から、VLCC(大型原油タンカー)2隻と5万重量トン型…
内海造船、建造RORO船5隻、内航格付け5つ星取得
内海造船は26日、同社が建造したRORO船5隻が国土交通省から内航船省エネルギー格付け制度の最高評価5つ星を獲得したと発表した。5隻は、過去のデータを基にした基準値よりも改善率20%以上を達成した。…
【市況2020】カムサ復調 1.1万ドル超。日本向け石炭堅調
8万重量トン級カムサマックスバルカーのスポット用船市況がじわじわ回復している。足元の主要航路平均値は日建て1万1653ドルと続伸した。日本向け石炭輸送が想定より堅調という。ただ、新鋭船の損益分岐点と…
内航燃油 ほぼ横ばい。参考仮価格、10―12月期4万7900円
船舶燃料油販売特約店大手の伊藤忠エネクスは27日、10―12月期のSOx(硫黄酸化物)規制に適合した船舶用低硫黄C重油価格(内航燃料油価格)の参考仮価格を公表した。内航船社に対して1キロリットル当た…
バルチラ、VLEC向け荷役システム、現代重工から2隻分を受注
欧州舶用メーカーのバルチラは26日、韓国造船大手の現代重工業が建造中の9万8000立方メートル型の大型エタン船(VLEC)2隻向けに荷役システムを受注したと発表した。契約には3隻目のオプションが含ま…
三菱重工、本牧工場内にイノベ拠点。ベンチャー共創空間に
三菱重工業は26日、同社横浜製作所本牧工場(横浜市中区)内の建屋を利用し、「Yokohama Hardtech Hub」(YHH)をオープンしたと発表した。ベンチャーやモノづくりに携わる企業、自治体…
海事局長会見要旨(1面参照)
国土交通省の大坪新一郎海事局長の会見要旨は次の通り。【国内クルーズ船の運航再開】 このほど、クルーズの安心安全の確保に係る検討の中間取りまとめを公表した。日本外航客船協会、日本港湾協会から…
日舶工、海事行政研修会、次世代会で開催
日本舶用工業会の次世代会(舶用次世代経営者等会議)はこのほど、第55回会合として「海事行政研修会」をオンライン形式との併用で開いた。国土交通省海事関係部局の室長クラスを招いて実施。次世代会メンバーの…
【Newsクリップ】MTI、11月オンラインセミナー。自動運航などテーマに
日本郵船グループのMTIは11月26、27の両日、毎年恒例の講演会「Monohakobi Techno Forum」を開催する。例年東京、広島各会場で実施してきたが、今年はオンライン形式で実施する。…
NK、技術セミナーをオンデマンド配信。来月9日から
日本海事協会(NK)は、最近の鋼船規則などの改正、技術トピックスをテーマとした「2020ClassNK技術セミナー」を11月9日からオンデマンド配信する。これまでは国内各地で開催してきたが、新型コロ…
中国銀行、船舶融資部署を新設。来月2日から尾道支店内に
中国銀行は11月2日付で尾道支店(広島県尾道市)内に「シップファイナンスセンター」を設立する。これまで各支店に分かれていた外航船舶融資業務を同センターに集約し、専門性を高め、顧客サービス向上を図る。…
ANAHD、4―9月期国際貨物収入、前年同期並み508億円。自動車など緩やかに回復
ANAホールディングス(HD)の2020年4―9月期の国際線貨物収入は前年同期比0・6%減の508億円だった。世界的な旅客便の運休・減便の影響で輸送重量が前年を大きく下回ったが、コロナ禍で寸断された…
マースク、米社とワクチン輸送で提携。出荷本格化に備え体制確保
コンテナ船社最大手マースクは26日、米医薬品企業ユナイテッドビオメディカル子会社コヴァックス(COVAXX)と、グローバルロジスティクスパートナーシップを締結したと発表した。コヴァックスはワクチン出…
神戸大、新練習船は「海神丸」。船名一新、〝海の神戸大学〟前面に
【関西】神戸大学(武田廣学長)は28日、2022年度に運用開始を予定している新造練習船について、名称を「海神丸」にすると発表した。同大学は19年11月に「海神プロジェクト」を始動しており、海の神戸大…