海事局、造船SC最適化へ新事業。建造情報共有・部品共通化、再編計画策定も支援。企業間連携を促進
国土交通省海事局は造船・舶用工業の企業間連携を後押しするため、造船のサプライチェーン(SC)の最適化に向けたモデル事業を来年度から開始する見込みだ。造船所間では、設計データや生産システムに一定の互換…
EU、GHG排出量取引制度 海運も22年から対象
EU(欧州連合)の欧州議会は15日、GHG(温室効果ガス)の排出量取引制度(ETS)を海運にも広げることを決めた。導入時期は2022年からとなる。欧州の港に発着する総トン数5000トン以上の船舶が対…
【MariTech 海事未来図】J―ENG、ボア33センチ新型機関開発へ。ティア3対応、22年市場投入
ジャパンエンジンコーポレーション(J-ENG)は15日、新型舶用低速2ストロークUEディーゼル機関としてボア(シリンダー口径)33センチの「UEC33LSH-C2」型機関の開発を決定したと発表した。…
【モーリシャス座礁 国際緊急援助隊】海上保安庁国際海洋汚染対策官・武智啓司氏。流出油の防除で貢献
西インド洋のモーリシャス沖でケープサイズバルカー「WAKASHIO(わかしお)」が座礁し、約1000トンの燃料油が流出した事故で、日本の国際緊急援助隊の一員として現地で海上保安庁の職員が流出油の調査…
商船三井、カメムシリスク低減。邦船初、豪州当局から認証
商船三井は16日、邦船社で初めて豪州農業省から「VSPS」(船舶の季節性病害虫対策)の認証を受けたと発表した。日本・韓国―豪州航路に投入中の自動車専用船での徹底したカメムシ侵入防止策が寄与。VSPS…
ウィルヘルムセン、洋上風発向けSOV参入。オステンショ子会社に25%出資
ノルウェー海運大手ウィルヘルムセングループは15日、同国オステンショグループで洋上風力発電向けサービス・オペレーション・ベッセル(SOV)を運航するエッダ・ウインドに25%出資すると発表した。ウィル…
【MariTech 海事未来図】ABS、省エネ設計シミュレーション開発。現代重工と共同で
米船級協会ABSは15日、設計段階の船舶のGHG(温室効果ガス)排出量を把握するカーボンフットプリント(CFP)を解析できるマルチフィジックスシミュレーションを構築する、韓国造船大手の現代重工業との…
【市況2020】ケープ1.5万ドル 復調の兆し。出荷好調・中国沖滞船で
鉄鋼原料輸送を担う18万重量トン型ケープサイズバルカー市況に復調の兆しが見られるようだ。好調な西豪州出しの出荷と、揚げ地の中国沖での滞船が主因。15日付の英ロンドン市場で、主要航路平均値は日建て1万…
KR、シミュレーションセンターを開設。LNG燃料・燃料供給対象
KR(韓国船級)は15日、LNG(液化天然ガス)燃料・バンカリング(燃料供給)に関するシミュレーションセンター「KR LSC」を開設したと発表した。KRは、LNGの知見をベースに、同センターを通じて…
STX造船海洋、MR型2隻受注。LNG燃料対応
海外紙によると、韓国のSTX造船海洋は香港船主アイランド・ナビゲーションから、5万重量トン級のMR(ミディアムレンジ)型プロダクト船2隻を受注したようだ。同型2隻を昨年成約しており、建造オプションが…
IMOなど、船員交代促進で声明。安全な乗下船要請
IMO(国際海事機関)など8団体は10日、新型コロナウイルスの感染拡大で停滞する船員交代の打開に向け、共同声明を出した。共同声明では、船員を「重要なサービスを提供する労働者」として指定し、安全で支障…
赤羽国交相が再任。菅新内閣発足
衆参両院は16日午後の本会議で、菅義偉前官房長官(自民党総裁)を第99代首相に選出した。菅新首相は同日、自民、公明両党による連立内閣を発足。赤羽一嘉国土交通相、梶山弘志経済産業相らが再任された。…
貿易システムのバイナル、東南アジアで販売強化、業務効率化を支援
貿易・通関業務システム大手バイナル(名古屋市)は、東南アジア地域でのシステム販売を強化している。2019年3月に、シンガポール現地法人バイナルアジア・パシフィック(APAC)を設立。既に日系商社現地…
8月貿易収支、輸出改善、2カ月連続黒字。中国向け5%増。輸入は低調
財務省が16日発表した貿易統計(速報)によると、8月の貿易収支は2483億円と2カ月連続の黒字となり、7月の109億円から拡大した。輸出額は前年同月比15%減の5兆2327億円と減少幅の縮小が続き、…
国内物流ロボ市場、急拡大。19年度55%増・131億円。BCPも導入後押し。矢野経済研究所調べ
矢野経済研究所は14日、国内の物流ロボティクス市場規模(事業者売上高ベース)の調査結果の概要を発表した。2019年度の市場規模は前年度比55%増の131億4000万円に急拡大したと推計。新型コロナウ…
飲料・酒 荷待ち短縮、トラックドライバー労働時間改善を検討。あす省庁横断合同会議
国土交通省総合政策局、自動車局、関東運輸局東京運輸支局、厚生労働省は16日、トラックドライバーの荷待ち時間が多い飲料・酒の物流の効率化とドライバーの労働時間の改善などについて検討を行う、省庁横断の合…
大阪港湾局、物流 新組織計画も。統合で業務効率化へ
【関西】大阪府市の港湾局が統合した「大阪港湾局」の10月1日業務開始に際し、統合後の組織では一元化による業務効率化を進める方針だ。統合後の港湾局では1人の港湾局長の下で運営が行われる。また将来的には…
ONEジャパン、第2回ターミナル安全・品質大会。コロナ対応 ウェブ開催
オーシャンネットワークエクスプレス(ONE)ジャパンは16日、「第2回ONEジャパン ターミナル安全・品質大会」を15日に開催したと発表した。ONEジャパンは昨年12月に国内港湾ターミナル関係者など…
政府、九州復旧に315億円。八代港浚渫実施へ
政府は15日、7月の九州豪雨で被災した熊本県内の港湾や河川などの復旧工事費として予備費から315億円を支出することを閣議決定した。港湾については、県が管理する八代港の岸壁前面に堆積した土砂などの浚渫…
日本ハネウェル、音声業務機器を一新。コロナ禍対応。効率2―4割向上
日本ハネウェルは14日、音声業務専用端末とワイヤレスヘッドセットを来年1月に一新すると発表した。コロナ禍での現場・市場ニーズの変化に伴い、社会的距離(ソーシャルディスタンス)を確保する機能などを新た…