海外オペ/BBCに用船料前払い。自己資金充当、船主を補填
海外オペレーター(運航船社)がBBC(裸用船)で新造船を建造する際、用船料を前払いするケースが出てきた。海外オペが前払いする用船料は、実質的に新造BBC船の自己資金として充当される。BBC案件を手掛…
自動車船/中国出し増加へ。独VW、東南ア輸出開始
中国からの自動車輸出が増える見通しだ。独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の中国法人は、今年から東南アジア向けの輸出を始める。2017年の中国出し完成車は前年比2割強増えたが、規模は日本出しの4分…
内航燃油価格/転嫁率78%、品目で明暗。セメント全事業者、砂利・石材は不調
日本内航海運組合総連合会が主要内航オペレーター(運航船社)を対象に実施したアンケート調査によると、2017年4月時点で船舶用燃料油価格が上昇した際などの価格変動に伴うコスト増分を荷主に転嫁できている…
日本郵船/ベルギーで風力発電。完成車施設、グリーンターミナル実現
日本郵船は23日、ベルギーのゼーブルージュ港の完成車ターミナルに風力発電機最大11基を設置すると発表した。2019年半ばごろに稼働する予定。太陽光発電などの環境対策と合わせ、「グリーンターミナル」の…
パナマ・スープラ/1万ドル強を維持。中国向け石炭堅調
7万重量トン級パナマックス、5万-6万重量トン級スープラマックスバルカー市況が下げ止まっている。中国の石炭輸入の活発化に伴い両船型とも2営業日続伸し、航路平均1万ドル強を維持。当面は、中国の旧正月(…
【インタビュー 今後の経営方針】福永海運社長・福永庄一朗氏/船主業ど真ん中で勝負
福永海運(本社・大分県佐伯市)は、外航船16隻(新造発注残2隻含む)を保有する国内船主。2010年以降、船主として戦える船型をハンディマックス(スープラマックス、ウルトラマックス)と定め、同船型に絞…
井本商運/売上高・輸送量、過去最高更新へ。フィーダー拡大、国内開拓も
井本商運が業容を拡大している。積極的な船隊整備を継続しており、2018年3月期末の船腹量は前期末から4%増の約6400TEUになる見込み。国際フィーダー貨物の輸送需要を取り込むとともに、国内の動脈・…
現代重工グループ/新造船6割増101億ドル。17年、受注残は3割減
韓国の現代重工業グループ3社(現代重工、現代尾浦造船、現代三湖重工業)の2017年の新造船・海洋受注高は、101億ドル(1兆1211億円)と前年比60%増加した。海洋関連の成約は引き続きゼロだった。…
大宇/インドネシア向け、現地工事遅延で潜水艦納期延期
韓国造船大手の大宇造船海洋は19日、潜水艦の納期を延期すると韓国取引所に告示した。インドネシア海軍向けで、2011年12月に3隻成約していた。19日までに引き渡す予定だったが、インドネシアでの現地工…
三菱重グループ/MET―MB過給機、生産2000台を達成
三菱重工業グループの三菱重工マリンマシナリは23日、MET-MBシリーズ過給機の生産台数2000台を達成したと発表した。軸流型過給機の同シリーズは、累計2500台以上の生産実績があるMET-MAシリ…
商船三井/日本―豪州サービス、2月から一部曜日変更
商船三井は22日、2月上旬から日本・中国-豪州航路のNAEサービスで豪州側の寄港曜日を一部変更すると発表した。スケジュールの安定化を図り、高品質なサービスを提供していく。現在、NAEサービスの…
交通審海事分科会/日本船舶・船員確保計画、変更案骨子を提示
国土交通省は23日、東京・霞が関の同省内で開いた交通政策審議会第34回海事分科会で、「日本船舶および船員の確保に関する基本方針」変更案の骨子を提示した。変更案では、外航日本籍船と船員を確保する目標数…
内航総連/11月期建造申請、24隻全船を認定
日本内航海運組合総連合会は19日に開いた理事会で、暫定措置事業規程に基づき募集を受け付けた2017年11月期建造申請で組合員(事業者)から応募があった24隻4万7600対象トン(貨物船・重量トン、油…
プリンセス/アジア配船、着々と拡充。同業他社と差別化
2013年のシーズンから日本発着クルーズを運航している米プリンセスクルーズ(本社・サンタクラリタ)が、着々とアジア配船を拡充している。ライバルの欧米大手船社が中国発着でしのぎを削る中、プリンセスは同…
国交省港湾局/18年度予算・税制など説明。本省で主幹課長会議
国土交通省港湾局は23日、全国の港湾管理者(地方自治体)の担当者に2018年度港湾関係予算は足元の施策展開の概要などを説明する「主幹課長会議」を同省内で開いた。クルーズ振興、コンテナ戦略港湾、港湾の…
コンテナ船/デジタル化、急進展。多方面で新技術取り込み
コンテナ船業界でデジタル化への対応議論が盛んになってきた。最大手マースクラインはブロックチェーン(分散台帳)技術を活用したプラットフォーム構築に着目、他船社もデジタル技術導入に向け専任の役員を配置す…
北九州港/17年9月コンテナ:6%増の4.6万TEU
北九州市港湾空港局のまとめによると、北九州港の2017年9月のコンテナ取扱個数(速報値、内外貿合計、空コンテナ込み)は前年同月比6%増の4万6265TEUとなり、16年5月から17カ月連続で増加した…
群馬県/OICT活用テーマにセミナー。東海大・石原氏、貿易事情を解説。官署自由化で市場淘汰の可能性
群馬県などは22日、太田国際貨物ターミナル(OICT)海上コンテナターミナル(太田市)でOICTの活用をテーマに国際物流セミナーを開いた。東海大学海洋学部の石原伸志客員教授らが講演し、約80人が出席…
タイ自動車販売/18年90万台超に回復。元トヨタの棚田氏講演
日・タイ経済協力協会は22日、タイ自動車産業に関するセミナーを開催した。前タイ国トヨタ自動車社長の棚田京一氏(デルフィス社長、トヨタ自動車顧問)は「タイ自動車産業成長戦略」と題して講演。2018年の…
DPワールド/印政府系と投資基盤設立。港湾・物流分野で30億ドル
中東のターミナル運営大手DPワールドは22日、インド政府系投資機関の国家投資インフラ基金(NIIF)と、インドの港湾・ターミナル、運輸・物流分野を対象とした、投資プラットフォームを創設すると発表した…