【匠かんさい】(70)第工、"人財力"で物流を支える
コンテナターミナルでオレンジ服の作業員の姿をよく見掛ける。港湾運送関連事業、第工の企業カラーを身にまとった作業員だ。本船船上でコンテナ貨物の荷崩れを防ぐ固縛作業や、コンテナ内の貨物の無事を確認するコ…
JR貨物、関東―関西にブロックトレイン。来春ダイヤ改正、食品など輸送
JR貨物は来年3月12日のダイヤ改正で、関東―関西にブロックトレイン(編成の一部を貸し切り輸送するコンテナ列車)を新設する。特定の利用運送業者向けに設定し、飲料、食品、日用雑貨など生活必需品がターゲ…
豊田通商、ケニアでSKD生産。ハイエース年間500台
豊田通商は16日、ケニアでトヨタ自動車「ハイエース」のSKD(セミノックダウン)生産を11月9日から開始したと発表した。ケニアの車両製造・販売事業体「トヨタケニア」(TKEN)がトヨタから部品共有を…
熊本県ポートセミナー、1月13日 大阪で。県知事、八代・熊本両市長がプレゼン
熊本県ポートセミナーが来年1月13日、大阪市内で開かれる。同県の蒲島郁夫知事や、八代港ポートセールス協議会会長で同県八代市の中村博生市長、熊本港ポートセールス協議会会長で熊本市の大西一史市長によるプ…
【21年10大ニュース】海保庁、香川の小型船沈没で62人救助
海上保安庁は15日、2021年海上保安10大ニュース(20年11月―21年10月)を発表した。10項目の内容は上位から順に次の通り。【 1.修学旅行の小学生ら62人全員救助、香川県与島の…
【リスクと生きる】(58)山崎正晴・危機管理コンサルタント:真珠湾攻撃と情報敗戦。歴史に学ぶ解読力の大切さ
12月8日は真珠湾攻撃の日だ。今から80年前(1941年)のこの日(日本時間)、大日本帝国海軍は米ハワイ・オアフ島の真珠湾にあった米海軍太平洋艦隊基地に対して奇襲攻撃を行い、大戦果を挙げた。帝国海軍…
【本紙が選ぶ2021年10大ニュース】
2020年に世界中に拡散した新型コロナウイルス感染症。21年は変異株発生などコロナの影響が色濃く残り、資源価格の上昇やサプライチェーンの混乱にも見舞われ、海運・物流業界にとって激動の年となった。本紙…
【本紙が選ぶ2021年10大ニュース】(1)国際物流 目詰まり、SC混乱に拍車
海上コンテナ輸送を中心とした国際物流の深刻な混乱が続いた一年だった。2020年後半からの荷動き急回復に対して、北米西岸港などのハブ港や米国内陸鉄道といった輸送インフラの処理能力が追い付かず、滞船・滞…
【本紙が選ぶ2021年10大ニュース】(2)ゼロエミ船 始動、相次ぎLNG燃料船も
2021年は海運のゼロエミッション化へ、具体的なプロジェクトが進展した年となった。興亜産業(香川県丸亀市)は22日、旭タンカー向けに建造している499総トン型次世代内航船ゼロエミッション電気推…
【本紙が選ぶ2021年10大ニュース】(3)通期最高益 続出。海運大手、コンテナ活況
2021年は海運業界にとって、00年代以来となる海運ブームに沸いた一年だった。前回は爆食中国による資源バブルでドライバルクなど不定期専用船がけん引したとすれば、今回はコロナ禍をきっかけとした消費財需…
【本紙が選ぶ2021年10大ニュース】(4)「ネットゼロ」提案。日本、MEPC77で
11月22―26日に開催されたIMO(国際海事機関)の第77回海洋環境保護委員会(MEPC77)で、GHG(温室効果ガス)排出削減戦略の改定に向けた議論がスタートした。日本は米国や英国、ノルウ…
【本紙が選ぶ2021年10大ニュース】(5)国内造船 再編継続。専業にも波及
今年の国内造船業界は年初から再編、構造改革の動きが活発化した。1月には、オーナー系専業の今治造船と総合重工系のジャパンマリンユナイテッド(JMU)が資本業務提携を実行し、商船営業・設計の合弁会社を立…
【本紙が選ぶ2021年10大ニュース】(6)ドライ市況急回復。バルカー発注加速
今年はドライバルク市況が春先から急回復し、ピークシーズンには海運ブーム期並みの高水準を記録するなど、久しぶりの好況に船主が沸いた。これを受けてバルカーの発注も年前半に加速し、国内主要造船所が操業の危…
【本紙が選ぶ2021年10大ニュース】(7)スエズ運河で座礁。国際貿易 大動脈が遮断
3月23日に大型コンテナ船「Ever Given」(正栄汽船保有、台湾エバーグリーン定期用船)がスエズ運河で座礁、国際貿易の大動脈が1週間近く遮断された。運河の両端で最大400隻以上が滞船し、世界的…
【本紙が選ぶ2021年10大ニュース】(8)船員交代難航続く。ピークアウトも
2021年は船員交代の停滞問題が若干快方に向かった。交代需要は、一時の40万人規模からはピークアウトしたようだ。具体的な数は不明だが、秋口には「最悪期は脱した」「だいぶ改善した」との声が方々で…
【本紙が選ぶ2021年10大ニュース】(9)ESG経営 加速、海運・物流業界で
企業や社会の新しい価値規範としてサステナビリティー(持続可能性)が世界的に広く浸透する中、海運・物流業界でもESG(環境・社会・企業統治)経営を掲げる企業が増加した。日本郵船は2月に経営指針「…
【本紙が選ぶ2021年10大ニュース】(10)内航暫定事業終了。船腹需給対策に幕
1998年にスタートした船腹需給対策の内航海運暫定措置事業が8月末で終了。前身の船腹調整事業以来、半世紀超にわたった船腹需給対策の歴史が幕を閉じた。内航海運は、暫定事業下で必要だった手続きや資金面の…
工場夜景 船で散歩 魅惑の90分。山下公園発着、1月8日リニューアル。ポートサービス・井上常務「より広範囲に周遊できます」
横浜港でレストラン船や水上バスを運航するポートサービス(横浜市、齊藤宏之社長)は来年1月8日から、「Kawasaki 超 工場夜景クルーズ」を始める。今年10月に就航した新型船「SEA BASS…
神戸市・海洋人材育成プログラム、あなたと神戸港のつながりを知る。高校生向け、1月29日
神戸市は来年1月29日、神戸海洋博物館で高校生向けの海洋人材育成プログラム「オーシャンズ17」を開催する。川崎重工業や神戸海洋博物館と連携し、国際貿易の拠点として発展してきた神戸港がつないできた人や…