チップ船、船腹需要高まる。中国向け荷動き拡大
製紙原料となる木材チップを運ぶチップ専用船の船腹需要が高まっている。中国が環境対策の一環で古紙の輸入を禁止したことに伴い、同国の木材チップ輸入量が拡大しているためだ。南米など遠隔地からの輸入が増えて…
船協・池田会長、船員交代ほぼ回復。コロナ前の90%超
日本船主協会の池田潤一郎会長=写真=は24日の通常総会後の会見で、コロナ禍で深刻化した船員交代の停滞について「足元では(コロナ前の)90%超までに回復している」と説明した。その上で「国土交通省などの…
【総会】船協、海運税制など5項目に注力
日本船主協会は24日、東京で第75回通常総会を開き、2022年度に取り組む事業計画などを採択した。総会で池田潤一郎会長(商船三井会長)は22年度の重要課題として、安定したサプライチェーンの維持や環境…
商船三井、26年 ゼロエミ第1船。三井E&S・常石と開発。アンモニア燃料
商船三井と常石造船、三井E&S造船の3社は24日、アンモニアを燃料とする外航液化ガス輸送船の建造に向けた共同開発を開始したと発表した。貨物として積載するアンモニアの一部を燃料として使用し、航海中のC…
国交省検討会、港湾ターミナルの脱炭素化、認証制度創設へ
国土交通省港湾局は24日、港湾ターミナルでの脱炭素化への取り組み状況を客観的に評価・認証する認証制度の創設に向け検討を開始すると発表した。28日の初会合では、認証制度の目指す姿や脱炭素化に関わる既存…
Xプレス、CO2回収システム。20%削減、欧州北西域で運航
オランダの海事エンジニアリング企業バリュー・マリタイムは23日、シンガポールのフィーダーコンテナ船大手Xプレスフィーダーズの運航船2隻にCO2(二酸化炭素)回収システムを搭載すると発表した。今夏をめ…
【MariTech 海事未来図】ザブーン、クラウドで労務管理。船員の働き方改革実現へ
海事産業のデジタル化に取り組むザブーン(本社・東京都中央区、戸高克也社長)は23日、スマートフォンやタブレットで船員の煩雑な勤怠管理をワンタップで記録し、自動で船員労務管理記録簿を作成できるクラウド…
【市況2022】スープラ型、主要航路2.7万ドル維持。極東―欧州で鋼材輸送活発
5万―6万重量トン級のスープラマックスバルカー市況が高値を維持している。足元の5万8000重量トン型(58型)の用船料は、主要航路平均値が日建て2万7000ドル台。極東積み欧州揚げの鋼材輸送や、ロシ…
【22年3月期】旭タンカー、経常益20%増20億円、外航小型船の収益向上
旭タンカーが24日発表した2022年3月期決算は、経常利益が前の期比20%増の20億円と増益だった。内航海運会社の買収によるコスト増はあったものの、外航の小型船の収益向上が寄与した。売上高は9…
【22年3月期】商船三井ドライバルク、経常益30億円に。市況上昇で大幅増益
商船三井のドライバルク事業子会社、商船三井ドライバルク(旧商船三井近海)が23日付官報に開示した2022年3月期決算は、経常利益が30億円となった。ドライバルク市況上昇と円安を追い風に、前の期の1億…
【22年3月期】新来島どっく、単独営業損益が黒字化。建造隻数は25隻
新来島どっくの2022年3月期単独決算は、営業損益が1億円の黒字だった。前の期は8億円の赤字。黒字転換した要因は明らかにしていない。純利益は前の期比14%減の6億円となった。期間中は生産性の向上に努…
シュルテグループ、日本代表に坂野氏
船主業や船舶管理業を手掛けるドイツの海運大手シュルテグループ(本社・ハンブルク)は23日、日本の代表者に三井物産出身の坂野耕二氏=写真=が就くと発表した。坂野氏はシュルテグループの日本での新しいビジ…
MOLプラス、スタートアップ企業支援に参画。星港MPAが主催
商船三井が100%出資するコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)「MOL PLUS」(MOLプラス)は23日、シンガポールで開かれる海事アクセラレータープログラム「スマートポートチャレンジ202…
商船三井ドライバルク、新役員体制
商船三井ドライバルク 【新役員体制】 (6月22日)代表取締役=菊地和彦▽代表取締役=中島正歳▽取締役=柿嶋由希江▽非常勤取締役=鍬田博文▽非常勤取締役=森口輝実▽非常勤取締役=片桐俊之▽監…
名村造船所、会社人事
名村造船所 (6月23日)取締役兼専務執行役員生産業務本部長兼鉄構事業部管掌兼ISO総括(取締役兼専務執行役員生産業務本部長兼ISO総括)力武光男▽内部監査室長(内部監査室副室長)松本好生…
国土交通省、人事異動
国土交通省 (6月26日)港湾局付(カンボジア王国派遣中)成川和也▽港湾局付(インドネシア共和国派遣中)池田哲郎 (6月27日)大臣官房付・即日辞職〈海技教育機構理事〉(内閣府沖縄総合事務局…
【国内船主の今】(319)ポシドニア後 商談活発。EEXI導入、船舶陳腐化も
「アフターコロナで商談が動くかもしれない」■海外船社の来日 6月下旬、都心の喫茶店で海運ブローカーが取材に応じた。ポシドニア海事展をはさみ、海外船社の動きは慌ただしかった。5月には来日ラッシ…
小名浜港、荷主助成 受け付け開始。貨物上限を50TEUに引き上げ
福島県小名浜港利用促進協議会はこのほど、荷主に対する助成制度の申請受け付けを始めた。同制度は小名浜港のコンテナ航路を利用した荷主に対し、一定金額を補助するもの。今年度から助成対象となる貨物量上限を前…
【MariTech 海事未来図】IQAX、COSCOがeBL導入。ブロックチェーンを基盤に
香港の物流テック企業IQAXは23日、中国船社COSCOシッピングラインズと、グループの香港船社OOCLがIQAXの電子船荷証券(eBL)を導入することを決めたと発表した。IQAXのeBLはブロック…