北米東岸向けコンテナ市況、1年ぶり1万ドル割れ。荷動き増も供給増で軟化か
コンテナ運賃の軟化傾向が鮮明になっている。アジア発北米向けの短期(スポット)コンテナ運賃は、24日時点で西岸向けが40フィートコンテナ当たり7384ドル、東岸向けが9804ドルで、東岸向けが1万ドル…
JOIN、造船支援で初出資。正栄とSPC、ONE向け2隻対象
政府系海外向けインフラファンド、海外交通・都市開発事業支援機構(JOIN)を活用し、日本造船所での新造船建造をファイナンス面で支援するスキームが初めて実行される。国土交通省海事局は29日、今治造船グ…
商船三井・トタル、自動車船にバイオ燃料。星港で初供給
商船三井と仏舶用燃料大手トタルエナジーズ・マリン・フュエルズは29日、シンガポールで初となる自動車船へのバイオ燃料供給に成功したと発表した。商船三井運航の自動車船「Heroic Ace」がシンガポー…
日本船主、海外オペと用船交渉へ。22―23年船台、アセットで勝負も
日本船主の中で、2022―23年の期近で竣工する新造船を持つ船主が海外オペレーター(運航船社)を中心に定期用船の交渉を活発化させている。この時期に竣工船を持つ船主はいわゆる「勝ち組」で、船価が安かっ…
【市況2022】ケープサイズ軟化、主要航路1.7万ドル台。FFA下落
鉄鋼原料を輸送する18万重量トン級ケープサイズバルカー市況が下落している。足元の主要航路平均値は日建て1万7000ドル台で、カムサマックス以下が2万ドル台を維持する中で軟化が目立つ。邦船社の担当者は…
BALコンテナライン。1.4万TEU型最大4隻発注。江南造に、船腹量2.5倍へ
中国・楽船集団傘下の船会社BALコンテナラインは、中国船舶集団(CSSC)グループの江南造船に1万4000TEU型コンテナ船2隻プラス・オプション2隻を発注したようだ。確定分2隻は2025年半ばに竣…
内航燃油価格、原油高・円安で最高値。2割上昇の10万円超に
NSユナイテッド内航海運は29日、2022年4―6月期の内航燃料油価格の交渉結果を公表した。同社が船舶燃料油を販売する兼松ペトロとの間で最も早く妥結した燃油価格(1キロリットル当たり)は、A重油が1…
日本郵船、比国の河川回復を支援。大型重機投入で効率化
日本郵船は、フィリピンの大手複合企業サンミゲル・コーポレーション(SMC)が取り組む「河川回復プロジェクト」を支援している。同プロジェクトはマニラ首都圏の洪水被害を減らすとともに、プラスチックごみな…
VLCC、中東成約94件に。6月積み、増産決定も低調
市場関係者によると、VLCC(大型原油タンカー)の6月の中東積み成約数は94件にとどまったようだ。6月はOPEC(石油輸出国機構)プラスによる7月からの協調減産の緩和(実質増産)が発表され、市場心理…
海保庁長官就任記者会見、保安体制強化に注力。多国間で連携へ
海上保安庁の石井昌平長官は28日、都内で就任会見を開き、今後の抱負を語った。石井新長官は近年の日本周辺海域での課題を挙げ、「海上保安体制をより一層推進し、国内外を問わず関係機関との連携協力体制の強化…
海上保安庁長官交代式、新旧長官が意思を継承
海上保安庁は28日午後、長官の交代式を開いた。式典では、長官を2年半務めた奥島高弘前長官が、同庁職員の前で石井昌平新長官に庁旗を手渡し、新旧長官が意思を継承するとともに、握手を交わした。…
滬東中華造船、世界最大2.4万TEU型竣工。エバーグリーン向け1番船
中国船舶集団(CSSC)傘下の滬東中華造船は27日、上海・長興島の造船基地で台湾船社エバーグリーン向けに建造していた世界最大の2万4000TEU型コンテナ船「EVER ALOT」を22日に引き渡した…
【22年3月期】NSユナイテッド内航海運、経常益18億円。鉄鋼輸送復調で増益
NSユナイテッド内航海運の2022年3月期連結業績は、経常利益が前の期比6%増の18億円だった。20年度上期(4―9月)に新型コロナウイルスの影響で荷動きが大きく低迷した鉄鋼輸送が21年度は復調した…
八馬汽船、新役員体制
八馬汽船 【新役員体制】 (6月20日)代表取締役=酒井隆司▽常務取締役=文挾克実▽取締役=篠崎宏次▽取締役=加藤潔一▽取締役=五條竜也▽取締役=松本隆明▽非常勤取締役=小泉卓也▽常勤監査役…
第一中央汽船、組織変更、新役員体制
第一中央汽船 【組織変更】 (7月1日)1、専用船・大型船第一部と専用船・大型船第二部を統合し、専用船・大型船部を新設する。2、子会社の第一中央ロジスティクスを吸収合併し、同社の事業は鋼材部…
国土交通省、人事異動
国土交通省 (6月30日)辞職〈日本貿易振興機構ジェトロ・ロンドン事務所所員〉(海事局船舶産業課船舶産業技術活用推進官)山根佳祐▽辞職(中国運輸局海上安全環境部次席外国船舶監督官)砂田康次▽辞職…
パレット標準化、1100×1100ミリ推奨。官民物流懇、分科会中間まとめ
国土交通省などは27日、関係省庁と民間の物流関連団体で物流標準化を検討する官民物流標準化懇談会・パレット標準化推進分科会(座長・味水佑毅流通経済大教授)の中間取りまとめを公表した。分科会はこれから貨…
交政審、港湾起債事業を了承。施設整備516億円・臨海部318億円
交通政策審議会の港湾分科会は29日に開いた第85回分科会で、港湾管理者が地方債で資金調達して港湾整備を行う起債事業計画「特定港湾施設整備事業基本計画」の今年度分を審議、了承した。上屋、荷役機械、埠頭…
日通、災害時の輸送複線化。仙台港経由、フェリー活用
日本通運は29日、自然災害発生時のバックアップ輸送体制を構築するため、太平洋フェリー(猪飼康之社長)と物流の安定輸送に関する協定を締結し、新たに仙台港を経由するBCP(事業継続計画)対応Sea&Ra…
DHLエクス、日米間の輸送力増強。中部―シンシナティ新ルート
ドイツポストDHLグループのDHLエクスプレスは29日、新たに中部国際空港と米シンシナティを結ぶ新ルートでサービスを開始したと発表した。DHLグループの貨物航空会社、英DHLエアが運航し、日米間の航…