政府、外国人船員 入国認める。緊急事態宣言下も。海運関係者、安堵の声
政府は緊急事態宣言下でも、これまでと同様に「特段の事情のある外国人」として外国人船員の入国を認める方針を決定した。国内での新造船の引き渡し、船員交代が引き続き実施できる環境が維持され、海運関係者から…
LA・LB港、コンテナ滞船 長期化。貨物急増で処理追い付かず
北米西岸南部(PSW)のロサンゼルス(LA)・ロングビーチ(LB)両港の港湾混雑が激しくなっている。北米航路の好調なコンテナ荷動きを反映し、西岸PSWのゲートウエーであるLA・LB両港のコンテナ取扱…
クミアイ・ナビ、64型1隻 大島造に発注。納期23年。EEDI3対応
くみあい船舶グループのシンガポール船主クミアイ・ナビゲーションは大島造船所に6万4000重量トン型(64型)ウルトラマックスバルカー1隻を新造発注する方針を固めた。納期は2023年。IMO(国際海事…
自動車船、ブレグジット影響回避。中期的にプラス効果も
英国のEU(欧州連合)離脱(ブレグジット)を巡り英国とEUが通商協定で合意したことを受け、海運会社の自動車船事業の配船への影響は回避できた模様だ。また、中期的には船腹需要の押し上げ効果につながる可能…
【造船 新時代 専業・総合重工系】(下)「譲渡」へ早期合意めざす
三菱重工業グループ、三井E&Sホールディングス(HD)はそれぞれ、商船事業分野で工場や造船子会社株の一部をオーナー系専業造船に譲渡する作業を進める。両社とも自社建造の縮小、エンジニアリング事業強化で…
常石造船、船型情報の詳細を公開。サイト内で検討可能に
常石造船は自社ウェブサイトの製品情報ページを刷新した。製品名が8万2000重量トン型(82型)バルカーの呼称として世界的に定着したベストセラー船型「カムサマックス」や、大型化した新船型「ワイドカムサ…
【MariTech 海事未来図】ABS、星港LNGバンカリング船、スマート船級符号を付記
米船級協会(ABS)は7日、シンガポール海洋・船舶修繕大手のケッペル・オフショア・アンド・マリン(O&M)が独自に開発したデジタルソリューション「アセットケア」を搭載する同国初のLNG(液化天然ガス…
【新型コロナ】比国、直接寄港の規制強化。感染国リスト拡充
最大船員供給国フィリピンは、自国への直接寄港による船員交代の規制をさらに強化した。新型コロナウイルスの感染の広がっている国について、4日時点で21カ国としていたリストを、7日に27カ国へ拡充した。こ…
BSKY、バラスト装置が型式承認を取得。BWMSコード対応で
中国のBSKY(無錫藍天電子)は昨年末、バラスト水処理装置でBWMSコード(バラスト水管理システム承認のためのコード)に基づく型式承認を中国政府から取得した。日本国内代理店のユニトラ海運の関係者が明…
豪ポートヘッドランド、LNG燃料ケープ初入港
豪ピルバラ港湾局は7日、同局が管轄するポートヘッドランド港がLNG(液化天然ガス)燃料に対応した18万重量トン級ケープサイズバルカーを初めて受け入れたと発表した。ピルバラ港湾局はLNG燃料の供給体制…
ダイアナ、ケープ1隻貸船。日建て1.3万ドル超で
ギリシャのバルカー船主ダイアナ・シッピングはこのほど、ケープサイズ1隻の定期貸船契約を締結した。2007年竣工の17万4261重量トン型「Semirio」をスイスマリンに最短で10月5日まで、最長で…
鉄道・運輸機構、固定型の一部で利率を引き下げ
鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)は1日付で、共有船の使用料金利(年率)のうち、固定型の一部で利率を0・01―0・11%引き下げた。利率を引き下げたのは10年超11年以内、15年…
【新型コロナ】飯野海運、出社率30%めざす。緊急事態宣言受け
飯野海運は8日、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けて1都3県に緊急事態宣言が発出されたことを受け、出社率30%を目指すと発表した。これまでは出社率を最大50%としていた。対象は、飯野海運本…
【新型コロナ】NK、在宅勤務率7割に。サービス継続提供
日本海事協会(NK)は8日、政府による1都3県に関わる緊急事態宣言を受け、本部(東京都・千葉市)職員の在宅勤務率の目安を7割とすると発表した。検査・審査などNKのサービスについては、今回の宣言に基づ…
【国内船主の今】(248)融資船の価値把握も。個船ごとに査定できる機関必要
「地銀の船舶融資がアセット(船舶価値)重視になってくれば、必要な措置ではないか」 年明け早々、地方銀行の船舶融資担当者が電話取材に答えた。■「ベアコン」条項 同担当者が話す「必要な措置…
キユーソー流通、海外で売上高100億円へ。アジアに低温物流網
キユーソー流通システム(KRS)は、ASEAN(東南アジア諸国連合)で低温物流事業を本格化する。昨年子会社化したインドネシアのキアトアナンダグループ(KAG)を足掛かりとし、主要国で資本提携やM&A…
関東地整、物流効率化の進展に期待。第15回荷主意見交換会
国土交通省の関東地方整備局はこのほど、昨年開催した京浜港物流高度化推進協議会「第15回物流効率化に関する荷主意見交換会」の議事概要を公表した。オンライン参加を含む荷主企業7社と東京、川崎、横浜3港の…
JR貨物、顧客ニーズに対応。ブロックトレイン・低温貨物列車の新設。グループ長期ビジョン策定
JR貨物は8日、今後10年間で具体化を目指す施策群「グループ長期ビジョン2030」を公表した。「鉄道を基軸とした総合物流企業グループ」として事業基盤を強化する。特定顧客に列車・輸送スペースをまとめて…
BIMCO、20年コンテナ荷動き2%減。上期7%減も下期物量増で
国際的な船社団体BIMCO(ボルチック国際海運協議会)は4日、2020年1―11月期の世界のコンテナ荷動きが、前年同期比1・7%減だったと発表した。上期(1―6月)は7・3%減だったが、年後半に入り…
緊急事態宣言、ONEジャパン 対応強化。ハパックも出社率圧縮へ
オーシャンネットワークエクスプレス(ONE)ジャパンは、政府による7日の首都圏を対象とした緊急事態宣言発出を受けて、これに沿った勤務体制を徹底する。ONEジャパンでは既に在宅勤務やフレックスタイムを…