EU、貨物情報 事前収集、全航空貨物に適用拡大。今月から適合テスト
EC(欧州委員会)は2023年3月1日、新輸入管理システム「ICS2」を活用した事前貨物情報収集プログラムの対象を全航空貨物に拡大する。EU(欧州連合)向けとEUを経由する輸入航空貨物を輸送する物流…
【MariTech 海事未来図】川崎汽船、サイバー対策PF導入。脅威侵入前後の攻撃耐性強化
川崎汽船は1日、船舶DX(デジタルトランスフォーメーション)戦略の深度化を見据え、同社のグループ船舶管理会社が管理する船舶の通信セキュリティーを強化すると発表した。サイバーセキュリティー対策を手掛け…
【インタビュー 新トップに聞く今後の事業展開】商船三井テクノトレード社長・川越美一氏、「風力」と「水素」に注力
商船三井テクノトレードの社長に6月に就任した川越美一氏に、今後の事業展開について聞いた。(聞き手 五味宜範) ――会社の概要は。「商船三井グループの中核商事会社として、舶用を中心とした燃料…
【社告】27日にウェビナー「ドローンの利活用の現状―想定される海事業界への影響の考察―」。ドローン操縦士協会・吉野代表理事が解説
日本海事新聞社は27日、ドローン操縦士協会(DPA)代表理事・吉野次郎氏を講師に迎え、ウェビナー「ドローンの利活用の現状―想定される海事業界への影響の考察―」を開催します。近年、ドローン(無人…
北星海運・加藤社長、船主としてMS輸送支える。自社船員確保・育成へ
RORO船など内航船6隻を保有・管理している北星海運(本社・東京都中央区)の加藤由起夫・新社長はこのほど、就任後初めて本紙などの取材に応じた。「当社の強みは全て自前の船で、111人の自社船員がいる点…
ダイハツディーゼル、DF機関初号機を出荷。2タイプ、メガコンテナ船向け
舶用補機製造などを手掛けるダイハツディーゼルは6月30日、独船社ハパックロイドが発注した2万3660TEU型コンテナ船向けに、LNG(液化天然ガス)を燃料とする2元燃料(デュアル・フューエル、DF)…
【市況2022】VLCC、WS50台へ反発。減産緩和効果か、用船料はマイナス
VLCC(大型原油タンカー)のスポット用船市況が反発している。長期にわたり運賃相場はWS(ワールドスケール)40台で低迷していたが、先月下旬から50台に達した。OPEC(石油輸出国機構)プラスによる…
国の内航船省エネ格付け、8隻に最高ランク付与。一般貨物船・フェリーへ
国土交通省海事局は6月30日、内航船省エネルギー格付け制度で新たに8隻に省エネ・省CO2(二酸化炭素)排出性能が極めて高い船として格付けを付与した。いずれも最高評価の「五つ星」で船種は一般貨物船6隻…
ストルト、3―5月期純利益7.5倍。07年以来の高水準
ノルウェーのケミカル船大手ストルト・ニールセンは6月30日、2022年3―5月期の純利益が前年同期比7・5倍の5860万ドル(約79億円)だったと発表した。四半期ベースの純利益としては、07年以来の…
【22年3月期】出光タンカー、経常益75%減
出光タンカーが1日付官報で開示した2022年3月期決算は、経常利益が前の期比75%減の8億7400万円となった。売上高は16%増の1033億円、営業利益は66%減の6億9800万円、純利益は7…
スクルド、日本に拠点開設。ジャパンP&I出身ソン氏が代表に就任
船主責任保険(P&I保険)を提供するノルウェーのスクルドは6月30日、日本に支店「スクルドジャパン」を開設するための公式なライセンスを取得したと発表した。スクルドジャパンの代表には、日本船主責…
【国内船主の今】(320)長期用船神話は永遠か、金利の上昇とインフレの足音
「日本の長期用船神話は正しいのか。いま疑問が突き付けられている」 6月下旬の東京都内、最高気温35度以上の猛暑を記録した昼下がり、船舶ファイナンス関係者は厳しい表情でそう語った。「世界中が…
三菱商事、倉庫DX事業分社化。プロロジスなど6社参画
三菱商事はシェアリング倉庫サービス「WareX(ウェアエックス)」、倉庫ロボットのサブスクリプションサービス「Roboware(ロボウェア)」など、倉庫事業DX(デジタルトランスフォーメーション)事…
源新・横浜税関長、民間企業との交流に力。経済安保など諸課題対処。就任会見
6月28日付で就任した源新英明横浜税関長は30日、横浜税関本関(横浜市)で就任会見を開き、今後の抱負を語った。源新税関長は前任で名古屋税関長を務め、コロナ禍で希薄化した管内の貿易関係者との直接的な交…
神戸港、CNP協議会設立。市、年度内に形成計画
【関西】神戸市は神戸港のCNP(カーボンニュートラルポート)形成の取り組みを加速させるため、同港に関係する産学官による「神戸港CNP協議会」を設立し、6月30日、オンライン併用の初会合を開いた。協議…
アマゾン・関税局、模倣品の水際阻止で覚書。取り締まり強化
アマゾンジャパンは6月30日、財務省関税局と模倣品などの知的財産侵害物品の水際取り締まりに関する協力関係強化で、覚書を締結したと発表した。水際での模倣品業者の特定や悪質業者の取り締まりをより効率的に…
YKIP、21年度経常益39%増。南本牧一体運用など寄与
横浜川崎国際港湾会社(YKIP)はこのほど、2021年度(21年4月―22年3月)の事業報告を公表した。南本牧でのMC1―4の一体運用の開始などで収入が増加し、売上高は20年度比2%増の83億円、営…
住友倉庫、米ヒューストンに新支店を開設
住友倉庫は1日、子会社の米国住友倉庫が米テキサス州ヒューストンに同日付で新支店を開設したと発表した。同地域でのサービス向上と事業拡大が狙い。同子会社はかねてテキサス州を中心としたメキシコ湾岸の…
大阪港、5月コンテナ8%減16万3000TEU。輸出入とも低迷
【関西】大阪港湾局がまとめた大阪港の5月のコンテナ取扱個数(最速報値、空コンテナ含む)は、輸出入合計で前年同月比8%減の16万3316TEUだった。主力の輸入で低迷が続いたほか、輸出も落ち込んだのが…