コンテナ輸送混乱、輸出入に下押し圧力。横浜発運賃、上海と逆転
海上コンテナ輸送の混乱が日本の輸出入への圧力を増している。日本発着のスペースの減少により、需給の逼迫(ひっぱく)が深刻化。日本発米国向けではコンテナ輸送量が減少しているにもかかわらず、運賃は高止まり…
【市況2022】カムサ型、急上昇2.6万ドル。インドネシア石炭輸出禁止で
4日付の英ロンドン市場で、8万2000重量トン級カムサマックスバルカーのスポット市況(主要航路平均)が、前営業日比2707ドル高の日建て2万5865ドルに急上昇した。インドネシアが石炭輸出を1カ月間…
【新型コロナ】中国・寧波港、物流機能が低下。トラック輸送制限、荷役は通常稼働
中国・寧波港北侖区のコンテナターミナル(CT)で、貨物の搬出入の遅れなど物流機能の低下が生じている。同区で新型コロナウイルス感染者が相次いで確認されたことを受けたもの。船社関係者によると、北侖区の3…
【商社に聞く 船舶事業の新潮流】(6)三井物産 モビリティ第二本部輸送機械第一部長・濱田昭仁氏、同第二部長・村田浩一氏、同第三部長・平井正明氏、同第四部長・久保田堅介氏。鋼材価格の行方が焦点
――2021年の造船・用船マーケットを振り返ってどうか。「船種や船型によって差異はあるが、ここ数年は新造船の供給量が少なく新規発注も限定的だったため、新造船・用船・中古船の市況がいずれも大きく…
現代重工G、メガコンなど10隻受注。LNG焚き、総額14億ドル超
韓国造船大手の現代重工業グループは、メガコンテナ船など10隻を総額14億ドル超で受注した。現代三湖重工業が大型コンテナ船6隻とLNG(液化天然ガス)船1隻、現代尾浦造船が小型コンテナ船3隻を成約した…
海運大手3社、成長への新フェーズに。トップが新年あいさつ
海運大手3社は5日までに各社トップの年頭あいさつを発表した。日本郵船の長澤仁志社長はESG(環境・社会・企業統治)経営を推し進め、「世界一の総合物流企業を目指す」決意を表明。商船三井の橋本剛社長は「…
【年頭所感】造船重機大手各社、環境対応へ決意
造船重機大手各社のトップは5日、一斉に2022年の年頭あいさつを行った。新型コロナウイルス感染拡大が続く中、ESG(環境・社会・企業統治)経営や脱炭素社会を意識した商品開発へ取り組む決意が目立った。…
【年頭所感】檜垣幸人・今治造船社長、環境に優しい船、可能性を追求
■檜垣幸人・今治造船社長 昨年の海事産業を振り返ってみると、バルカー、コンテナ船の海運マーケットを中心に、一昨年からの回復基調をそのまま引き継ぎ、活況を呈した一年だった。バルチック海運指数(B…
【年頭所感】神原宏達・ツネイシホールディングス社長、多様化する課題と向き合う
■神原宏達・ツネイシホールディングス社長 あらゆる物事の多様化が加速する中、私たちは地域・社会と共に歩み、事業を通じて社会課題の解決に貢献することで企業的価値と経済的価値を高めていく。今…
【年頭所感】奥村幸生・常石造船社長。技術とサービス進化を追求
■奥村幸生・常石造船社長 世界経済は大きな変化の渦中にあり、造船業界でも従来の常識が全く通用しない時代になった。このような状況に適応し勝ち残るには、顧客価値の変化に合わせた新たな発想と柔軟な取…
【年頭所感】谷水一雄・NSユナイテッド海運社長。リキッドに再び注力
■谷水一雄・NSユナイテッド海運社長 4年間の現行中期計画も前半が終わり、2022年度からいよいよ後半の2年が始まる。当社はこれまで大型船中心に進めてきた船隊整備が昨年終わったところ、長…
【年頭所感】久下豊・川崎近海汽船社長、環境対応が新たな段階に
■久下豊・川崎近海汽船社長 昨年、国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)が開催され、2030年までの温室効果ガス(GHG)半減はほぼ必達目標とされた感がある。海運業にも大きな影…
NSユナイテッド海運、鉱石専用船1隻売却。譲渡益約20億円
NSユナイテッド海運は4日、連結子会社が所有する鉱石専用船1隻を売却し、約20億円の譲渡益を計上すると発表した。本船の売却は船隊の代替更新計画の一環。譲渡先は海外の第三者法人で、4日に引き渡し…
【モーリシャス座礁】懲役20カ月の判決。船長・1等航海士
2020年夏に発生したモーリシャス沖でのケープサイズバルカー「WAKASHIO」座礁事故を巡り、同国の中級裁判所が昨年12月27日、同船の船長と1等航海士に懲役1年8カ月の有罪判決を下した。07年商…
【年頭あいさつ】高橋海事局長、海事産業の成長に強く貢献
国土交通省の高橋一郎海事局長=写真=は1日付の年頭所感で、世界的に感染が拡大している新型コロナウイルス対策を引き続き徹底した上で、「海事産業全体、ひいては、わが国経済の回復および成長に力強く貢献する…
コンテナ運賃、最高値更新続く。北米西岸7681ドル
2021年末にかけて、アジア発北米向けコンテナ運賃の上昇が止まらない。上海航運交易所(SSE)がまとめた21年12月31日付の上海発北米西岸向けスポット運賃は40フィートコンテナ当たり7681ドルと…
日新、医薬品の国際輸送可視化へ。スズケンと実証実験
日新は昨年12月29日、薬品卸大手スズケングループと共同で、医薬品の国際輸送を想定した輸送実験を実施したと発表した。パナソニックの真空断熱保冷ボックス「VIXELL(ビクセル)」を活用。日新が導入を…
DP―DHL、小型商用EVの権利売却。日本子会社も
ドイツポストDHL(DP―DHL)は4日、グループの小型商用EV(電気自動車)メーカー、ストリートスクーター(STS、写真)の権利を国際コンソーシアムのODINオートモーティブに売却すると発表した。…
【年頭所感】齋藤充・NIPPON EXPRESSホールディングス社長、未来に向け新スタート
■齋藤充・NIPPON EXPRESSホールディングス社長 当社グループは4日付で「NIPPON EXPRESSホールディングス」を設立し、持ち株会社体制へと移行した。併せてグループブランド「…
【年頭所感】鳥居伸年・近鉄エクスプレス社長、顧客のSC維持に尽力
■鳥居伸年・近鉄エクスプレス社長 新型コロナウイルス感染症は世界中で全く予断を許さない状況が続いている。先行きの予測が非常に困難のなか、各国の経済・社会活動の再開への動きが活発になることは間違…