【MariTech 海事未来図】川崎汽船、機関プラント運転支援システム、運航者視点で研究開発。AI活用、船員の負担軽減へ
川崎汽船が将来の自動運航船の実現に向けた基礎技術の研究開発に注力している。同社は先月、川崎重工業との間でAI(人工知能)を備えた機関プラント運転支援システムの共同開発契約の締結を発表した。同システム…
川崎近海、バイオ輸送強化へ新造整備。40型2隻・ツイン3隻。脱炭素の潮流捉え持続的成長めざす
川崎近海汽船は日本向けバイオマス燃料輸送の強化に向け、4万重量トン級ハンディサイズバルカー2隻と1万4000重量トン級ツインデッカー(二層甲板船)3隻を新造整備する。同社最大船型となる40型ハンディ…
コンテナ運賃、北米西岸向け 初の7000ドル超に
12月3日付の上海航運交易所(SSE)の運賃インデックスによると、上海発北米西岸向けコンテナ運賃(スポット)が初めて40フィートコンテナ当たり7000ドルを突破した。北米西岸向け運賃は9月以降、60…
日本郵船、ケープ2隻中期用船。国内船主から、固定と市況連動
日本郵船はこのほど、四国地方の友好船主1社から、18万重量トン型ケープサイズバルカー2隻を新造用船した。2隻は国内造船所で建造され、いずれも2022年の竣工を予定している。用船料は1隻が固定レートで…
LA・LB港 滞留コンテナ、課金停止 延長続く
米ロサンゼルス(LA)・ロングビーチ(LB)両港は6日、滞留コンテナに対する課徴金の徴収開始を13日まで延期すると発表した。課徴金の徴収停止を延期するのはこれで4度目。課徴金制度の導入を発表した10…
厚板プレス工業、鏡板製造で工場新設。淡路島、LNG燃料船用に商機
【関西】特殊曲げ加工を得意とする厚板プレス工業(大阪府八尾市、金田康介社長)は、LNG(液化天然ガス)燃料船の燃料タンクに用いる鏡板の生産体制を2022年から強化する。兵庫県淡路市の淡路島に用地を取…
船管10社、ワクチン接種5割に。GMF調査。12月指標8.5ポイント改善
世界の海上貿易の発展に取り組む国際的NPO「グローバルマリタイムフォーラム」(GMF、本部・デンマーク)の調べによると、欧州やアジアの主要な船舶管理会社10社が配乗する船員のうち、新型コロナウイルス…
協同海運、LNG燃料内航船が竣工1年。四日市・衣浦間で石炭輸送
【中部】三重県の四日市港を拠点に石炭輸送を手掛ける協同海運(本社・三重県四日市市)が、内航貨物船で国内初のLNG(液化天然ガス)燃料船を竣工し、間もなく1年を迎える。四日市港から愛知県衣浦港の火力発…
CDBリーシング。MR型5隻中古買船。トラフィグラから1.4億ドル
中国の国銀金融租賃(CDBリーシング)は6日、マーシャル諸島の船主からMR(ミディアムレンジ)型プロダクト船5隻の中古買船を決めたと発表した。取得総額は1億4000万ドル以下。売り主の詳細は明らかに…
現代製鉄、LNG燃料ケープ竣工。来年3月に姉妹船が就航
韓国鉄鋼メーカーの現代製鉄が同国の現代三湖重工業の木浦造船所で建造していたLNG(液化天然ガス)燃料対応の18万重量トン型ケープサイズバルカー「HL Oceanic」が、このほど竣工した。低炭素のL…
舟山長宏国際、5300TEU型最大4隻受注。ナビオスMP向け
中国民営造船所の舟山長宏国際船舶修造はこのほど、ギリシャ船主ナビオス・グループから5300TEU型コンテナ船2隻プラス・オプション2隻を受注した。納期は2024年。船価は明らかにしていないが、海外紙…
リベリア、中国と覚書締結。海事安全分野で
リベリア船籍の主管庁業務を手掛ける米リスカ(LISCR)は6日、同国の海事局と中国の海事安全局が海事安全分野について覚書を締結したと発表した。両国の協力関係を一層強化し、PSC(ポートステートコント…
サムスン重工、LNG船を計3隻成約。1隻2億ドル超水準で
韓国造船大手のサムスン重工業は7日、LNG(液化天然ガス)船計3隻を受注したと韓国取引所に告示した。船型は明らかにしていない。1隻当たりの契約額は2億ドル超となっている。3隻のうち2隻が英領バ…
日舶工、舶用工業説明会。芝浦工大で
日本舶用工業会はこのほど、芝浦工業大学・豊洲キャンパス(東京都江東区)で、工学部材料工学科の3年生を対象に、今年度で3回目の「舶用工業説明会」を開いた。同学科の野田和彦教授が協力。対面とオンラインの…
大宇、風力発電設備設置船を受注。エネティ向け3.2億ドル
韓国造船大手の大宇造船海洋は3日、風力発電設備設置船(WTIV)1隻を受注したと発表した。モナコ船社のエネティ(旧スコルピオ・バルカーズ)向け。韓国取引所への告示では、契約額が3829億ウォン(約3…
ガスログ、LNG船4隻発注。大宇へ24―25年納期
ギリシャ船社ガスログはこのほど、韓国・大宇造船海洋にLNG(液化天然ガス)船4隻を発注した。船型は17万4000立方メートル型で、推進システムはMEGIを採用。2024―25年に引き渡しを受ける。ガ…
三井物産、印で温度管理物流参画。日本品質でニーズ捉える
三井物産はこのほど、インド物流大手TCIグループ子会社のTCIコールドチェーンソリューションズ(TCI CCS)に出資し、インドでの低温物流事業に参画した。日本で培った品質管理機能などをTCI CC…
【インタビュー 浜松内陸コンテナ基地開設50周年】静岡県コンテナ輸送振興協会理事長・小島泰樹氏、再編検討 将来像見据え
静岡県西部にあるインランドデポ(内陸通関拠点)「浜松内陸コンテナ基地」は今年、開設から50周年を迎えた。管理・運営を担う静岡県コンテナ輸送振興協会と、海貨4社(アオキトランス、天野回漕店、鈴与、清和…
大館市、内陸デポ設置で協議会。貨物駅拡張、モーダルシフト推進
大館市(秋田県)は10日、「大館駅インランドデポ推進協議会」(仮称)の設立総会を開催する。JR大館駅の貨物取り扱いスペースを拡張し、コンテナヤードや保税蔵置場からなるインランドデポ(内陸通関拠点)を…
日本発アジア近海航路、運賃修復相次ぐ
日本発アジア域内航路でスペース・コンテナ不足が続く中、近海サービスを展開する船社が相次いで運賃修復の実施を発表している。中国発の運賃が高止まりする中、日本市場へのスペース・コンテナ供給の割り当ての減…