自動車船、EV輸送元年。中国発増加、トレード変化も注視
海運会社の自動車専用船事業で、電気自動車(EV)の輸送ニーズが高まっている。排ガス規制強化やコロナ禍を受けた景気対策などが相まって、欧州を中心にEV市場が急拡大しているためだ。海運各社はEVの特性に…
中国・唐山港、30隻超 1カ月滞船。豪州発バルカー、船員交代できず
豪州から中国へ石炭を運んだバルカーが荷揚げできない状況が続いている。新型コロナウイルスの感染源を巡り両国が対立した影響とみられ、中国河北省の唐山港沖で長期滞船しているバルカーは30隻を超える。日本関…
乾汽船、福通と業務提携。物流マッチング、全国展開
乾汽船は13日、物流事業で福山通運と業務提携したと発表した。乾汽船の物流マッチングのノウハウを福山通運の全国約400拠点などを含むネットワークに展開。今後5年間をめどに、両社の国内物流事業の業務効率…
ドイツポストDHL、20年EBIT最高予想。EC拡大で17%増
ドイツポストDHLは12日、2020年通年のEBIT(金利・税引き前利益)が前年比17%増の48億4000万ユーロ(約6100億円)の見通しとなり、過去最高を更新しそうだと発表した。EC(電子商取引…
【インタビュー コンテナ不足と運賃交渉】オーシャンネットワークエクスプレス(ONE)ジャパン社長・木戸貴文氏、契約内容 多様化へ
巣ごもり需要などがけん引し、世界のコンテナ荷動きは空前の活況を呈している。しかし、あまりに強い需要によって運賃高騰に加えてコンテナ不足も深刻化するなど、日本の荷主にとっては厳しい環境となっている。日…
大宇、20年受注高21%減54億ドル。主要3船種網羅も海洋ゼロ
韓国造船大手の大宇造船海洋の2020年の受注高は前年比21%減の54億ドル(約5600億円)にとどまった。LNG(液化天然ガス)船、コンテナ船、タンカー(VLCC〈大型原油タンカー〉)の主要3船種を…
【20年6―11月期】中北製作所、単独営業益5億円。短納期受注も
舶用バルブ製造などを手掛ける中北製作所の2020年6―11月期単独決算は、営業利益が前年同期比0・3%減の5億8300万円だった。新型コロナウイルス感染拡大に伴う制約がある中、短納期対応も含めた受注…
【20年竣工実績】川崎重工、7隻22万総トン
川崎重工業が8日発表した2020年の新造船竣工実績は7隻・22万総トンだった。竣工隻数は前年から横ばいだったが、LNG(液化天然ガス)船に関しては国内初のLNGバンカリング(燃料供給)船「かぐや」1…
MSC、水素協議会に加盟。海運の脱炭素化へ
スイス船社MSCは12日、海運業の脱炭素化に向け、水素活用に関する国際団体「ハイドロゲン・カウンシル」(水素協議会)に加盟したと発表した。水素燃料の開発を加速する業界横断的な連携を促進するのが狙い。…
クラークソンズ集計、20年新造発注3割減。コロナ禍・陳腐化リスク響く
英国の海運調査大手クラークソンズ・リサーチが集計した海事関連データ速報値によると、2020年の世界の新造船発注量は前年比29%減の5390万重量トンだった。特にバルカーの発注が58%減と大きく落ち込…
ルイ・ドレフュス、GEとCTV2隻契約。仏の洋上風発向け
仏船社ルイ・ドレフュス・アルマトュア(LDA)は、風力発電機大手の仏GEリニューアブルエナジーから、フランスのサン・ナゼール洋上風力発電所向け作業員輸送船(CTV)2隻の提供者に選定された。L…
自工会まとめ、20年11月自動車輸出、再び前年割れ 39万台
日本自動車工業会がまとめた2020年11月の自動車輸出台数は、前年同月比4%減の39万4890台だった。10月は13カ月ぶりに前年同月を上回ったが、EU(欧州連合)や中南米など向けの回復遅れを受けて…
星港、バンカリング船で9人コロナ感染
シンガポール海事港湾庁(MPA)によると、シンガポール港で運航されていた船舶燃料供給船(バンカリング船)で新型コロナウイルスに船員が感染する事例が昨年末以降、計9件確認された。MPAは同船などの港湾…
内航総連、あす理事会、書面開催に。緊急事態宣言受け
日本内航海運組合総連合会は政府の新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言を受け、15日に東京都内で開催予定だった理事会を書面開催に切り替える。理事会の書面開催は昨年6月以来7カ月ぶり。14日に都…
宮古島南東沖で貨物船が浸水。台湾の漁船が救助
第十一管区海上保安本部(那覇市)によると、13日早朝、沖縄県宮古島の南東757キロの海上でパナマ籍の貨物船「YONG FENG」(1万3880総トン)から「浸水が発生し、沈没する恐れがある」との通報…
新宮港、貨物船が底触。油流出やけが人なし
13日午前7時半ごろ、和歌山県の新宮港に入港中の貨物船「HK DELIGHT」(パナマ籍、4万9720総トン、全長約210メートル、フィリピン人22人乗り組み、ウッドチップ約4万7000トン積載)が…
【航空混載20年12月】主要FW5社、輸出24%増。全社プラス アジア2桁増
航空貨物フォワーダー(FW)主要5社(日本通運、近鉄エクスプレス、郵船ロジスティクス、西日本鉄道、阪急阪神エクスプレス)の2020年12月の日本発輸出航空混載重量は、前年同月比24%増の5万7700…
モデルナの新型コロナワクチン、国内物流用冷凍庫、ツインバード製採用。神栄のロガーで温度管理
米モデルナの新型コロナウイルスワクチンの国内輸送・保管用機器が決まった。医療機関などへの輸送・保管用ディープフリーザー(超低温冷凍庫)として、ツインバード工業の製品5000台が採用された。ディープフ…
【航空混載20年12月】日本通運、輸出重量35%増。全方面3―4割プラス
日本通運の2020年12月の日本発着混載重量は、輸出重量が前年同月比35%増の2万3366トンと4カ月連続で増加した。全方面が3―4割増と前年を大きく上回った。方面別では、TC1(米州)とTC…