サノヤスHD、造船事業を譲渡。来年3月新会社「新来島サノヤス造船」
サノヤスホールディングス(HD)は来年2月末をめどに、100%造船子会社サノヤス造船の全株式を新来島どっくに譲渡することを決めた。9日の取締役会で決議し同日発表した。サノヤスHDは造船事業から撤退し…
【解説】多角化、コロナが阻む
サノヤスホールディングス(HD)は近年、第2のコア事業として、産業用・建設用機械装置や遊園地施設などの製造・販売を営むM&T(マシナリー&テクノロジー)事業を拡充・強化してきた。多角化(M&T事業の…
飯野海運、ケミカル船2隻新造整備。4―9月期、経常益5倍39億円
飯野海運が9日発表した2020年4―9月期連結決算は経常利益が前年同期比5倍の39億円に拡大した。主力のケミカル船やVLGC(大型LPG〈液化石油ガス〉船)の市況上昇が寄与。投資計画では国内造船で2…
【中間決算を読む】(2)川崎汽船、資産売却、自己資本拡充
川崎汽船の2020年4―9月期連結決算は、営業損益はコロナ禍のあおりを受けたものの、経常利益は前年同期比25%減の99億円と黒字を確保した。営業外収益でオーシャンネットワークエクスプレス(ONE)か…
郵船調査G予測、海上荷動き、21年 石炭・原油回復。コロナ禍 反動で
日本郵船の調査グループは9日、ドライバルクと原油タンカーの船腹需給予測を発表した。2021年の石炭の荷動き(トンマイルベース)は、コロナ禍による景気減退で落ち込んだ反動で前年予想比5・5%増と予想。…
郵船グループ、保有船3隻 認定。MPAから、環境対応で
日本郵船は9日、同社と同社グループのNYKバルクシップ(アジア)社(NBAsia、シンガポール)が保有するLNG(液化天然ガス)船、石油製品タンカー計3隻が、シンガポール海事港湾庁(MPA)のグリー…
国交省、JMETS教育高度化を。船員養成改革へ骨子案
国土交通省は9日、船員養成の改革に関する検討会を開き、最終取りまとめに向けた骨子案を示した。これによると、JMETS(海技教育機構)の教育内容の高度化や学校体制の在り方、産学官の連携強化などが求めら…
自民海造特、今治など15市が造船支援を要望。海事立国議連と合同会議
自民党の海運・造船対策特別委員会と海事立国推進議員連盟の合同会議が9日、党本部で開かれ、地元に造船所がある北海道函館市や愛媛県今治市、広島県呉市など15市長から連名で造船業の支援を求める要望書が提出…
JMU、営業損益 黒字転換。4―9月期、不採算工事減
ジャパンマリンユナイテッド(JMU)が9日発表した2020年4―9月期連結決算は、営業損益が5億円の黒字(前年同期は35億円の赤字)に転換した。不採算工事の減少や固定費の費用発生のずれが寄与したほか…
三井E&SHD、造船子会社株譲渡へ作業継続
三井E&Sホールディングス(HD)の岡良一社長は9日、テレフォンカンファレンスで開催した2020年度第2四半期決算説明会で、傘下の三井E&S造船の株式を常石造船に一部譲渡する作業や、艦艇事業の譲渡に…
シンガポール船籍、9600万総トン突破。世界5位維持
シンガポール海事港湾庁(MPA)はこのほど、シンガポール船籍の登録規模が9600万総トンのマイルストーンを超えたと発表した。シンガポール船籍は世界の旗国の中で5番目の地位を維持している。MPA…
内航総連、9月期建造申請船、12日理事会で認定
日本内航海運組合総連合会は12日の理事会で、暫定措置事業での2020年9月期船舶建造募集の申請船の建造を認定する。応募船は9月20日の応募受け付け終了時点で32隻・6万9400重量トン(貨物船・重量…
サノヤス、通期営業損失40億円見込む
サノヤスホールディングスは9日、2021年3月期の通期連結業績予想について、営業損失が前期の17億円から40億円へと赤字幅が拡大しそうだと発表した。新型コロナウイルス感染症の影響を合理的に算定するこ…
SIPスマート物流サービス、自動データ収集 成果発表。田中氏・小野塚氏らが講演
SIPスマート物流サービス管理法人(港湾空港技術研究所)は6日、東京都内で「SIPスマート物流サービスシンポジウム2020」を開催した。内閣府の大型研究開発「戦略的イノベーション創造プログラム(SI…
東京都、東京港長期構想 検討開始へ。次期港湾計画改定の指針に
東京都は19日に都港湾審議会を開き、東京港の次期港湾計画改定に際し指針となる「長期構想」の検討に着手する。10―15年スパンの期間の港湾整備方針などを定めた港湾計画よりも長期間の方向性を定めた長期構…
【航空混載】近鉄エクス、輸出重量3%減と改善、アジア 微減にとどまる
近鉄エクスプレスが9日発表した10月の日本発着航空貨物取り扱い実績は、輸出重量が前年同月比3%減の1万777トンと23カ月連続で減少した。前月(15%減)からマイナス幅が改善。全方面が減少したが、ア…
【航空混載】阪急阪神エクス、輸出重量 微減3800トン。米州は2桁増
阪急阪神エクスプレスの10月の日本発着航空貨物取り扱い実績は、輸出重量が前年同月比1%減の3836トンと22カ月連続で減少した。米州は2桁のプラスだったが、欧州が減少したほか、アジアもわずかに前年を…
【4―9月期】日新、経常益74%減。物流復調も旅行厳しく
◇日新 経常利益は前年同期比74%減の6億1200万円。物流事業は国内外ともに復調傾向にあるが旅行事業が依然厳しく、売上高33%減の691億円、営業損益は2億5100万円の赤字になった(前年同期は1…
【4―9月期】丸全昭和運輸、経常益6%増、原価低減進む
◇丸全昭和運輸 経常利益は前年同期比6%増の46億円だった。主力の物流事業は、新型コロナウイルス対策製品を除いた大部分の貨物取扱量が減少したが、原価低減により増益に寄与した。売上高は5%減の578億…
【4―9月期】安田倉庫、経常益8%減。新拠点稼働費響く
◇安田倉庫 経常利益は前年同期比8%減の20億円。物流施設新設に伴う租税公課の増加などが響いた。売上高は2%減の228億円、営業利益は12%減の16億円、純利益は12%減の13億円だった。セグ…