欧州船主、船管とDX協業。安全・環境、ニーズ高度化に対応
欧州船主が船舶管理会社と協業して、デジタルトランスフォーメーション(DX)を急いでいる。用船者の安全や環境に関する要求の高度化に対応するには、デジタル技術の活用が鍵を握るとみられるためだ。デジタル技…
ONE、東京港に臨時船投入。北米向け、11月中旬にも
オーシャンネットワークエクスプレス(ONE)は11月中旬にも、日本寄港の北米西岸向け臨時船を投入する。北米向けでは現在、日本を含めたアジア発の旺盛な荷動きにより、スペースが逼迫(ひっぱく)してロール…
DSVパナルピナ、プライムカーゴ買収。三井倉グループから
DSVパナルピナは28日、三井倉庫グループで国際フォワーディングを手掛けるデンマークのプライムカーゴ(本社・コリング)を買収したと発表した。買収対象にはデンマークに加え、ポーランド、中国の事業を含む…
【インタビュー LNG燃料船の船員育成】日本郵船専務執行役員・小山智之氏、30年にLNG焚き60隻体制
海運のGHG(温室効果ガス)削減に向け、世界でLNG(液化天然ガス)燃料焚(だ)き船舶が増加しつつある。しかしLNG燃料船の船員には国際条約上における資格取得が義務付けられ、普及拡大の課題となってい…
ソブコムフロット、砕氷LNG船3隻を長契。アークティック2向け、大宇で23年竣工
ロシアの海運大手ソブコムフロットは28日、北極圏のLNG(液化天然ガス)プロジェクト「アークティックLNG2」の事業主体との間で、砕氷LNG船3隻の新造長期用船契約を結んだと発表した。ソブコムフロッ…
マニラ首都圏など、11月末までGCQ。移動規制継続
世界最大の船員供給国フィリピンは新型コロナウイルス感染防止のため、国内での移動規制、隔離措置を継続している。同国政府は11月末まで国際空港のあるマニラ首都圏などを引き続き、一般的隔離措置(GCQ)の…
川崎重工船舶海洋部門4―9月期、営業損失14億円で横ばい。修繕好調も新造工事減少
川崎重工業が29日発表した2020年4―9月期連結決算は、船舶海洋事業の営業損失が14億円と前年同期並みだった。修繕船の売り上げ増加効果があったものの、新造船の工事量減少や操業差損の発生などで相殺さ…
ダイハツディーゼル、4―9月期営業損失5100万円。新型コロナでメンテ需要停滞
ダイハツディーゼルが29日発表した2020年4―9月期連結決算は、営業損益が5100万円の赤字に転落した。前年同期は6億4600万円の黒字だった。新型コロナウイルス感染症により世界の荷動きが停滞。主…
トタル、LNG焚きのアフラ4隻用船
仏エネルギー大手トタルは28日、LNG(液化天然ガス)燃料に対応したアフラマックスタンカー4隻を定期用船すると発表した。デンマークのハフニアとノルウェーのバイケンシッピングから各2隻を用船する。LN…
日本郵船、名古屋証取への上場廃止を申請
日本郵船は29日、名古屋証券取引所への株式の上場の廃止を申請すると発表した。11月5日に上場廃止を申請する予定で、申請書類が受理された後、1カ月後に上場廃止となる。…
経産省、アンモニア調達強化へ。舶用エンジン利用も
経済産業省は、燃焼時に二酸化炭素(CO2)を排出しないアンモニアの海外調達を強化する。クリーンエネルギーである発電燃料として安定供給できれば、舶用エンジンや石炭火力発電などに活用し、CO2排出を抑制…
サムスン重工、スエズ型相次ぎ受注。ギリシャから追加2隻
韓国造船大手のサムスン重工業がスエズマックスタンカーを相次ぎ受注している。海外紙によると、ギリシャ船主ユニシー・シッピングから15万6000重量トン型2隻を成約したようだ。納期は1番船が2022年末…
IHI原動機、郵船のLNG燃料自動車船向け、2元燃料主機を納入
IHIグループのIHI原動機は29日、日本郵船が新来島どっくに発注したLNG(液化天然ガス)を主燃料とする次世代環境対応型自動車運搬船「SAKURA LEADER」向け主機として、「8X52DFデュ…
日立物流、海外事業・DXに注力。物流シェアリング拠点、中国・アジアに展開
日立物流は、SGホールディングス(HD)との資本業務提携の見直しに伴い取得した自己株式を、M&A(合併・買収)や提携など新たなパートナーとの「協創」に活用する。手元資金と併せて、海外事業の強化やデジ…
国交省港湾局、サイバーポート推進WG、NACCS連携や低料金化が普及の鍵
国土交通省港湾局はこのほど、27日に開催したサイバーポート推進ワーキンググループ(港湾物流)第1回会合の議事要旨をまとめ同省ウェブサイトで公開した。来年4月からの運用開始に向けた準備の状況や利用促進…
鴻池運輸、商談依頼までデジタル化、荷主の貿易業務負荷軽減
鴻池運輸は29日、荷主が輸出見積もりから正式発注に向けた商談依頼までをオンラインで完結できるサービス「Kクイック」を同日から開始したと発表した。これまで推進してきたICT(情報通信技術)基盤構築強化…
ANA、SAF燃料、日本発定期便で使用。ネステと覚書
全日本空輸(ANA)は環境負荷が小さい原料から製造されるジェット燃料「SAF」を、日本の航空会社として初めて日本発定期便で使用する。26日、フィンランドに本社を置くエネルギー企業Neste(ネステ)…
【北米航路 想定外の好況】(下)スペースもハコも足りず。「北米の処理能力に懸念」
■ブッキングが取れない 「うちの貨物を軽く見ていますよね、と毎日お客さまからお叱りを受ける日々です」 ある船社の営業担当がこう嘆息する。空前の活況に沸く北米航路。アジア発を中心に過去に…