郵船・川汽、LNG船7隻 長期契約。カタール向け、収益基盤を強化
日本郵船と川崎汽船は10日、両社とマレーシア船社、中国船社の4社が出資する合弁会社を通じて、カタールの国営エネルギー会社カタールエナジーとLNG(液化天然ガス)船7隻の長期定期用船契約を結んだと発表…
乾汽船、経常益137億円見込む。通期を上方修正
乾汽船は10日、2023年3月期通期連結経常利益が前期比2%増の137億円になりそうだと発表した。堅調なハンディサイズバルカー市況や為替影響を見込み、前回(5月)予想(105億円)から上方修正した。…
日本郵船、既存BCのGHG減推進。リプレースや省エネ装置、ケープなど計240隻
日本郵船はケープサイズ、パナマックス、チップ船から成る既存のドライバルク船240隻のGHG(温室効果ガス)排出削減に向けて、環境性能に優れる船型への入れ替え(リプレース)や、省エネ付加物の搭載などを…
SBI、MOLケミカルと2隻用船契約締結
金融大手SBIグループのSBIリーシングサービスは9日、商船三井グループのケミカル船事業会社MOLケミカルタンカーズとケミカル船2隻の裸用船契約を結んだと発表した。船舶ファイナンスのメニューを拡充し…
【インタビュー 新トップに聞く】共栄タンカー社長・近藤耕司氏。買船や借船も選択肢に
VLCC(大型原油タンカー)などの長期貸船契約主体の事業運営で安定経営に定評がある共栄タンカー。近藤耕司社長は新造船価格の高騰を受けて、「新造自社船にこだわらず、中古買船や定期借船も検討していきたい…
パンオーシャン、LNG船2隻発注。カタール向けか
韓国船社パンオーシャンは9日、LNG(液化天然ガス)船2隻を新造整備すると発表した。建造ヤードや竣工後の投入先など詳細は不明だが、カタールの国営ガス会社カタールエナジー向けの可能性もありそうだ。…
【バルチックWeekly市況リポート】(8月1―5日)ケープ、太平洋が5000ドル台まで下落
■ケープサイズ 当週は船主にとって忘れられない週となった。運賃は下落し、5航路平均のスポット市況は日建て1万5000ドルを下回って週を終えた。太平洋航路とバックホールでは、用船者が弱いセン…
建機、想定超える輸送需要。インフラ投資など、米向け拡大
自動車船・RORO船で運ばれる建設機械の輸送需要が旺盛な状況が続いている。米国の輸入が拡大しているためで、自動車船・RORO船オペレーター(運航会社)は建機メーカーの輸送需要に応え切れず、一部で貨物…
海運大手3社、ONEから配当1兆円超。21―22年。配当性向45%
海運大手3社のコンテナ船事業統合会社オーシャンネットワークエクスプレス(ONE)が2021―22年にかけ株主である海運大手3社に支払った配当は合計約1兆702億円に上った。好調なコンテナ船市況を背景…
【水平線】サハリン2の行方
「ある時点で決断しなければならないだろう」▼日本郵船の関係者はサハリン2のソブコムフロットとの共有船の持ち分取得について非公式にこう漏らしていた。▼今回、ロシア政府がサハリン2について新しい…
【市況2022】ケープサイズ、主要航路続落1.1万ドル。邦船社、洋上待機も視野
鉄鋼原料を輸送する18万重量トン級ケープサイズ市況が続落している。足元の主要航路平均値は3カ月半ぶりに日建て1万1000ドル台を付けた。主要揚げ地の中国の需要が見通せず、センチメント(市場心理)が悪…
招商局能源運輸、LNG船3隻長契。シノケムと
中国船社の招商局能源運輸(CMES)は5日、国有化学大手の中国中化集団(シノケム)の関係会社とLNG(液化天然ガス)船3隻の長期用船契約を結んだと発表した。シノケムが北米から輸入するLNGの輸送に投…
ノルデン、通期純利益を上方修正。最大6.4億ドルに
デンマークの不定期船大手ノルデンは4日、2022年12月期通期の純利益予想を5億6000万―6億4000万ドル(758億―866億円)に上方修正すると発表した。プロダクト船市況の上昇などが寄与した。…
エクスマール、FLNGをEniに売却。FSU10年契約も
ベルギー船社エクスマールは5日、イタリアの石油・ガス大手EniにFLNG(浮体式LNG〈液化天然ガス〉生産設備)「TANGO FLNG」を売却することで合意したと発表した。FSU(浮体式LNG貯蔵設…
サハリン2、露が新運営会社
ロシア政府は3日、2日付政令として日本の商社も権益を持つ石油・天然ガス開発事業「サハリン2」について、新たに運営会社を設立すると発表した。新会社への移管はプーチン大統領が6月30日に署名した大統領令…
共栄タンカー、4―6月期経常損益、2800万円の赤字転落
共栄タンカーが5日に発表した2022年4―6月期の連結経常損益は2800万円の赤字だった。船舶の取得や円安による修繕費の上昇で船費が増加し、前年同期の1億6800万円の黒字から赤字転落した。売…
日本郵船、LPG焚きVLGC4隻目。アンモニア輸送兼用、川重に発注
日本郵船は4日、LPG(液化石油ガス)も燃料として使用できる2元燃料エンジンを搭載した、大型LPG・アンモニア運搬船シリーズ4隻目のVLGC(大型LPG運搬船)を川崎重工業へ発注したと発表した。川崎…
【市況2022】ケープ、主要航路1.5万ドル割れ。市場心理悪化、中国需要減の懸念
鉄鋼原料を輸送する18万重量トン級ケープサイズバルカーのスポット用船市況が軟化している。足元の主要5航路平均値は3カ月半ぶりに日建て1万5000ドルを割り込んだ。中国の需要減が懸念される中で、市場心…