商船三井、風力推進BC発注。24年竣工 大島造で2隻目
商船三井は10日、グループ会社の商船三井ドライバルクが運航し、木質バイオマスエネルギー大手の米エンビバ向け木質ペレットを輸送するバルカーに、風力を船の推進力として活用する硬翼帆式風力推進装置「ウイン…
輸組まとめ、受注15%増94万総トン。7月、減速も5年ぶり高水準
日本船舶輸出組合が10日発表した7月の輸出船契約(受注)実績は、前年同月比15%増の94万総トンだった。隻数はバルカーを中心に1隻増の19隻を確保した。春先から成約が急増していた今年の実績で見ると、…
GTT、DNVからAiP取得。液化水素運搬船
LNG(液化天然ガス)タンクライセンサーの仏GTTはこのほど、メンブレン型液化水素タンクを搭載する液化水素運搬船のコンセプトデザインについて、ノルウェー船級協会(DNV)から基本承認(AiP)を取得…
MODEC1―6月期、税引き前益47%減。金融費用増などで
三井海洋開発(MODEC)が10日発表した2022年1―6月期連結決算(国際会計基準IFRS適用)は、税引き前利益が33億円で、前年同期比47%減だった。FPSO(浮体式石油生産・貯蔵・積み出し設備…
寺崎電気4―6月期、経常益2.1倍4.4億円。原材料高も円安享受
船舶用システム製品などの事業を手掛ける寺崎電気産業が10日発表した2022年4―6月期連結決算は、経常利益が前年同期比2・1倍の4億4400万円となった。営業段階では原材料価格の高騰などで減益だった…
ササクラ、通期下方修正 経常益45%減。原材料高など響く
船舶用造水装置などを手掛けるササクラは4日、2023年3月期連結業績予想の利益全項目を下方修正し、経常利益が4億円と前期比45%減になりそうだと発表した。5月発表の前回予想は7億円だった。原材料価格…
日舶工、第30回舶用技術フォーラム。9月6日に開催
日本舶用工業会は9月6日、「第30回舶用技術フォーラム」をウェビナー形式で開催する。2021年度に終了した日本財団助成の新製品開発助成事業5件の成果を発表。さらに、無人運航船の社会実装に不可欠な洋上…
サムスン重工、1―7月受注63億ドル。LNG船追加受注の可能性
韓国造船大手サムスン重工業の1―7月期受注高は、63億ドル(約8505億円、1ドル=135円)で前年同期比6%減だった。受注船の船種はLNG(液化天然ガス)船とコンテナ船に集中している。7月単月の成…
常石造船、新88型BC1番船竣工。汎用性維持し積載量向上
常石造船は9日、8万8000重量トン型(88型)バルカー「ワイドカムサマックス」の1番船を常石工場(広島県福山市)で7月28日に竣工したと発表した。同船型は、300隻以上の竣工実績を持つ82型バルカ…
揚子江船業1―6月期、造船売り上げ過去最高。純利益6割増280億円
中国民営造船大手・揚子江船業グループが7日発表した2022年1―6月期決算は、純利益が前年同期比64%増の14億元(約280億円)だった。主力の新造船事業が過去最高の売上高を記録し大幅増益となったほ…
大連船舶など、CO2回収装置搭載船、3カ国AiP取得
中国船舶集団(CSSC)傘下の大連船舶重工(DSIC)は、中国遠洋海運集団(COSCOシッピング)傘下の中遠海運能源運輸(COSCOシッピング・エナジー・トランスポーテーション)と共同で、CO2(二…
上海外高橋造船、FPSO船体部受注。世界最大級、SBMから
中国船舶集団(CSSC)傘下の上海外高橋造船はオランダのSBMオフショアから、FPSO(浮体式石油生産・貯蔵・積み出し設備)の船体部を受注した。中国船舶工業行業協会(CANSI)が8日発表した。世界…
ナブテスコ・東京計器、舵・主機 最適制御へ。低燃費・省力化、自律運航視野に
【関西】ナブテスコと東京計器は4日、船舶のさらなる燃費削減と省力化に向け、共同でシステム開発を進めると発表した。ナブテスコが有する推進器制御技術と、東京計器の舵制御技術を融合。船舶の状態や船外環境を…
佐世保重工4―6月期、最終黒字3.2億円。構造改革進展で
名村造船所グループの佐世保重工業の2022年4―6月期連結決算は、最終損益が3億2300万円の黒字に転換した。前年同期は1億4900万円の赤字だった。営業・経常段階では、初施工の大型艦船定期検査工事…
函館どつく4―6月期、利益全項目で黒字化。受注1隻内定
名村造船所の連結子会社、函館どつくの2022年4―6月期単独決算は、経常損益が11億円の黒字となった。前年同期は5億100万円の赤字。新造船部門で、原価削減活動の効果が出たほか、円安進行で多額の受注…
MODEC、東洋エンジと合弁会社。FPSO、EPCI事業強化
三井海洋開発(MODEC)は5日、FPSO(浮体式石油生産・貯蔵・積み出し設備)のEPCI(設計、資材調達、建造、据え付け)事業強化に向け、東洋エンジニアリングと合弁会社設立で最終合意したと発表した…
【竣工】旭洋造船、7500立方メートル型LPG船「BWEK BORNHOLM」
■旭洋造船 7500立方メートル型LPG船「BWEK BORNHOLM」 旭洋造船は7月29日、「PROSPER SUNWAITO」向け7500立方メートル型LPG(液化石油ガス)船「BWEK …
BV、新型硬翼帆にAIP。VLCC燃費25%削減
仏船級協会ビューローベリタス(BV)はこのほど、仏企業のクレインテクノロジーズとREELが共同開発した新型の風力推進装置にAIP(基本承認)を付与したと発表した。 SW270と呼ばれる硬翼帆は、飛行…
【新造船受発注リスト】2022年7月(本紙集計)
7月も、前月に続きカタール国営石油会社カタールエナジーが進める大規模新造LNG(液化天然ガス)船調達商談の韓国造船建造分案件が表面化した。中国造船はコンテナ船をロット成約。相対的に隻数は少ないものの…
近畿運輸局、機関分解から組み立て、工業系高校生が実習。ヤンマー尼崎工場で
近畿運輸局は7月26、27の両日、造船・舶用工業界の次世代を担う人材の確保を狙い、工業系高校生を対象とした職場体験授業を、兵庫県尼崎市のヤンマーパワーテクノロジー尼崎工場で開いた=写真。同運輸…