日本造船所、線表確定 じわり進展。新造商談〝秋の陣〟、先物納期で発注検討も
日本造船所はブーム期以来の先物まで進んでいた線表を新造商談〝秋の陣〟でじわりと伸ばしている。主要各社はドライ市況が復調した10月以降、主力の中小型バルカーで一定の受注を進め、2026年船台をほぼ完売…
常石造船、カムサ軸に累計27隻受注。メタノール燃料船 成約急増
ツネイシホールディングスグループ(常石グループ)の常石造船は、メタノール燃料船の成約をさらに積み増した。足元の累計受注隻数は、8万2000重量トン型(82型)のカムサマックスバルカーを中心に27隻に…
独MAN、26年末に2元燃料高速機関。メタノール対応に
独MANエナジー・ソリューションズは11月27日、「MAN175D」型高速エンジンのメタノール2元燃料バージョンが2026年末までに使用可能になると発表した。「MAN175DF―M」型となる新型エン…
日舶工、ライブ配信で舶用技術フォーラム
日本舶用工業会は30日、第31回舶用技術フォーラムをライブ配信で開催したと発表した。会員企業のほか、海運会社、造船所など134社から380人以上の視聴登録があった。第1部では、日本財団助成事業…
ツネイシHD、NKから検証声明書。常石G28社 GHG排出量算定で
常石グループの持ち株会社ツネイシホールディングス(HD)は29日、日本海事協会(NK)によるGHG(温室効果ガス)排出量・環境データの第三者検証を受け、それぞれ検証声明書を取得したと発表した。同社に…
JMU、セミサブ型浮体の連成解析完了。浮体式洋上風発関連で
ジャパンマリンユナイテッド(JMU)は29日、浮体式洋上風力発電に関する取り組みで、実機を想定した風車を搭載したセミサブ型浮体の連成解析を完了したと発表した。日本シップヤード(NSY)、東芝エネルギ…
ルイ・ドレフュス、飛行船活用へ。仏スタートアップと協力
仏船社ルイ・ドレフュス・アルマトゥール(LDA)はこのほど、電動飛行船の開発を進めているフライング・ホエールズと了解覚書(MoU)を締結した。積載量約60トンの大型飛行船「LCA60T」と船舶による…
日舶工、「海神丸」乗船研修。22社参加、自社製品を間近で
日本舶用工業会は24日、神戸大学の練習船「海神丸」で乗船研修を実施したと発表した。7―8日にそれぞれ実施した同研修には、22社から47人が参加した。同研修は日舶工の人材養成事業の一環で、日舶工…
川汽参画、液化CO2船竣工。輸送技術確立へ運航開始
川崎汽船などが参画する液化CO2(二酸化炭素)輸送の実証試験船「えくすくぅる」(タンク容積1450立方メートル)の命名・引き渡し式が28日、三菱重工業下関造船所(山口県下関市)で行われた。同船は山友…
HJ重工、造船部門 受注残高拡大。2兆4000億ウォンに
韓国のHJ重工業は手持ち工事量を伸ばしている。柱の一つ造船部門の受注残高は足元で2兆4000億ウォン(約2640億円、1ウォン=0・11円)となった。2021年末時点では1兆4000億ウォンレベルだ…
バルチラ、省エネ付加物供給。ハフニアのタンカー10隻に
欧州舶用メーカーのバルチラは23日、プロダクト・ケミカル船の改修用にプロペラ周辺の省エネ付加物を供給すると発表した。シンガポールのタンカー船社ハフニアが保有する船舶10隻が対象。プロペラ周りの水流を…
独MAN、酸化触媒プロジェクト。メタンスリップ70%削減
独MANエナジー・ソリューションズは20日、メタンスリップ(未燃焼メタンの排出)を大幅に低減する4ストロークエンジン用の酸化触媒を開発中だと発表した。これにより、メタンスリップの70%削減を目指し、…
【進水】内海造船因島、1900TEU型コンテナ船「BRIGHT FUJI」
■内海造船瀬戸田 1900TEU型コンテナ船「BRIGHT FUJI」 内海造船(広島県尾道市)が瀬戸田工場(同)で建造中のMI―DAS LINE向け1900TEU型コンテナ船「BRIGHT F…
テルサン、ハブヤード買収。北欧造船業での地位強化
トルコのテルサン・シップヤードはこのほど、ノルウェー造船大手のハブヤード・レイルビクを買収した。取引金額は3000万ノルウェークローネ(約4億1500万円)。20日に全ての手続きを完了した。これによ…
日舶工、鹿児島大で説明会。学生に舶用工業を解説。DX・GXへの取り組み
日本舶用工業会はこのほど、鹿児島大学郡元キャンパス(鹿児島市)で「舶用工業説明会」を実施した。同大学術研究院理工学域工学系の上谷俊平教授の協力の下、学生約90人が受講した。日舶工が人材確保対策…
来年の新造船市場予想、商談減速 受注1割減。先物納期 にらみ合い。船価、横ばいか微増
2024年の新造船マーケットは、主要造船所の線表が海運ブーム期以来の先物まで進んだことで新造商談が減速し、日本造船所の受注量は前年比で1割程度減少するとの見方が市場関係者の大勢を占めている。船価を巡…
韓国造船大手1―10月受注、2社ともマイナスも明暗。HD現代、10月ロット成約
韓国造船大手2社の1―10月の船舶関連受注は、共に前年同期比マイナスだった。ただ、最大手HD現代(旧現代重工業グループ)は相対的に堅調に推移。10月にはLNG(液化天然ガス)船17隻の正式受注を発表…
コンコルディア・ダーメン、水素燃料電池船を開発
オランダ造船大手ダーメン・シップヤーズ・グループのコンコルディア・ダーメンはこのほど、レンテン・シープバートから受注した世界初となる水素燃料電池貨物船「Antonie」の試運転を行った。同船はオラン…
【竣工】JMU有明、3055TEU型コンテナ船「WAN HAI 368」
■JMU有明 3055TEU型コンテナ船「WAN HAI 368」 ジャパンマリンユナイテッド(JMU)はこのほど、有明事業所(熊本県長洲町)で建造していたワンハイラインズ向け3055TEU型コ…
ハンファオーシャン、LPG・アンモニア船、1.2億ドルで受注
韓国造船大手ハンファオーシャン(旧大宇造船海洋)は27日、超大型LPG(液化石油ガス)・アンモニア運搬船1隻を受注したと韓国取引所に告示した。発注者はオセアニア船主としており、詳細は明らかにしていな…