LR・マースクなど、アンモニア燃料 指針策定へ。三菱重・郵船も参加
英船級協会ロイド・レジスター(LR)は19日、同協会の海事脱炭素化ハブがデンマークの海運大手APモラー・マースクグループの提唱で設立されたマースクゼロカーボンシッピング研究所などと共同で、アンモニア…
豪オリジン、川重 水素船受け入れへ。タウンズビル港とMOU
豪州で液体水素輸出プロジェクトを進めているエネルギー大手のオリジン・エナジーはこのほど、川崎重工業が開発している液化水素運搬船の受け入れに向け、同国クイーンズランド州タウンズビル港との間で港湾施設の…
CIMC、洋上風車設置船 建造。最大20メガワット対応
中国の海洋造船所CIMCラッフルズ・オフショアは、洋上風力発電所向け大型タービン設置船1隻を建造する。複数の建造オプションが付き、確定分を2023年1―3月期に引き渡す。新造船は12メガワットの洋上…
SKFマリン、USCG型式承認取得。バラスト水処理装置で
欧州のSKFマリンはこのほど、バラスト水処理装置でUSCG(米沿岸警備隊)の型式承認を取得した。USCGのマリン・セーフティー・センターがウェブ上で公表している型式承認発給・審査状況によると、取得は…
【竣工】新来島サノヤス造船、パナマックス型ばら積み貨物船「GCL LEADER」
■新来島サノヤス造船 パナマックス型ばら積み貨物船「GCL LEADER」 新来島サノヤス造船が水島製造所(岡山県倉敷市)で建造していたパナマックス型ばら積み貨物船「GCL LEADER」(8万…
古野電気、高機能魚群探知機を開発。動揺センサー搭載
古野電気は13日、低周波(38キロヘルツ)・高出力(4キロワット)を保持する、高機能魚群探知機「FCV―38」を開発したと発表した。同探知機には船の揺れに左右されることなく高精度な魚群情報・海底情報…
中国運輸局管内、新造船受注量。20年10―12月39%減13.6万トン
【関西】中国運輸局が14日付で公表した2020年10―12月の山口県西部を除く中国地方5県の管内造船状況は、新造船受注量が前年同期比33・3%減の14隻、総トン数は38・6%減の13万6200トンだ…
現代重工G、受注攻勢が続く。LNG船・VL複数隻成約
韓国現代重工業グループの受注攻勢が続いている。足元では、現代重工がLNG(液化天然ガス)船、現代三湖重工業はVLCC(大型原油タンカー)をそれぞれ複数隻成約した。現代重工グループを含む韓国造船大手は…
英H&W、洋上風発基礎8基受注。M&A奏功、近接地で製造
英エネルギー企業インフラストラータ傘下で再スタートを切った英領北アイルランドの造船所ハーランド&ウルフ(H&W)は16日、イタリアのエンジニアリング大手サイペムから、洋上風力タービン発電機(WTG)…
MAN、アンモニア燃料機関、実用化へ開発進む。4ストもPJ始動
独MANエナジー・ソリューションズはアンモニア燃料機関の開発を進めている。2024年までに大型外航船向けに実用化し、25年までには既存船もアンモニア燃料での航行を実現する改造パッケージを提供する。同…
名村造船、新造VL「HIKOSAN」 商船三井向け竣工
名村造船所は16日、伊万里事業所(佐賀県伊万里市)で建造した商船三井向け31万重量トン型VLCC(大型原油タンカー)「HIKOSAN」=写真=を引き渡した。国内石油会社との長期契約に投入される模様。…
IACS、次期カウンシル議長 初選挙で選出
国際船級協会連合(IACS)はこのほど、最終議決機関のカウンシル(議長=冨士原康一・日本海事協会〈NK〉理事会議長)で初の選挙を実施し、英ロイド船級協会(LR)グループCEO(最高経営責任者)のニッ…
【新時代の日本造船 生き残り戦略】(4)三菱造船社長・北村徹氏、CO2運搬船など3本柱
――足元の事業環境をどうみているか。「中国の造船所では資機材価格上昇や人民元高などもあり、船価を上げ始めている。2023年にも発効する見通しとなった既存船の燃費規制『EEXI』の動きもあり、そ…
蘭ダーメン、環境船の船主業に進出。米資産運用会社と提携
オランダ造船大手ダーメン・シップヤーズ・グループが船主業に進出する。米資産運用会社エントラスト・グローバルが設立したエコシップ保有会社プールス・マリンとの提携を通じて、ダーメンが建造する環境に配慮し…
常石造船、LNG焚きカムサ開発。CO2 4割減、EEDI3クリア
常石造船は15日、LNG(液化天然ガス)と重油の2元燃料焚(だ)き8万2000重量トン型バルカー「カムサマックスGF(ガス・フューエル)」を開発し、英ロイド船級協会から基本設計承認(AIP)を取得し…
ニュージャパンマリン九州、自動離着岸システム投入へ。年内めど、商船展開も視野
プレジャーボートの設計・開発を手掛けるニュージャパンマリン九州(本社・大分県国東市)は、準天頂衛星システム「みちびき」を利用した自動離着岸システムの搭載が可能な新型クルーザーを今年中に市場投入する。…
国内最大級ボートショー、横浜で開幕。オンライン展示も
国内最大級のマリンイベント「ジャパンインターナショナルボートショー2021」(主催・日本マリン事業協会=JMIA)の開会セレモニーが15日、横浜ベイサイドマリーナ(横浜市)で行われた。今回はリアル会…
J―ENG、UEエンジン連続受注。中国ライセンシーが2台
ジャパンエンジンコーポレーション(J―ENG)は14日、低速2ストローク舶用ディーゼル機関「UEエンジン」の中国のライセンシーである浙江洋普重機(YHM)が、中国内航バルカー向けに「6UEC33LS…
米エコクロール、新型バラスト装置を販売。フィルターレス
米エコクロールは14日、新型のバラスト水処理装置を販売すると発表した。同社は従来、フィルターと薬剤(二酸化塩素)注入の装置を提供。今回フィルターレス型をメニューに追加した。関連設備が少なくなることに…