JERA・奥田社長、郵船・商船三井と協業。水素・アンモニアSC「順調」
国内発電最大手JERAの奥田久栄社長は11月29日の定例会見で、同社の「水素・アンモニアサプライチェーン(SC)」構築の進捗(しんちょく)状況について「順調に進んでいる」と報告した。燃料アンモニアの…
ICS、「無実の船員解放を」、自動車船の拿捕受け声明
各国の船主協会が加盟する国際海運会議所(ICS)は11月29日、紅海南部のアデン湾を南下中に自動車船「GALAXY LEADER」が拿捕(だほ)されたことを受け声明を発表した。ICSは深刻な懸念を示…
ノーススタンダード、保険料5%引き上げ。P&I24年度更改
船主責任保険(P&I保険)を提供する英ノーススタンダードは11月20日、2024―25保険年度の契約更改で保険料率について5%のジェネラル・インクリース(GI、一括値上げ)を行うと発表した。保…
【語録採録】海事振興連盟会長・衛藤征士郎さん、海賊対処は海洋国家の責務
「海賊対処活動に参画することは海洋国家日本、海事立国日本の責務だ」 日本船主協会が4年ぶりに開いた「海賊対処活動に対する感謝の集い」で登壇し、海賊対処の重要性をこう強調した。ソマリア沖アデ…
【語録採録】統合幕僚長・吉田圭秀さん、付加価値の高い海賊対処活動
2009年3月から実施されているソマリア沖アデン湾での海賊対処について「自衛隊の統合運用、省庁間協力、多国間連携向上の3点で、付加価値の高い活動と言える」と語る。中でも省庁間協力については「海…
海事局長、商船攻撃「断固非難」。イスラエル系相次ぐ被害。IMOなどと連携
国土交通省の海谷厚志海事局長=写真=は29日の定例会見で、今月に入り相次いで発生しているイスラエル系船舶に対する攻撃事案について、「断固非難する」と強調した。「シーレーン(海上交通路)は世界共通の財…
トヨフジ海運、外航船で初のバイオ燃料。オセアニア航路で試験運航
【中部】トヨフジ海運は29日、オセアニア航路で運航する外航自動車運搬船でバイオディーゼル燃料を使用した試験運航を開始したと発表した。同社が脱炭素化に向けた解決策の一つに位置付けるバイオ燃料を、内航船…
自動車船、喜望峰経由の迂回検討。紅海拿捕。イスラエル関係船
イスラエル系船主が保有するとみられる自動車船が紅海で拿捕(だほ)されたことを受けて、自動車船を運航している海運会社が対応を急いでいる。アジアから欧州に向かっているイスラエル関係船について、ある船社は…
乾汽船・乾社長、「運賃市況は明るい」、ハンディサイズ中長期予測
乾汽船の乾康之社長=写真=は28日、主力のハンディサイズバルカーの中長期的な見通しについて「船舶の不足が想定され、市況は上昇圧力を得る。運賃市況は明るいと思われる」と述べた。同日オンラインで開催した…
郵船運営の比商船大、第12期生96人が卒業。「レガシー引き継ぎ活躍を」、曽我社長が激励
日本郵船は27日、フィリピンのマニラ近郊で同国パートナーのトランスナショナルダイバーシファイドグループ(TDG)と共同運営する商船大学NYK―TDG MARITIME ACADEMY(NTMA)で第…
国交省、中小企業イノベ創出へ。海運DX促進などで公募
国土交通省は28日、「中小企業イノベーション創出推進事業」の3回目の公募を開始したと発表した。「海運DX(デジタルトランスフォーメーション)促進」などを含む研究開発で、革新的な新技術を持つスタートア…
BIMCO、先進国向け石炭輸送17%減。再エネシフト・経済停滞
BIMCO(ボルチック国際海運協議会)のリポートで、今年1―10月に先進国が輸入した石炭の量は前年同期に比べて17%減少したことが明らかになった。特に発電に使われる一般炭は22%減少。2002年以来…
米国防総省、タンカー襲撃犯、ソマリア人5人を拘束
イスラエル系の英国船主が保有するケミカルタンカー「Central Park」が26日にソマリア沖アデン湾で武装グループに一時乗っ取られた事件について、米国防総省は27日、ソマリア人の襲撃犯5人を拘束…
【インタビュー 都市ガス脱炭素化】ツリー・エナジー・ソリューションズ日本総代表 太田健司氏、e―NG 26―27年輸出へ
次世代エネルギーを開発するベルギー企業ツリー・エナジー・ソリューションズ(TES)と大阪ガスは9月、CO2(二酸化炭素)とグリーン水素から生成する都市ガス原料「e―NG」(=eメタン、合成メタン)の…
喜望峰の会、4年ぶり再会。船田会長「呉船主の魂 次代に継ぐ」。勉強会に400人超が参加
広島県の呉地域の船主が中心となって組織する「喜望峰の会」の勉強会が27日、呉市内のホテルで開催された。主催者を代表し、喜望峰の会の船田洋行会長(船田海運社長)が「コロナ禍で一時中断していたこの会を4…
川崎汽船、自動運航の実証実験、RORO船営業運航で成功
川崎汽船は27日、子会社が運航する既存のRORO貨物船「第二ほくれん丸」(1万1413総トン)の営業運航で、自動運航システムの海上実証実験(PoC)に成功したと発表した。日本財団が推進する無人運航船…
船舶襲撃、インド洋・紅海で相次ぐ。イスラエル関係船、タンカーも
インド洋や紅海で船舶への攻撃や乗っ取りが相次いで発生している。24日にインド洋を航行していたコンテナ船がドローン攻撃を受けたと伝えられるほか、26日にはソマリア沖アデン湾でケミカルタンカーが何者かに…
COP28、海事関連サミット予定、IMOなどに提言へ
30日にアラブ首長国連邦(UAE)で開幕する国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)で、海事関連のイベント(サミット)が設けられるようだ。「Shaping the Future of …
商船三井、小中学生アンバサダー就任式。「運ぶ人の思いが、荷物を安全に運ぶ」未来を担う仲間たち 抱負語る
商船三井はこのほど、「MOL小中学生アンバサダー」就任式をオンラインで開催した。アンバサダーは豊かな海を守ることの大切や、海運業の魅力などを学び、未来を創る同世代の仲間たちに伝える役割を担う。今年は…