欧州船社、バイオ燃料利用加速。MSC・ノルデンも、テスト運航など
欧州船社によるバイオ燃料利用の動きが加速している。スイスのコンテナ船社MSCはロッテルダム港寄港船を対象にバイオ燃料の利用を開始。デンマーク船社ノルデンも同国政府支援事業の下、教育・研究機関を母体と…
【インタビュー 海運トップに聞く下期の舵取り】(4):飯野海運社長・當舍裕己氏。収支安定化へスポット圧縮
--2019年4-9月期の連結営業利益は前年同期比66%減の11億円だった。「想定外だったのはケミカル船マーケットの回復遅れだ。そのほかの船種については、ほぼ期初の計画通りに推移した」 「…
損保ジャパン、都内で船舶ロスプリセミナー。船員のストレス管理が重要に
損害保険ジャパン日本興亜は9日、東京都内で船舶ロスプリセミナーを開いた。海運会社や船舶管理会社などの関係者約40人が参加した。第1部では、東京海洋大学学術研究院海事システム工学部門の竹本孝弘教…
【インタビュー】ONEジャパン執行役員関西支店長・児玉浩氏。輸入取り込みに注力
インバウンド(訪日外国人)需要で盛り上がる関西地方。一方、コンテナ物流では、夏ごろから発着貨物にやや陰りが見られるなど、先行き不透明感が増しつつある。そうした中、オーシャンネットワークエクスプレス(…
国交省海事局、海事観光WG。航路情報オープンデータ化など議論
国土交通省海事局は6日、同省内で「第2回海事観光推進協議会ワーキンググループ(WG)」を開いた。今回は船舶と他の輸送モードと連携した広域周遊の推進手法のほか、航路情報のオープンデータ化の促進について…
商船三井、船長が出前授業。小学校の社会科で講義
商船三井は11月26日、東京都世田谷区立烏山小学校での5年生の社会科授業に船長を講師として派遣した。同校の児童たちは、「わが国の工業生産を支える貿易と運輸」について学習しており、今回の授業では「貿易…
中国船社WDIS、日中航路に新規参入。武漢-西日本航路開設
中国船社、武漢新港大通国際航運(WDIS)が日中コンテナ航路に新規参入した。総代理店に日新を起用。中国内陸河川港の武漢港と西日本を結ぶサービスを提供する。来年1月末から旧正月明けをめどに、定曜日化を…
日本郵船、環境経営連絡会。日本油化・MTIを表彰
日本郵船は5日、第13回グループ環境経営連絡会を11月25日に開き、グループ会社39社の中から日本油化工業、MTIの2社を表彰したと発表した。同2社は、環境負荷低減技術をビジネスに結び付けたことが高…
【インタビュー 海運トップに聞く下期の舵取り】(3):日本郵船社長・長澤仁志氏。デジタル化・環境対応推進(その1)
■ONEが黒字化 --上期(4-9月期)を振り返って感想は。「全体で見れば想定内の結果だったと思う。特に昨年苦戦したオーシャンネットワークエクスプレス(ONE)の黒字化については、よくここま…
【インタビュー 海運トップに聞く下期の舵取り】(3):日本郵船社長・長澤仁志氏。デジタル化・環境対応推進(その2)
■健全な方向に --不透明な中での下期(10-3月期)の舵取りは。「オーシャンネットワークエクスプレス(ONE)はやるべき課題や方向性がしっかり見えており、良い方向に向かっているのは間違い…
欧ユニフィーダー、星港船社を買収。アジアに輸送網
欧州域内フィーダー船社最大手ユニフィーダーはこのほど、シンガポール船社フィーダーテックグループの株式77%を取得した。フィーダー輸送ネットワークをアジア側にも拡大する。買収額は非公表。残る23%はフ…
国交省、年末年始の輸送安全総点検、全国で10日から
国土交通省は10日からの1カ月間、「年末年始の輸送などに関する安全総点検」を全国で開始する。旅客の輸送が増加する年末年始に旅客船を安心して利用できるように、緊急時に使用される設備を中心に事業者の自主…
日本郵船、排出量<回収量「カーボンネガティブ」な輸送へ。CO2をドライアイス化、海底貯蔵。国際プロジェクト参加
日本郵船は4日、国際的なプロジェクト「Decarbon ICE」に参加したと発表した。同プロジェクトでは、船上でCO2(二酸化炭素)を回収しドライアイスに変え、海底堆積物の中に貯蔵する技術を研究する…
商船三井、LNG燃料供給船を新造。トタルと長契2隻目、地中海で運航
商船三井は4日、仏エネルギー大手トタル子会社とLNG(液化天然ガス)燃料供給船の長期用船契約を締結したと発表した。商船三井は世界最大級の1万8600立方メートル型供給船1隻を中国の滬東中華造船(上海…
【インタビュー 会社発足20年黒字経営】ウィズダムマリングループ上席取締役日本代表・福井正幸氏、日本造船に発注続ける(その1)
台湾船主のウィズダムマリングループは2010年、台湾証券取引所に上場後、黒字経営を続けているほか、保有船のほとんどを日本造船に発注している。その理由を福井正幸上席取締役日本代表に聞いた。(聞き手 五…
トランプ政権、タンカー6隻制裁指定。PDVSA保有船、ベネズエラ産石油輸送で
米トランプ政権は3日、ベネズエラ産石油の輸送に従事したタンカー6隻を制裁対象に指定した。6隻は米国との取引が禁止されるとみられる。今後、用船者の中で同6隻の起用を避ける動きも起こりそうだが、海運関係…
政府、中東派遣閣議決定へ。防衛族に協力要請
自衛隊の中東派遣について、政府が閣議決定に向けて動きだしていることが4日、分かった。関係者によると、政府の国家安全保障局や防衛省が自民党の防衛族に対して与党での協議に向けて協力を要請している模様。派…
中国招商局、大連船舶重工にVLCC4隻発注。船価8300万ドル
中国招商局集団傘下の中国招商局能源運輸(チャイナ・マーチャンツ・エナジー・シッピング、CMES)は3日、中国の大連船舶重工(DSIC)にVLCC(大型原油タンカー)4隻を発注すると発表した。契約総額…
【インタビュー 会社発足20年黒字経営】ウィズダムマリングループ上席取締役日本代表・福井正幸氏、日本造船に発注続ける(その2)
■日本建造に利点 --日本造船で建造する理由は何か。「当社はスペキュレーター(投機的な取引をする投資家)ではない。輸送手段としての船を一定期間持つと考えた場合、中間・定期検査などによる入渠…
ハパックロイド、モロッコ港に10%出資。アフリカ・地中海ハブ
独船社ハパックロイドは2日、モロッコ・タンジェメド港第2期のコンテナターミナル3(TC3)に10%出資すると発表した。ハパックロイドがコンテナターミナル(CT)に直接出資するのは極めて珍しい。タンジ…