内航黒油タンカー逼迫。寒波襲来、電力不足で緊急輸送
寒波による電力需要急増で、西日本を中心に石油火力発電所向けの内航黒油タンカーの船腹需給が逼迫(ひっぱく)している。電力会社の緊急輸送ニーズを背景に、石油元売りや商社などが内航タンカー船社に対してスポ…
内航総連・栗林会長、消費財輸送落ち込みも。緊急事態宣言 影響注視
日本内航海運組合総連合会の栗林宏吉会長は14日の政策委員会後に記者会見を開いた。政府が11都府県に発令している新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態宣言による影響について「外食産業や観光産業向けな…
日本郵便、「海図150年」切手発行。3月12日から販売へ
日本郵便は14日、特殊切手「海図150年」を発行すると発表した。1シート840円(84円郵便切手10枚)で、切手の絵柄には海図第1号「陸中国釜石港之図」や、最新の大型測量船「平洋」など海上保安庁の歴…
海難審判日程、神戸2月分(船名、トン数、事件名、審判官、理事官の順)
2日 貨物船第1天照丸(498)養殖施設損傷、門戸、松崎 9日 貨物船エヌワイケーヴィーナス(97825)貨物船エスアイティシーオーサカ(9566)衝突、下條、大野 16日 漁船川崎丸(4・…
海難審判日程、広島2月分(船名、トン数、事件名、審判官、理事官の順)
2日 漁船第15海幸丸(125)乗り揚げ、藤岡、石山 4日 ヨットアマギリ(8・5)モーターボートエフケイビー号(7・50メートル)衝突、鎌倉、西村 8日 遊漁船やすらぎ丸(2・8)漁船海輝…
栗林商船、新造船「神永丸」就航。1万4000総トン型 内海造船で建造
栗林商船(栗林宏𠮷社長)は13日、北海道―仙台―東京―清水―名古屋―大阪航路に新造RORO船「神永丸」(1万4054総トン)を就航させた。同社は2019年末から21年初頭にかけて定期航路に同型シリー…
内航総連、あす理事会、書面開催に。緊急事態宣言受け
日本内航海運組合総連合会は政府の新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言を受け、15日に東京都内で開催予定だった理事会を書面開催に切り替える。理事会の書面開催は昨年6月以来7カ月ぶり。14日に都…
阪神国際港湾会社、SNSで阪神港発着フェリーPR。「#あえて船旅」キャンペーン。ご当地グルメ・乗船券、投稿者にプレゼント
いつかの船旅に思いをはせて――。阪神国際港湾会社は、コロナ禍で乗船客が減少している阪神港(神戸港、大阪港)発着のフェリー会社を支援しようと、「#あえて船旅キャンペーン」を展開中だ。SNS(交流サイ…
国交省、「海事観光特設サイト」開設。海を感じる多彩なコンテンツ展開
国土交通省は日本観光振興協会と協力し、新型コロナウイルス感染症収束後の海事観光の推進を目的に総合的プロモーションを実施している。この一環として、7日には「海事観光特設サイト」(https://c2s…
【インタビュー 内航海運のSDGs】アイテックマリン社長・石川和弥氏、デジタルで船員支援
国内物流の4割強を担う内航海運。経済・社会を維持するために必要不可欠なインフラだが、社会的認知度の低さが指摘される。2019年に起業したアイテックマリン(本社・福岡市)は、デジタル技術も活用し認知度…
内航5組合会長、船員の働き方改革に言及。船主・オペ・荷主の連携 重要
日本内航海運組合総連合会の傘下5組合トップがそれぞれ公表した年頭所感で、国の審議会部会で取りまとめた「船員の働き方改革」などについて言及した。長時間労働の是正や船員の労働環境改善などを進めていくため…
【ニュース深読み/内航】船員の働き方改革、国会へ。部会で法改正内容了承
デスク 内航船員などに対する働き方改革実現に向けた動きが進んでいる。A 国土交通省が昨年11月と12月にそれぞれ開いた交通政策審議会(国交相の諮問機関)の海事分科会船員部会で、改革実行に必要不…
鉄道・運輸機構、固定型の一部で利率を引き下げ
鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)は1日付で、共有船の使用料金利(年率)のうち、固定型の一部で利率を0・01―0・11%引き下げた。利率を引き下げたのは10年超11年以内、15年…
【新型コロナ】五管、118番の周知イベント中止。551蓬莱コラボは実施
第五管区海上保安本部(神戸市)は、神戸市内で10日と23日にそれぞれ予定していた緊急通報用電話118番の周知イベントの実施を取りやめた。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う措置。16日から31日までの…
佐渡汽船。今期に債務超過解消へ。増資で3.5億円調達
コロナ禍による輸送需要減で債務超過に陥っている佐渡汽船は、2月に新潟県佐渡市を引受先とする第三者割当増資を実施し、約3億5000万円を調達する。同社は「行政支援を受けるめども立ち、現状、資金繰りの問…
佐渡汽船、貨物運賃改定。4月10%引き上げ
佐渡汽船は6日、貨物運賃を4月1日付で10%引き上げると公表した。貨物運賃は1981年4月1日に改定して以降、消費税導入や同税税率の引き上げ以外は改定を行わず現行の運賃を維持しており、40年ぶりの改…
第五管区海上保安本部、「551蓬莱」「トラッキー」とコラボ。緊急通報用電話 118番PR
第五管区海上保安本部(神戸市)は、海上保安庁緊急通報用電話番号の118番を周知する「118番の日」を18日に迎えるに当たり、関西人に愛され土産物でも人気の豚まん「551蓬莱(ほうらい)」と、プロ野球…
海難審判所、20年版 海難審判リポートを発刊
海難審判所はこのほど、2020年版の海難審判のリポート=写真=を発刊した。同リポートには、19年の海難の統計やその傾向、主な海難の事例とそこから得られる教訓などを掲載。海難審判所はテーマに応じて海難…
【海運トップに聞く 下期の舵取り】(6)川崎近海汽船社長・久下豊氏、コロナ影響も収益体制強化
――2021年3月期通期は営業、経常各損益で、1995年の上場以来初となる赤字予想を出すなど厳しい経営環境だ。「各事業分野とも新型コロナウイルスの影響を受けてきた。20年4―6月期は移動自粛、…
【年頭所感】栗林宏𠮷・船舶整備共有船主協会会長、建造支援制度の見直し進めたい
◆栗林宏𠮷・船舶整備共有船主協会会長 国土交通省は一昨年から交通政策審議会海事分科会の船員部会と基本政策部会で今後の内航海運の在り方や船員の働き改革の実現に向けた方向性を議論し、昨年9月にその結…