上野グループ、ISOタンクコンテナ参入。事業多角化、欧州バーチと代理店契約
石油製品・石油化学製品の海上・陸上輸送を得意とする上野グループが、事業多角化を加速している。昨年11月設立した子会社上野ロジケムが今年、欧州ISOタンクオペレーター大手バーチグローバル(本社・スイス…
欧州船社、バイオ燃料利用加速。MSC・ノルデンも、テスト運航など
欧州船社によるバイオ燃料利用の動きが加速している。スイスのコンテナ船社MSCはロッテルダム港寄港船を対象にバイオ燃料の利用を開始。デンマーク船社ノルデンも同国政府支援事業の下、教育・研究機関を母体と…
伊予銀行星港支店、船舶融資6割増1468億円。今期末見込み
伊予銀行の海事産業向けの貸出残高は、2020年3月末に前年同期比12%増の8404億円に増える見込みだ。シンガポール支店の海運向け融資は同6割増の1468億円で、同行の船舶融資をけん引する。6日に発…
バンカー調達最適化ツール、ベンライン代理店に。欧州の海運技術企業
デンマークとノルウェーに本拠を置く海運技術会社のバンカー・メトリック社は9日、東京都内で同社が開発したバンカー調達最適化ツールに関する会見を開いた。従来はベテラン海技者に頼っていたバルカーなどの燃料…
【インタビュー 海運トップに聞く下期の舵取り】(4):飯野海運社長・當舍裕己氏。収支安定化へスポット圧縮
--2019年4-9月期の連結営業利益は前年同期比66%減の11億円だった。「想定外だったのはケミカル船マーケットの回復遅れだ。そのほかの船種については、ほぼ期初の計画通りに推移した」 「…
GHG分析、ポセイドン原則に貢献。バルチック海運取引所、「アジアで会員増を」
英バルチック海運取引所のアジア部門を統括するスー・リン・ルー氏は日本海事新聞の取材に応じ、「アジアで会員数を伸ばし、その声を積極的にサービスに反映したい」と意気込みを語った。さらに、ルー氏は開発中の…
招商局集団、AVIC造船部門買収完了。国有ヤード3番手に
中国国有の海運・港湾大手チャイナ・マーチャンツ・グループ(招商局集団)は、同国国有航空機大手の中国航空工業集団(AVICグループ)の造船部門の買収を完了した。招商局集団は今回の買収により、統合・再編…
SBMオフショア、FPSO船体部を中国造船所に発注
オランダのSBMオフショアは5日、同社が開発したFPSO(浮体式石油生産・貯蔵・積み出し設備)の標準船型「Fast4Ward」シリーズ2隻の船体部の建造契約を結んだと発表した。受注したのは、中国船舶…
ABSなど、アンモニア焚き船開発へ。2700TEU型フィーダーコンテナ船
米船級協会(ABS)は5日、独MANエナジー・ソリューションズや中国船舶集団傘下の上海船舶研究設計院(SDARI)と共同で、アンモニア焚(だ)きの2700TEU型フィーダーコンテナ船を開発すると発表…
トレードウインズ編集長・ジュリアン・ブレイ氏、ニッポン造船、政府の効果的支援が大切
「フォーラムでは、日本の海運業界が直面する課題について率直に聞きたい。つまり、非常に困難な競争環境にある中、日本の海運・造船業界はどのような方向性を目指すべきなのかという点である」 海運専門紙と…
内航元請け、19年度上期油送船5%減。11カ月連続マイナス
日本内航海運組合総連合会がまとめた主要元請けオペレーター(運航船社)60社などの輸送実績調査によると、2019年度上半期(4-9月)の油送船の輸送量は前年同期比5%減の5590万8000キロリットル…
損保ジャパン、都内で船舶ロスプリセミナー。船員のストレス管理が重要に
損害保険ジャパン日本興亜は9日、東京都内で船舶ロスプリセミナーを開いた。海運会社や船舶管理会社などの関係者約40人が参加した。第1部では、東京海洋大学学術研究院海事システム工学部門の竹本孝弘教…
TSU、新社長にボスマ氏
ターボシステムズユナイテッド(TSU)の新社長に1日付で、ABBターボチャージングのロルフ・ボスマ氏=写真=が就任した。ローランド・シュワルツ前社長はABBターボチャージングのグローバルプロダクトグ…
大阪府市港湾統合、12日市会、可決濃厚。市側、統合効果改めて強調
【関西】大阪市と大阪府の港湾局の統合計画について、12日に開かれる大阪市議会本会議で関連議案が可決される公算が高まった。6日開かれた市会建設港湾委員会で質疑があり、田中利光港湾局長は大阪港と府営港湾…
印オールカーゴ、同業ガティに最大45%出資、エクスプレス事業強化
インド物流大手オールカーゴ・ロジスティクスは5日、同じくインドで物流事業を行うガティの株式を取得することを明らかにした。ガティの支配株主から、同社株式19・43%を約17億7900万ルピー(約27億…
【港湾セミナー】釜石港、内陸荷主に利便性PR。北上市で開催、過去最多260人
官民で作る釜石港湾振興協議会と釜石市は19日、岩手県北上市で「釜石港コンテナ航路セミナー2019inきたかみ」を開いた。岩手県内陸部の荷主企業などに同港の利便性をアピールするため毎年北上市・釜石市で…
横浜港、山東7港と覚書。相互協力体制強化へ
横浜市は6日、中国・青島港をはじめとする山東省内7港を管理する「山東省港口集団」と、相互の貿易と海運、客船寄港を促進することを目的とした覚書(MOU)を締結した。山東省港口集団は今年8月に発足…
【航空貨物】日通、11月輸出重量4割減。全方面がマイナス
日本通運が9日発表した11月の日本発着航空貨物取り扱い実績は、輸出重量が前年同月比38%減の1万7972トンと11カ月連続で減少した。全方面がマイナス。ただ、アジアは2割超のマイナスと前月(3割超減…
【インタビュー】ONEジャパン執行役員関西支店長・児玉浩氏。輸入取り込みに注力
インバウンド(訪日外国人)需要で盛り上がる関西地方。一方、コンテナ物流では、夏ごろから発着貨物にやや陰りが見られるなど、先行き不透明感が増しつつある。そうした中、オーシャンネットワークエクスプレス(…
海運集会所、年末懇親会で宮原会長「ポジティブに活路」
日本海運集会所は5日、東京・平河町の海運ビルで毎年恒例の年末懇親パーティーを開いた。会員の企業・団体から約450人が参加し、懇親を深めた。パーティーの冒頭、宮原耕治会長があいさつし、米中貿易摩擦やI…