内航黒油タンカー逼迫。寒波襲来、電力不足で緊急輸送
寒波による電力需要急増で、西日本を中心に石油火力発電所向けの内航黒油タンカーの船腹需給が逼迫(ひっぱく)している。電力会社の緊急輸送ニーズを背景に、石油元売りや商社などが内航タンカー船社に対してスポ…
LPG燃料、日本の元売りも採用へ。VLGCで標準仕様に
船舶用燃料にLPG(液化石油ガス)が採用される機会が増えつつある。日本のLPG元売りも、今年からLPG焚(だ)きのVLGC(大型LPG船)を採用する方針を固めた模様だ。日本の荷主がLPG2元燃料船を…
輸組まとめ、20年受注2割減。コロナで低迷も後半復調
日本船舶輸出組合が18日発表した2020年の輸出船契約(受注)実績は、733万総トンと前年比20%減だった。受注量はコロナ禍を受けた新造商談の停滞により、1―6月が前年同期から約4割減と低迷。これが…
米船社マトソン、20年10―12月期、営業益6倍弱。中国発サービス好調
米船社マトソンは11日、2020年10―12月期業績の速報値を公表した。海上輸送事業での営業利益は最大1億500万ドル(約109億円)で、前年同期比で6倍弱の数値となる見通し。中国―米国西岸サービス…
【インタビュー 造船支援 新段階、パッケージの肝】(上)国土交通省海事局長・大坪新一郎氏、生き残りへ進化・再編促す
国土交通省交通政策審議会海事分科会の海事イノベーション部会が、造船支援策に関する答申をまとめた。海事局は、答申に盛り込まれた施策を実行可能とする法改正案を2月上旬に国会へ提出する予定だ。大坪新一郎局…
シェル、米でLNG燃料供給船稼働。20年代半ばに世界15港で
オイル・ガスメジャーの英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルは13日、米国でLNG(液化天然ガス)燃料供給バージ「Q―LNG4000」が稼働を始めると発表した。同船の稼働により、シェルが運用するLNG燃料供給…
【MariTech 海事未来図】バルチラ、半自動運航ソリューション、米国船社に提供
欧州舶用メーカーのバルチラは13日、センサー技術とナビゲーションシステムを組み合わせて半自律運航を実現する「スマートムーブ・スイート(SmartMove Suite)」を発表した。同ソリューションは…
国交省、海事産業の基盤強化。関連法案、今国会提出へ
国土交通省は18日、同日開会した通常国会に海事関係法案として「海事産業の基盤強化のための海上運送法等の一部を改正する法律案(仮称)」などを提出すると発表した。同改正案では、事業再編や生産性向上による…
国交省、デジタル化を促進。海事分野、補助事業の公募開始
国土交通省は18日から海事生産性革命(ⅰ―Shipping)の一環として、先進船舶導入等計画策定支援事業の公募を開始した。募集期間は2月12日まで。同事業では、海上運送法に基づく先進船舶導入などの計…
【竣工】JMU津、次世代省エネ型ケープサイズバルカー「AZUL TIERRA」
■JMU津 次世代省エネ型ケープサイズバルカー「AZUL TIERRA」 ジャパンマリンユナイテッド(JMU)は18日、津事業所(津市)で建造していた次世代省エネ型ケープサイズバルカー「AZUL…
VLCC、1月中東積み約70件。備蓄取り崩し、船腹手当て減
複数の市場関係者によると、VLCC(大型原油タンカー)の1月分の中東積みの成約数は70件前後にとどまる見通しだ。コロナ前の月平均の成約数は約130件、コロナの影響が本格化した昨年5月以降は約90件で…
古野電気、通期を上方修正。営業益35億円
古野電気は14日、2021年2月期通期連結業績予想を上方修正し、営業利益が前期比45%増の35億円になりそうだと発表した。昨年10月発表の前回予想は30億円だった。20年3―11月期の業績が製品構成…
【新型コロナ】フィリピン、直接寄港の規制強化。感染国リスト拡充、31日まで延長
最大船員供給国フィリピンは、自国への直接寄港による船員交代の規制を一層強化した。新型コロナウイルスの感染が広がる国のリストを35カ国に拡充するとともに、これらの国に過去14日以内に寄港した船舶の船員…
NFE、ゴーラーLNG子会社買収。5190億円で
米エネルギーインフラ会社ニューフォートレス・エナジー(NFE)は13日、ノルウェー船社ゴーラーLNGの子会社で米ナスダックに上場するゴーラーLNGパートナーズ(GMLP)と、同子会社でブラジルでLN…
商船三井・富士石油の星港合弁、エクイノールにVL1年間貸船
海外紙によると、ノルウェーのエネルギー大手エクイノールが2019年竣工のVLCC(大型原油タンカー)「Asian Progress VI」を1年間、定期用船することを決めた。英国の船価鑑定大手…
ENEOSオーシャン、会社人事
ENEOSオーシャン 【役員人事】 (2月1日)取締役執行役員、船員部、海務部、工務1部、工務2部管掌海務部長兼安全環境品質管理室長委嘱(取締役執行役員、船員部、海務部、工務1部、工務2部管…
OA、日本寄港1ループ減。PNW輸入で継続寄港
仏船社CMA―CGMグループ、中国船社COSCOグループ、台湾船社エバーグリーンによるコンテナ船アライアンス「オーシャン・アライアンス」(OA)はこのほど、今春からの東西基幹航路の新体制を発表した。…
国交省港湾局、CNPなど新施策説明。主幹課長会議をウェブ開催
国土交通省港湾局は18日、全国の港湾管理者(地方公共団体)らに港湾関係の2021年度の予算案・制度・施策の概要などを説明する「主幹課長会議」をウェブ開催した。冒頭あいさつした高田昌行港湾局長は、脱炭…
北米西岸主要港、20年11月コンテナ、20%増の258万4000TEU
北米西岸主要港の2020年11月コンテナ取扱量は、7港合計で前年同月比20%増の258万4000TEUとなった。2桁増は2カ月連続。プリンスルパート港を除く6港がプラスとなった。ロサンゼルス(LA)…
大阪港、20年1―11月コンテナ、前年水準まで回復
【関西】コロナ禍で日本発着コンテナ貨物への影響が続く中、大阪港の2020年のコンテナ取扱個数は前年に近い水準まで回復している。大阪港湾局の集計では、1―11月累計が輸出入合計で前年同期比1・8%減の…