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 印刷 2022年07月22日デイリー版3面

航空混載】JAFAまとめ、上半期輸出重量9%減。3半期ぶりマイナス。中国都市封鎖 長期化響く

表・グラフ 表・グラフ

 航空貨物運送協会(JAFA)が21日発表した2022年上半期(1―6月)の日本発輸出航空混載重量は、前年同期比9%減の54万2692トンと20年下半期以来、3半期ぶりにマイナスに転じた。中国でのロックダウン(都市封鎖)長期化による物量の落ち込みや、海上からのシフトである「船落ち」貨物の海上回帰などが響いた。

 上半期重量は、TC1―3の全方面が3半期ぶりにマイナスに転じた。仕向け地別重量で見ると、TC1(米州)は前年同期比11%減だった。自動車関連の落ち込みで米国は中西部、南部、北東部が5―15%減。半導体関連の好調で米西部は17%増と伸長した。

 TC2(欧州)は0・9%減の微減。ベネルクス3国(ベルギー、オランダ、ルクセンブルク)が6%減、英国が16%減だったほか、域内で最も物量が多いドイツが1%減と微減だった。その他欧州は17%増と伸びたほか、イタリア、フランスもプラスで推移した。日欧間の航空輸送は、2月末のロシアによるウクライナ侵攻でスペースが縮小しているが、前年同月に比べ足元の需要が落ち着いていたことや各社がスペース確保を急いだため影響は限定的にとどまったもよう。

 TC3(アジア)は10%減だった。東アジアはけん引役の中国が20%減、香港が10%減と物量が低迷した。半導体関連の好調で台湾は13%増だった。東南アジアは自動車関連の物量が比較的多いタイ、インド、インドネシアが2割前後のマイナス。プラスだった国・地域ではマレーシアが6%増、シンガポール、ベトナムなどその他アジアは微増にとどまった。

 輸入件数は5%減の103万647件と20年下半期以来、3半期ぶりのマイナスだった。

■6月、輸出12%減

 6月の日本発輸出航空混載重量は、前年同月比12%減の8万8711トンと6カ月連続で減少した。全方面がマイナスだった。6月1日で上海市のロックダウンが解除されたが、物量の回復ペースが遅く、荷動きは鈍い状態が続いている。

 輸入取扱件数は、前年同月比0・9%減の17万5998件と5カ月連続で減少した。