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 印刷 2022年07月04日デイリー版3面

三菱商事、倉庫DX事業分社化。プロロジスなど6社参画

 三菱商事はシェアリング倉庫サービス「WareX(ウェアエックス)」、倉庫ロボットのサブスクリプションサービス「Roboware(ロボウェア)」など、倉庫事業DX(デジタルトランスフォーメーション)事業を、1日付で新会社Gaussy(ガウシー)に移管した。Gaussyには、三菱商事ロジスティクス、プロロジスなど6社が新たに資本参加。他社との共創により倉庫業界のDXの実現を目指す。

 Gaussyの出資企業は三菱商事のほか、三菱商事ロジスティクス、東京大学協創プラットフォーム開発(東大IPC)、プロロジス、三菱HCキャピタル、三菱地所、三井不動産のコーポレートベンチャーキャピタル。出資額などは非公表。産学連携、業界横断でのパートナーシップを通じて、各社が有するデジタル技術、物流不動産の知見・ネットワーク、金融知見などを持ち寄ることで、単独では実現困難な倉庫産業の課題に対する解決策の共創を目指す。

 国内倉庫市場は約7兆円の規模で、サプライチェーンの要所を構成する。一方、労働力不足や属人化、長期契約によるキャパシティー固定化などにより、非効率性が発生している。

 世界的にも同様の課題が発生しており、自律走行可能な倉庫ロボットの開発や倉庫の空きスペースのシェアリングなど、新たなビジネスモデルの普及が進んでいる。

 GaussyがRobowareとWareXの2サービスを提供する。Robowareでは立体仕分けロボットや棚搬送型ロボットなど、5機種の倉庫ロボットを取り扱い、現在全国14拠点で導入されている。

 WareXでは全国1000拠点を超える倉庫が登録されており、遊休スペースを活用した従量課金型の倉庫として、規模の大小を問わずさまざまな企業に利用されている。

 Gaussyは新たなパートナーの参画を得て、今後も倉庫ニーズや荷量の変化に柔軟に対応できる仕組みを構築し、企業に新たな選択肢を提供していくとしている。