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 印刷 2022年06月27日デイリー版2面

MariTech 海事未来図】ザブーン、クラウドで労務管理。船員の働き方改革実現へ

 海事産業のデジタル化に取り組むザブーン(本社・東京都中央区、戸高克也社長)は23日、スマートフォンやタブレットで船員の煩雑な勤怠管理をワンタップで記録し、自動で船員労務管理記録簿を作成できるクラウドサービス「MARITIME7(マリタイムセブン)」の提供を開始したと発表した。これまで紙で記録していた労務管理をデジタル化することで、船員の働き方改革をスムーズに実現する。

 国は4月1日、船員の長時間労働や長期連続乗船を改善するなどの船員の働き方改革実現を目的に、改正船員法などを施行した。

 船員労務管理SaaS(インターネット経由のソフトウエア提供)の「マリタイムセブン」では、改正船員法を全て網羅した労務管理記録簿を作成可能になった。船上での操作はスマホやタブレットでワンタップするだけ。「サービス導入による船上業務を妨げることはない」(同社)としている。

 今回の新サービスを導入すれば複雑な船員法に適応できるほか、同法の基準に抵触した際にはアラートで通知する。電波の届かない海域でもスマホやタブレットから勤怠管理ができ、オフラインの間に登録した勤務記録はオンライン時に同期化される。

 また、追加機器の導入や工事などの必要は一切なく、アカウント発行後すぐに勤怠登録が可能。乗下船の管理機能を標準搭載し、複数の船に乗下船する船員を一元管理することもできるという。