ドローンの利活用の現状-想定される海事業界への影響の考察-
 印刷 2022年06月22日デイリー版1面

商船三井株主総会、「成長戦略と調和」。橋本社長、ONEの配当方針

橋本剛氏
橋本剛氏

 商船三井は21日、定時株主総会を開催し、全議案を可決した。株主からは、好業績を上げた持ち分法適用のコンテナ船事業会社オーシャンネットワークエクスプレス(ONE)からの配当方針を問う声が上がった。橋本剛社長=写真=は「今後、ONEも環境対策に絡む船隊整備で巨額な資金が必要となる。手厚い自己資金を残しておきたいという経営上の要請もある。これに親会社3社の成長戦略も調和させる必要がある。引き続き安定的に配当を得られるよう、微力を尽くす」と語った。

 ONEからの配当に関しては、日野岳穣取締役専務執行役員も回答。「昨年度は歴史的好業績で、高い配当性向としたが、今後は投資と利益の累積との兼ね合いで、都度決定していく」と述べた。

 ウクライナ危機が起こる中での北極海の事業への影響も質問として上がった。松坂顕太取締役専務執行役員が「貸船業をしているが、貸出先の国際企業は制裁対象ではなく、リース料も遅滞なく入っている」と説明した。

 昨年完全子会社化した宇徳、ダイビルの経営方針に関する質問には、橋本社長が「当社の持つ海外の人脈、ネットワークを組み合わせ、成長を促進していく」と海外展開を強化する考えを示した。

 今回の株主総会の所要時間は1時間35分(前回は1時間15分)、来場者は同社役員を含め326人(同53人)、質問は12件(同4件)だった。