印刷
2022年05月17日 デイリー版2面
房総半島沖で貨物船座礁。コンテナ荷崩れ
第三管区海上保安本部(横浜市)によると、14日午前3時半すぎ、千葉県の房総半島沖で貨物船が座礁した。貨物船は香川県船籍の「めいせん2」(499総トン、長さ72・49メートル、幅12メートル)。房総半島の野島崎沖およそ13・5キロの海上で、貨物船の乗組員から「コンテナが荷崩れして船体が15度ほど傾いている」と118番通報があった。
横須賀海上保安部によると、貨物船には日本人の乗組員5人が乗っていた。船の救命いかだに避難していたが、全員が救助された。
貨物船はその後座礁したが、船体に目立った損傷はなく、16日午前時点で油の流出は確認されていない。
同船は、茨城港(常陸那珂港区)から大分へ向かうところだった。
16日現在、巡視船や、船主手配のタグボートで監視警戒中。同日午前8時40分ごろから、船主手配の作業船などで船固めや船体状況調査などの作業を始めた。
三管本部は14日に「貨物船めいせん2漂流対応対策本部」と、千葉海上保安部現地対策本部をそれぞれ立ち上げ、対応に当たっている。