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 印刷 2022年05月12日デイリー版2面

海外船管、長期乗船0.3%に改善。5月の船員交代指標

 世界の海上貿易の発展に取り組む国際的NPO「グローバルマリタイムフォーラム」(GMF、本部・デンマーク)はこのほど、アジア・欧州の主要な船舶管理会社の船員9万人を対象にした5月の「ネプチューン宣言船員交代指標」をまとめた。契約期間超過の船員の割合は4・5%で前月から0・3ポイント増となったが、11カ月超の長期乗船者は0・1ポイント減の0・3%に改善した。

 GMFは同指標を毎月公表。5月の指標では、契約超過の船員の割合は前月の4・2%から4・5%に微増となった。ただ、11カ月以上の長期乗船は0・3%で、1月以降続いていた0・4%から0・1ポイント改善した。

 GMFは「中国のロックダウン(都市封鎖)やウクライナ戦争の最中にもかかわらず、船員交代の状況は安定している」と報告している。

 交代地の状況については「シンガポールでは(船員交代の)規制が緩和されたが、他のアジアの国は依然として厳しい」と指摘。一方、世界のフライトの状況は改善傾向にあるとした。

 また、ロシア人やウクライナ人船員の交代で特にワクチン未接種者の場合、物流上の課題も生じていると報告している。

 GMFは新型コロナウイルスのワクチンの接種率も公表。5月は83・6%で前月から6・4ポイント増加した。ワクチン接種率は毎月段階的に上昇している。

 同指標に情報提供している船舶管理会社はアングロ・イースタン(香港)、ベルンハルト・シュルテ(ドイツ)、コロンビア・シップマネジメント(キプロス)、フリート・マネジメント(香港)、OSM(ノルウェー)、シナジー・マリン(シンガポール)、Vグループ(英国)、トーム(シンガポール)、ウォーレム(香港)など。