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 印刷 2022年04月18日デイリー版2面

山陽オイル、バイオ燃料で試験航海。広島湾 給油船で成功

13日に広島湾でトライアルを実施した
13日に広島湾でトライアルを実施した
最新バンカリング船「ぐろーばる6」
最新バンカリング船「ぐろーばる6」

 船主で舶用燃料供給を手掛ける山陽オイル(本社・広島市)はこのほど、広島湾で自社のバンカリング(燃料供給)船の燃料にバイオディーゼル燃料を混合使用するトライアル航海に成功した。従来燃料のA重油に7%のバイオ燃料を混合し、CO2(二酸化炭素)排出量を削減。内航分野でのバイオ燃料使用に先駆的に取り組むことで、低・脱炭素化に貢献する。

 今回のトライアル対象船は、小池造船海運(広島県大崎上島町)で4月27日竣工予定の最新バンカリング船「ぐろーばる6」(エンジン出力508馬力)。同船の建造費には広島銀行(本店・広島市)のグリーンローンを活用している。

 「ぐろーばる6」は2月に進水し、今月13日の試験航海でバイオ燃料の混合使用トライアルに成功した。

 バイオ燃料は、軽油代替燃料を開発・販売するレボインターナショナル(京都市)が供給。使用済み食用油をリサイクルしたバイオディーゼル燃料を使用する。

 山陽オイル関係者は「バイオ燃料は価格がまだ高く、混合使用にはコストや手間はかかるが、当社独自のSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みとしてCO2削減に取り組んでいく」と意気込みを語る。

 山陽オイルは今後、バイオ燃料の課題となるNOx(窒素酸化物)排出量の測定を重ねながら、さらなるCO2削減に向け、将来的にバイオ燃料混合率を20―30%に引き上げることも視野に入れる。

 山陽オイルは広島湾でバンカリング4隻を運航し、大型外航船や内航船に船舶燃料を供給。船主事業では外航船のハンディサイズバルカー3隻を保有している。