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 印刷 2022年01月25日デイリー版2面

石連会長、油価上昇の可能性示す。オミクロンなど懸念

杉森務氏
杉森務氏

 石油連盟の杉森務会長(ENEOSホールディングス会長、写真)は24日の定例会見で、今後の原油価格の動向について、地政学リスクや新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の影響など懸念材料を挙げ、「情勢次第ではさらに上昇する余地がある」と予想した。

 今月4日に開かれたOPEC(石油輸出国機構)加盟国と非加盟国で構成する「OPECプラス」では、昨年7月の会合で合意した協調減産の段階的縮小の方針を維持。杉森会長は、この決定について「世界経済は順調に回復しており、オミクロン株の感染拡大による原油需要の影響は軽微だと判断したと思われる」と説明。

 一方で、ロシアによるウクライナ侵攻や、イエメンの親イラン武装組織「フーシ派」のアラブ首長国連邦(UAE)攻撃などの地政学リスクを挙げた上で、「油価は一層上昇し、(1バレル当たり)80ドル 後半で推移している」と話した。

 今後の需要予測については「オミクロン株の世界経済に与える影響、来月2日の『OPECプラス』の議論、地政学リスクの高まりに注目したい。原油価格は当面80ドル台で展開すると予想するが、情勢次第ではさらに上昇する余地がある」と強調した。