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 印刷 2022年01月14日デイリー版3面

ヒアテクノロジーズ、国際物流の混乱 マップで可視化。世界11港、月別データ表示

インタラクティブマップのイメージ
インタラクティブマップのイメージ

 オランダのデジタル地図・位置情報サービス大手ヒアテクノロジーズは12日、国際物流の混乱を可視化するインタラクティブマップを公開したと発表した。2021年の世界主要11港でのコンテナ船滞留日数と周辺道路のトラック交通量を月別に表示できる形になっている。

 同社のデータと船舶情報サービス大手マリントラフィックのデータを組み合わせ、21年に海運のボトルネックが世界のどこに現れたか確認できるようにした。対象港湾はアブダビ、アントワープ、ハンブルク、ジュベルアリ、ロサンゼルス(LA)・ロングビーチ(LB)、メルボルン、ロッテルダム、ニューヨーク・ニュージャージー(NY・NJ)、ピレウス、シアトル、シンガポール。

 マップからは、11港全てでコンテナ船の滞留日数が19年よりも増えていることが分かる。例えば、LA・LBの滞留日数は2―6日以上と変動が大きいが、全体として19年の世界の中央値0・69日を大きく上回る。

 NY・NJでは6月に海上輸送、トラック共に交通量が増加し、秋にはトラックの交通量が急増した。アブダビでは7―8月にコンテナ船の滞留日数が大幅に増え、周辺道路のトラック交通量の増加と相関している。ハンブルクでは、同港とエルベ川対岸を結ぶトンネルを通過するトラックの交通量が年間を通して増えた。

 これに対して、シンガポールでのコンテナ船の滞留日数は年間を通して1日未満にとどまり、増加幅が小さい。

 インタラクティブマップのURLは、https://app.developer.here.com/supply-chain-meltdown-bottlenecks-port-truck-traffic/。自由に利用可能。