印刷 2022年01月11日デイリー版2面

年頭所感】飯野海運・當舍社長、変革をためらうな

■當舍裕己・飯野海運社長

 中期経営計画の重点強化策“グローバル事業のさらなる推進”では、ドバイ(アラブ首長国連邦)に現地法人を設立し、英国拠点も増強した。

 次の重点強化策“サステナビリティーへの取り組み”のキーワードは「アンモニア」だ。各営業部門の枠組みを超えた複合営業体制の確立を目指している当社にとって、原料にも燃料にもなるアンモニアはもってこいの貨物だ。

 2030年をめどに、業務改善、安全運航、ESG(環境・社会・企業統治)推進の実現を目的にDX(デジタルトランスフォーメーション)を進める。ファーストステップであるデジタル化の基盤整備の形ができてきた。今月からケミカル船の新たな運航管理システムが本格稼働する。4月から帳票を電子化する。春先から船舶管理統合システムも導入する。

 22年は現中期経営計画の最終年度になる。時代の要請を見極め、どうやって経済的価値と社会的価値を両立させるか、皆で考え話し合おう。昨年の創業記念日に伝えた「変革をためらうな」というメッセージは、今年も変わらない。