印刷 2022年01月07日デイリー版3面

トッパン・フォームズ、RFIDで車両検知自動化。トヨタと共同開発、港拠点に導入

 凸版印刷グループのトッパン・フォームズは4日、RFID(無線タグ)と光センサー技術を活用し、車両情報の収集と車両の台数管理を自動化する「車両通過検知システム」をトヨタ自動車と共同で開発したと発表した。当初はトヨタ自動車が完成車の輸出入を行う港拠点に導入。自動車船への荷役時の情報収集を効率化する。その後、トヨタの全国の物流拠点にも順次導入する予定という。

 製造・物流業界では人手不足を背景にデジタル化が進んでいる。RFID技術を活用したIoT(モノのインターネット)ソリューションは、資産管理や工程管理の有効な手段として活用されている。車両物流現場でも、入出荷などの管理に車両へのRFID搭載、リーダー導入などが進められているが、入出庫口で搬入と搬出の両方を行う現場は多く、RFIDの自動読み取りだけでは正確な搬出入台数を把握することが難しかった。このため、人手で1台ずつRFIDを読み取り、搬出・搬入を区別するといった作業負荷が発生していた。

 新システムはRFIDと光センサーを組み合わせ、通過する車両に搭載されたRFIDの読み取りと、通過方向の識別を自動で行う。車両の入出庫などに導入することで、従来手作業で行われていたRFID、バーコードの読み取りによる車両の情報収集、台数集計を、自動化することができる。

 また、新システムではRFIDリーダーと、光センサーで取得した車両情報を解析処理する独自のアルゴリズムを構築。これにより、車両の形状や色、設置環境の明るさなどに影響されることなく、さまざまな車種が通過する現場でも導入が可能となった。