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 印刷 2021年12月21日デイリー版2面

商船三井テクノトレード、新造バンカー船進水。来年3月 竣工予定

進水した「テクノエース」(商船三井テクノトレード提供)
進水した「テクノエース」(商船三井テクノトレード提供)

 商船三井テクノトレードは20日、同社が発注し本瓦造船(広島県福山市)が建造中の燃料供給船(バンカー船)「テクノエース」(347総トン)の命名・進水式が18日に行われたと発表した。同船は2022年3月の竣工を予定しており、4月中旬に東京湾内で初バンカリングを実施する。船舶管理は祝林タンカー(山口県下関市)が行う。

 商船三井テクノトレードは東京湾内で運航するバンカー船2隻を保有。今回進水した「テクノエース」は外・内航船向けの燃料供給事業を拡充し、足元のビジネスを強化するため東京湾内で運航する3隻目のバンカー船として計画された。

 「テクノエース」は優れた環境性能から、国土交通省が認証する「内航船省エネルギー格付け制度」において国内バンカー船では初の最高評価5つ星を獲得した。また、商船三井やジャパンハムワージ、三井造船昭島研究所などと共同で開発した省エネバルブ・フィン舵を搭載することで燃費削減を図り、さらなる省エネ効果を追求している。

 加えて接舷時の安全性を高めるため、新たに電磁石の利用によって接弦を補助する燃料供給船STS係船システムを開発・装備した。

 命名・進水式開催に当たっては、地域社会との触れ合いの一環として、福山市近辺の子どもたちを対象に造船教室を開催し、海事産業の魅力を発信。式典では広島県立福山誠之館高校音楽部によるブラスバンド演奏が行われ、本船の新たな門出に彩りを添えた。